6月16日と翌週23日発売の「週刊新潮」(新潮社)が2週にわたり、泉ピン子の“虚言”について報じている。2021年4月に死去した脚本家・橋田壽賀子さんが手がけた連続テレビ小説『おしん』(NHK)や『渡る世間は鬼ばかり』シリーズ(TBS系)などに出演し、プライベートでは橋田さんを「ママ」と呼ぶなど、深い親交があったことで知られるピン子。しかし、彼女があちこちで語っている橋田さんにまつわるエピソード内容に、「虚偽が含まれる可能性が浮上している」(スポーツ紙記者)ようだ。
急性リンパ腫の治療を受けていた橋田さんは、昨年4月4日、静岡県・熱海市内の自宅で死去。その最期を看取ったというピン子は、以降、さまざまな場で橋田さんに関するエピソードを口にしている。
「ピン子は今年、朗読劇『すぐ死ぬんだから』で主演を務めますが、6月2日に行われた記者会見では、橋田さんの葬儀が『35万円』と激安だったこと、また、自身が豪華客船『飛鳥II』で、橋田さんのお骨を海に散骨する予定であることを告白。同16日には、所属事務所を通じて、実際に散骨を終えたことを報告していました」(芸能ライター)
ところが、同日発売の「新潮」によれば、葬儀を安く済ませたということはなく、橋田さんが設立した一般社団法人「橋田文化財団」も、これを否定したそう。またピン子は橋田さんの遺骨について、火葬の際に「特別に分けてもらった」と語っているが、同23日発売の同誌では、全て四国にある橋田家の菩提寺に納められているとし、「そもそもピン子さんは遺骨を持っていない」という橋田さんの関係者の反論も掲載されている。
「しかし、ピン子は昨年12月発売の『文藝春秋』(文藝春秋)のインタビューでも『お骨になったママを見たらもう止まらなくなって』『気づいたらお骨を食べていた』など、衝撃エピソードを明かしていました。もし、故人を利用した“売名”のために嘘をついていたら驚きですが、それ以上に、実際に橋田さんのお骨を入手していた場合のほうが、橋田さんの関係者にとってはショックでしょうね。一体、どのタイミングでお骨を手中に収めたのか……という話になってきますから。とにかく、『新潮』によると橋田さんの関係者サイドは困惑している様子なので、ピン子にはきちんと説明してほしいところです」(前出・スポーツ紙記者)
お骨話以外にも、ピン子は今年4月、ニュースサイト「ORICON NEWS」のインタビュー内で、橋田さんの日記を見つけたものの「金儲けしたい人がいたら“橋田壽賀子の日記”なんて売れるじゃない? でもめちゃくちゃヒドいことも書いてあるから燃やしたわよ」と語っていたが……。
「今となっては、こうした話も真偽不明に。もし事実だとした場合、橋田さんの関係者に、日記を燃やす了承を得ていたのかどうかも気になるところです。これまで、橋田さんにまつわるピン子のインタビューは、特にマスコミ側も“裏取り”の必要はないと捉えていましたが、今後はそうもいかなくなってくる。話した内容をそのまま載せてしまうと、トラブルに発展する可能性も出てきました」(同)
ピン子といえば、近年はえなりかずきとの“共演NG”も報じられているが、「新潮」にはテレビ局もピン子と距離を取っているという記述があった。このままでは芸能界で“孤立”してしまう可能性もあるだけに、橋田さんの遺骨問題だけでもクリアにすべきなのではないだろうか。