千鳥がメインで出演するクイズバラエティ番組『クイズ!THE違和感』(月曜午後8時~)が、7月期をもって終了することが「日刊スポーツ」で報じられ、ネット上では「やっぱり」との声が上がっている。
同番組は、2度のパイロット版を経て2020年4月よりレギュラー化。MCを務める千鳥・ノブや進行の田村真子アナウンサーのほか、レギュラー解答者として千鳥・大悟、霜降り明星、なにわ男子の大西流星、藤原丈一郎、大橋和也が出演している。
「今年10月の番組改編で、音楽番組『CDTVライブ!ライブ!』が月曜午後8時台の放送枠に異動するため、同枠で放送中の『クイズ!THE違和感』は9月をもって終了するとか。ネット上では、『なにわ男子のみんな、頑張ってたのに……』『千鳥と霜降りの掛け合いが好きだったから、終わってほしくない』『深夜でもいいから続けてほしい』と惜しむ声が上がる一方で、『やっぱりね。最近は“違和感”と関係のない企画ばかりで、迷走してた』『近頃、番組タイトルと内容がちぐはぐで無理があった。明らかにつまらなくなったから、終わると聞いても驚かない』といった厳しい声も見られます」(芸能ライター)
番組開始当初は、“違和感”をテーマにしたクイズ番組だったが、ここ最近はタレントのロケ企画や、TBSの名作ドラマや大作映画のストーリーを本編映像と共になぞりながら、展開や結末を予想するクイズ企画が定着していた。
なお、5月21日の放送では、「ハリーポッター全作一気見せ&名シーン本物選べ」と題し、映画『ハリーポッター』シリーズのストーリーをVTRで紹介。さらに6月13日の放送では、『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(1989年)、『SING』(2017年)、『ジュマンジ/ネクスト・レベル』(19年)などハリウッド映画の映像が流れ、解答者がクライマックスや展開を予想していた。
「視聴者からは、『ただ映画のストーリーをなぞってワイワイやってるだけで、つまらない』といった酷評のほか、『ネタバレだ』と憤る声も出ています。というのも、13日に紹介された映画の中には、今年2月に日本公開されたばかりの『ゴーストバスターズ/アフターライフ』といった新しい映画も含まれていて、ほぼすべての“見せ場”を公開していたんです。そのため、『この映画、これから見ようと思ってたのに、一気に見る気失せた』『レンタルではまだ『新作』なのに、ここまで見せるなんておかしすぎる』『配給会社はOK出したんだろうけど、こんなにネタバレしたら作品の宣伝にもならないでしょ』と苦言が続出しています」(同)
そんな物議を醸している『クイズ!THE違和感』のリニューアルだが、その背景には、やはり視聴率の低迷があるようだ。
「同番組は3月7日のゴールデン帯2時間スペシャルで世帯平均視聴率3.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録するなど、爆死状態。民放キー局の同時間帯で最下位が続いていて、名作ドラマやハリウッド映画の人気にあやかりたい状況だったのでしょう」(同)
大胆なテコ入れも空しく、「つまらない」という声が続出している『クイズ!THE違和感』。微妙な評判のまま、フェードアウトしてしまうのだろうか。