6月9日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が、フジテレビ系情報バラエティ『ポップUP!』に関して、アシスタントプロデューサー・A氏が自殺未遂していたと報道。記事によれば、番組のチーフプロデューサー・X氏の“パワハラ”が原因だといい、業界関係者の間でも「前番組を上回るレベルの壮絶なパワハラ騒動が起こってしまった」(スポーツ紙記者)と問題視されているようだ。
今年4月4日にスタートしたばかりの『ポップUP!』。前番組『バイキングMORE』(2020年9月に『バイキング』から改題)は坂上忍がMCを務め、出演者と旬な話題で討論を行うなどワイドショー的要素が強かったが、『ポップUP!』はフジテレビの佐野瑞樹、山崎夕貴両アナウンサーがMCとなり、ニュースよりも生活情報や流行ネタを取り入れたバラエティ色の強い番組となっている。
「そんな『ポップUP!』ですが、裏ではパワハラ行為による自殺未遂者まで発生していたといいます。『文春』によると、フジ社員のX氏が制作会社社員であるA氏をパシリのように扱ったり、グループLINE上でA氏を小馬鹿にするような書き込みをしたりしていたそう。また、帰宅しようとしていたA氏に対し、X氏が嫌味を言ったため、A氏は局に泊まる日が続いたこともあるとか」(テレビ誌ライター)
ほかにもX氏から激しく叱責されるなどしたA氏は、薬物を過剰摂取して自殺未遂を図り、現在は休職中とのこと。さらに、X氏は別のアシスタントプロデューサー・B氏にもパワハラを行い、やはり休職に追い込んだという。
「『バイキング』時代も、坂上による出演者や番組スタッフへのパワハラ疑惑がたびたび報じられていて、ネット上でも『出演者に対する坂上の圧が怖すぎる』などと物議を醸していました。一時期は、坂上のパワハラ問題がきっかけとなり、番組が打ち切られるのではないかといった報道もありましたが、後継番組の『ポップUP!』では、パワハラ行為が行われていただけでなく、自殺未遂者まで出てしまったというから、目も当てられません。『ポップUP!』は、女性視聴者をターゲットに、親しみやすい情報バラエティを目指していたとみられるだけに、今回のパワハラ事件によるイメージの暴落は免れないでしょう」(前出・記者)
その結果、業界内では『ポップUP!』の早期打ち切り説もささやかれているようだ。
「もし『ポップUP!』が高視聴率だったなら、X氏を外して番組を継続させるという選択肢もあると思いますが、番組は初回3.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で発進後、すぐに1%台を推移するように。この大爆死状態に“文春砲”まで食らったということで、フジテレビ側が早々に打ち切りを決断してもおかしくありません」(同)
その前に、フジテレビは今回の報道に関して何かコメントを発表するだろうか。