2018年末にジャニーズ事務所を退所し、現在はソロで歌手活動を続けている元関ジャニ∞・渋谷すばる。先日は、レコード会社との契約が“打ち切り”になっていたと報じられ、アーティストとして厳しい状況にあることが話題になったばかりだ。
そんな渦中の渋谷が、6月14日放送のラジオ番組『Skyrocket Company』(以下、スカロケ/TOKYO FM)に出演。関ジャニ∞時代の自身の態度について振り返ったほか、ジャニーズ事務所の後輩であるSexy Zoneに言及する一幕もあった。
渋谷は18年4月、メンバーとともに会見を開き、「海外で音楽を学びたい」といった理由から、グループ脱退とジャニーズ事務所退所の意思を発表。19年4月にワーナーミュージック・ジャパンと契約し、自主レーベル「World art」で音楽活動をスタートさせた。
しかし、CDの売れ行きは芳しくなかったようで、今年5月26日発売の「週刊文春」(文藝春秋)によれば、3月末をもってワーナーとの契約が終了したとのこと。ソロ転向後は特に「アーティスト気質」が強くなり、CDリリースの際のプロモーションにも非協力的だったことなどが報じられていた。
「実際、渋谷のメディア露出は以前に比べて激減していましたが、このほど『Skyrocket Company』に登場。渋谷自身、ファンクラブコンテンツの動画で『いつか出たいな』と話すほど、同番組のリスナーだったとか。この発言を聞いたファンが番組にリクエストし、オファーにつながったそうです。こうした縁で出演が決まったものの、本人は前のめりどころか『(番組が好きすぎて)出たくなかった』などとやや引き気味。その一方で、パーソナリティの浜崎美保(番組内での名称は秘書)はもともと渋谷のファンであり、マンボウやしろ(本部長)にとっても彼はかねてより気になる存在だったといいます」(ジャニーズに詳しい記者)
やしろは渋谷を意識したきっかけについて、十数年前から歌い方に注目していたと説明。さらには「これを今さら蒸し返すようで、言っていいのかわからないんですけど。メンバー全員でヒーローの格好かなんかをしてる、たぶん舞台あいさつか……」(やしろ)と切り出すと、渋谷は「『エイトレンジャー』ってやつですね」と返答。どうやら、やしろは関ジャニ∞が主演を務めたヒーロー・アクション映画『エイトレンジャー』(12年公開)『エイトレンジャー2』(14年)の映像を何かで目にしたのだろう。
やしろが「メディアの宣伝かなんかの時に、明らかに渋谷さんのテンションが低かったので。俺、ウソだろ? って思ったんです」と印象を語ると、「いやいやいや! 役作りやな~。(役に)入ってたんやろな~」とお茶を濁す渋谷。再び、「1人だけ、ヒーローにあるまじき表情で」(やしろ)と指摘を受けるも、「でもそういう役柄やったからな。完璧やったな」と、あくまで役作りの一環でテンションが低いように見えただけだと主張した。
「また、やしろが『(ソロアーティストになって以降は)結構、露出も抑えてる部分あるじゃないですか』と聞くと、渋谷は『そうですね』と肯定。『選んで、抑えてる。そんな中でダメ元で、僕たちは秘書もファンだし、もともと好きだから。「ダメ元でオファーだけしてください」ってプロデューサーに言った』(やしろ)と、出演依頼に至る経緯を明かす場面もありました」(同)
なお、やしろは番組中に渋谷の楽曲をかけようとしていたが、『スカロケ』いちリスナーの渋谷は宣伝に消極的。「ゲストやからその人の曲かけます、みたいなのやめましょう」「(自分の)曲はいいと思う。恥ずかしいもん」などと拒否し、パーソナリティの2人は困惑気味していた。最終的に、やしろが「間とって、セクゾ(Sexy Zone)ぐらい流します?」と提案。
すると渋谷は、
「いいっすね! そういうのがいい、なんか。いいじゃないですか。Sexy Zone、最高や! それいきましょう! Sexy Zoneの一番有名なやつにしましょう。めっちゃおもろいやん。キャッチーなやつ、一番。みんな知ってるやつ。それいきましょう」
とノリノリで許可。リスナーにメッセージを求められると、「今となっては(番組に)出れてよかったんですよ」と述べつつ、「これで穏やかな日常に戻りますんで、ニ度と来ないです!」と悪態をついていた。
そして、Sexy Zoneのデビュー曲「Sexy Zone」がかかる中、今後の活動について質問されると「もっともっとSexy Zoneをアピールしていきたいなっていう……」「もっとアルバムのマニアックな曲とかもかけていきたい」と冗談交じりにコメント。
これを受け、やしろが「あ! ちょっとじゃあもう、このオファーは今、イエス・ノーなしでお願いしたいんですけど。次、セクゾのアルバムが出た時に、その全曲紹介で……」とまさかのアイデアを思いつくと、渋谷も「面白いな~、それ。なんで俺がやってんねやろな、それ。めっちゃ面白いですね」と好反応を示していたのだった。
「過去、『スカロケ』にはSexy Zone・菊池風磨、SixTONES・高地優吾らが出演しています。菊池は同番組のリスナーでもあり、やしろは親交もあることからSexy Zoneの話を持ち出したのかもしれませんね。とはいえ、渋谷による“Sexy Zoneのアルバム全曲紹介”の企画は、『たぶんいろんなところで誰かが何か怒られたり』とやしろは危惧。元ジャニーズが現役ジャニーズについて話すことで問題が生じると懸念したのか、渋谷に『ダメなことはないですよね?』と確認すると、『何もダメなことない! ダメな感じに、なんか勝手に思ってるやつが多いだけで。誰も何も言ってないんですよ』と渋谷は反論していました」(同)
この放送を聞いたファンは、Twitter上で「すばるくん、ジャニーズ関連の話をすることについて『何もダメなことない』って言ってくれてスカッとした」「すばるくんの口から『エイトレンジャー』の言葉が聞けて安心」などとジャニーズ関係の発言に反応したり、「ゲストのすばるちゃんが自分の曲はかけたくないと言い張り、セクゾが流れるという展開に爆笑した」「ゲストなのに、自分の曲ではなくセクゾの曲を流すように促すすばるくんが最高」と盛り上がっていた。
ちなみに『スカロケ』は月~木の午後5時~7時48分までの生放送番組だが、同曜日の3時~4時50分は、架空のレコード店を舞台にした番組『THE TRAD』が放送されている。月・火は元SMAP・稲垣吾郎がパーソナリティを担当しており、「ワイド番組クロストークリレー」のライブ配信を実施した都合で、14日の『スカロケ』のオープニングには稲垣も出演。渋谷とのやりとりはなかったものの、元ジャニ同士が同じ番組でトークをするという豪華な回となっていた。
前述の通り、渋谷はジャニーズの話題に関して「何もダメなことない」とアピールしていたが、果たして“Sexy Zoneのアルバム紹介”が実現する日はやって来るのだろうか?