歌舞伎俳優の市川海老蔵が、10歳の長女・麗禾ちゃんと9歳の長男・勸玄くんについて、“食事制限を申し出た”とブログで報告。その後の対応が、ネット上で物議を醸している。
6月11日、自宅で子どもらと朝食を取った海老蔵は、「今日勸玄はブロッコリーで過ごすとさ」と題したブログを更新。勸玄くんがブロッコリーのみが入った器を手にしている写真とともに、「まじか! 今日ブロッコリーで過ごすそうです」とつづっている。
さらに、この約30分後のブログで、今度は「麗禾は本日は断食するそうです、、まじか!? 私の影響?! 無理なくね、私麗禾をしっかり見ておきます」と投稿。どうやら、娘の意思を尊重したようだ。
なお、海老蔵は同5日、「デトックスの為、プチ断食をする予定です。とても大変ですが、やろうと思います」「疲労も含め色々身体に蓄積しているので 明日から頑張る!!」と、専門家の指導のもとで水分のみの生活を送るとつづっていた。
「実際、翌6日には『今日からデトックス生活です!耐えられるか?!わかりませんが 精一杯頑張る!!』と断食をスタート。その後も『今日の目標は11リットルです!!!かなり大変ですが飲みきりたい』『なんか水生活だと ふとした瞬間に睡魔でぶっ飛びそうになる』と苦しさをこまめに記し、9日には『成し遂げました!85時間クリア!!』『マイナス5.35キロ』と喜んでいました」(芸能ライター)
そんな海老蔵を近くで見ていたからか、自ら食事制限をしたいと申し出た麗禾ちゃんと勸玄くん。大人のマネをしたがる子どもらしい行動にも見えるが、ネット上では海老蔵に対し「感心してる場合じゃないよ。成長期に何やらせてんのよ」「育ち盛りの子どもに断食はダメでしょ」「イスラム教徒だって、子どもは断食に参加しないよ」などと苦言が相次いでいる。
「海老蔵は麗禾ちゃんが断食を申し出た同日、Twitterに『本日から七月の歌舞伎座発売です! 今回は麗禾の歌舞伎座初お目見え 初の歌舞伎座での『仲国』上演、『夏祭浪花鑑』で市川家において初の親子共演、初物尽くしで御座います』と投稿。子どもたちにとっては、大舞台が控えている時期だけに、断食に勤しむ父親のプロ意識の高さを目の当たりにし、『自分たちも何かしなきゃ』と思い立ったのかもしれません。ただ、歌舞伎俳優である以前に成長期の子どもたちですから、ネットユーザーが“ブロッコリー”や“断食”に心配してしまうのも無理はないでしょう」(同)
海老蔵といえば昨年12月、ウェブメディア「新R25」に「理想の父親」として登場。インタビューで自身の子育て論を語る中、「我が家では、実際に投資の経験もさせています」「去年のアメリカ大統領選挙のときには、それぞれの候補者が勝ったときに経済にどんな影響があるか? そこを踏まえてどこに投資するか? ということを考えてもらって、私が代理で株を買っているんですよ」と驚きのやりとりを明かしていた。
「海老蔵は、さまざまなことを子ども自身に決めさせているようで、その理由を『とにかく自分の頭で考え、選択をする経験を積ませるためです』『大人になったとき、就職するも、結婚するも、子どもをつくるもすべて自分の選択なんですよ。だからこそ、子どものころから選択させる』と説明していました。子ども時代から人前に出ていた自らの経験から、歌舞伎業界で生き抜くためには、早熟さも必要と考えているのでしょう」(同)
今や日本を代表するイクメンとして、ブログにファンも多い海老蔵。ただ、その子育てを一般人が理解するのは、少々難しそうだ。