ドラッグストアの売り場を席巻する、ヘアケア用品。化粧品はその場で色味や使い心地を確認できますが、シャンプーやヘアカラーなどはそうもいきません。「こんなはずじゃなかった……」と落ち込まないために、元美容師・AKKOが“おすすめ商品”を独断と偏見で選んじゃいます!
「頭皮ケア」に期待できる効果は?
近ごろ、ヘッドスパサロンやブラシ型の美顔器などが人気を集め、「頭皮ケア」に注目が集まっています。そもそも頭皮とは、髪が成育するために必要な「土壌」のようなもの。作物を育てるのと同じく、健康で美しい髪のためには、まず頭皮を整えることが重要です。
頭皮ケアは「頭皮を清潔な状態に保つ」ことと、「頭皮の血行を良くする」ことが大事。日ごろからシャンプーを怠らず、頭皮を清潔な状態に保つだけでなく、頭皮の血行を良くすることも、健康で美しい髪を育てるために必要だといえます。
血行を良くするためには、頭皮のマッサージがおすすめ。マッサージによってリラックス効果、さらには、加齢に伴う抜け毛や白髪の改善も期待できます。また、顔の肌と頭皮は1枚の皮膚でつながっているため、アンチエイジングのためにも、まずは簡単にできるマッサージから頭皮ケアを始めてみてほしいですね。
頭皮の「セルフマッサージ」で注意する点とは?
頭皮マッサージを行うタイミングは、いつでも大丈夫。朝起きた時や夜寝る前、シャンプーをする時などに行い、習慣づけることが重要です。ここでは、ご自分の「手」だけで簡単にできる方法を紹介します。
1)手のひらで頭全体を包み込むようにしながら、“痛気持ちいい”強さでプッシュします。目をつむりながら、数回行いましょう。
2)頭頂部から指1本分外側にずらした、少しくぼんでいる部分「通天」を刺激します。ここは“美髪のツボ”ともいわれている場所です。
3)指でこめかみを上に引き上げましょう。このとき、おでこのシワやたるみが引き伸ばされていることを意識してください。
4)最後に、5本の指を使って頭皮全体を頭頂部へ引き上げるようにマッサージ。頭皮の血行が良くなり、頭もスッキリしているはずです!
自分の手だけでもマッサージはできますが、優秀なセルフケアアイテムも多数。そこで今回は、3,000円以下のお手頃商品から、自分へのご褒美にしたい1万円以上の商品まで、価格別におすすめを紹介していきます。
「3,000円以下」頭皮ケアグッズおすすめNo.1
タングルティーザー「ザ・スカルプケア」(1,500円、税込み/以下同)
タングルティーザーといえば、無理な負担をかけることなく、スムーズに髪を解きほぐしてくれるヘアケアブラシ「ザ・オリジナル」がおなじみだと思いますが、頭皮ケア専用ブラシ「ザ・スカルプケア」も優秀なんです!
細めのブラシがピンポイントで頭皮に刺激を与えるので、しっかりと血行を促し、より良い頭皮環境へと導いてくれます。また、シャンプー時に使うと、頭皮の汚れや角質をしっかり取り除いてくれるので一石二鳥。濡れた手でも滑りにくく、手の大きさに関係なくフィットする形状もうれしいです。
「3,001円~1万円」頭皮ケアグッズおすすめNo.1
RELX「ヘッドスパ 電動頭皮ブラシ」(6,783円)
こちらは、電動頭皮ケアブラシの中ではお手頃に買えて、性能もいいおすすめの商品。ヘッドスパサロンのスタッフが監修しているという点も、ポイントが高いです。本体は防水仕様なので、シャンプーをしながらでも使用OK。
付属のアタッチメントを使い分ければ、頭皮だけでなく首や肩、フェイスラインのマッサージにも使えるので、コスパの面でも優秀だといえます。「電動頭皮ブラシを試してみたいけど、高価で手が出ない」という方に、ぜひおすすめしたいですね。
「1万円以上」頭皮ケアグッズおすすめNo.1
創通メディカル「MYTREX EMS HEAD SPA」(1万3,800円)
SNSでも話題のヘアマッサージャー。EMS(電気刺激)による刺激だけでなく、4つのローラーで「開く・閉める・押す・ひっぱる・揉む・つまむ」と6種類のハンドテクニックを再現しているのが、この商品の特徴です。シリコンブラシには弾力性があるので、頭皮を心地よくほぐしてくれますよ。
なお、こちらもアタッチメントを付け替えることで、頭の先から足元まで、全身のリフトケアが可能。頭皮ケアだけでなく、全身の美容にもってこいの商品です。この性能の高さで1万4,000円を切る価格は驚き。まさに、“お値段以上”の商品ではないでしょうか。