元舞妓を名乗る女性が6月27日、京都の花街では2017年時点、未成年者の飲酒や売春が日常的に行われていたという実態をTwitterで暴露し、世間に大きな衝撃を与えた。複数のインフルエンサーがこの告発に言及したことから、一時はTwitterで「舞妓さん」というワードがトレンド入りする事態に。
この女性は、あらためてメディアでも告発を行う予定とのことで、さらに波紋を呼びそうだが、マスコミ関係者の間では、歌舞伎俳優・市川海老蔵が息子の堀越勸玄に「(舞妓・芸妓遊びを)早めに教えないといけない」と発言していたことが掘り起こされているようだ。
日本の伝統文化である舞妓は、「芸妓になるための見習い」という立場。中学卒業から20歳前後までの期限付きで、「舞妓のうちは、稽古代や衣装代、その他生活費を置屋が負担する代わりに、賃金が発生しない」(出版関係者)など、独特のルールが複数存在する。
「元舞妓女性の一連のツイートには、労働基準法や売春防止法、監禁罪に触れる可能性がある内容も確認され、事実であれば、舞妓の闇が公になった格好です。京都の一部花街は、ある意味“治外法権”になっていたのでしょうが、テレビ局から元舞妓女性への取材申請が行われているようですし、ほかにも複数女性から同様の書き込みが相次いでいることもあって、社会問題として大々的に糾弾される可能性があります」(テレビ局関係者)
そんな中、マスコミ関係者の間では、海老蔵が時折口にしていた「舞妓さんジョーク」も、今後物議を醸しそうだと指摘されているという。海老蔵は昨年5~6月、『海老蔵歌舞伎』を東京と京都で上演。同作には勸玄も出演しており、4月に行われた記者会見では、「親子で京都を訪れる」という話から、「(勸玄が)舞妓さん、芸妓さんとの色事をしないよう、まずは教育しようかな。もうちょっとたってからだよって」と語り、会場の笑いを誘っていた。
「さらに同作の宣伝で出演した情報バラエティ『あさパラS』(読売テレビ、同年5月1日放送)でも、海老蔵は『舞妓さん、芸妓さんと遊ぶことを(勸玄に)早めに教えないといけない』と発言。自身の花街デビューは『13、14歳くらい』であったことを明かしつつ、『“ある一線”を学ばないといけない。越えちゃいけないものを越える方が多いんで。越えないような教育を』と話していたんです。海老蔵は16年、舞妓との不倫説を報道されたことがあり、それに絡めたジョークだったのかもしれませんが、舞妓の闇がここまで世間に広まった今、こうした軽口は非常にリスキー。息子に対して、違法性があると見られる舞妓との色事を勧めているわけですから」(週刊誌記者)
海老蔵は03年、元歌手の女性との間に子どもをもうけていたことが一部報道で明らかに。その後の記者会見で、その女性と「結婚するつもりはない」と明言したため、「海老蔵に隠し子」として当時は大々的にメディアに取り上げられた。
「また、今年も一部女性誌で、“パパ活”疑惑が勃発。SNSを通して20代女性をナンパし、2万円を渡して肉体関係を持ったことが、当事者である女性の証言によって世間にバレてしまったわけです。このように女性関係で“やらかす”ことが珍しくない海老蔵が、勸玄に『舞妓や芸妓との色事を教えないと』と言っても、違和感が際立つばかり。“舞妓の闇”にメスが入った以上、『伝統だから』では済まなくなるでしょうから、その点も踏まえて、今後はこうした話を口にするのはタブーになるかもしれません」(同)
10代の頃から舞妓・芸妓遊びをしていたという海老蔵は、今回の告発をどのように見ているのか。ぜひその胸中を聞いてみたいものだ。