Sexy Zone・菊池風磨の父で、「J&T」名義で嵐のデビュー曲「A・RA・SHI」(1999年)の作詞を担当した菊池常利。現在はシンガーソングライターとして活動中だが、このほど、自身の代表曲に“盗作疑惑”が浮上。菊池とは別の作家による盗作のようだが、波紋は広がっている。
発端は、今年5月26日放送のラジオ番組『TWUNEの常演ラジオ』(bayfm)内で、菊池が自身の楽曲「思い出ガソリン」を流したこと。番組を聞いたリスナーから、4人組ロックバンド・ スキップカウズの「想い出ガソリン」に曲調や歌詞が似ているとSNS上に指摘が上がり、同バンドのメンバーが事態を把握したようだ。
スキップカウズのエンドウ ハジメ(遠藤肇)は6月10日にTwitterを更新。その内容によると、ボーカルのイマイズミ ヤスユキ(今泉泰幸)がbayfmに問い合わせを行い、同1日に同局にて菊池から話を聞いたという。その場では「HPでの謝罪と説明、YouTube動画、CD.DVDの販売中止、等を約束」(原文ママ、以下同)したといい、「菊池氏は自分が発注した曲がパクられた曲だとは寝耳に水だったと説明。その曲はとある“作家”が持ち込んだ曲らしい」とも説明していた。
実際、菊池は5日付で公式サイトに「楽曲『思い出ガソリン』についての謝罪」を掲載。「これまで私の代表曲のひとつとしてきた『思い出ガソリン』は、自分の曲として何の疑いもなく演奏してきた思い入れのある大切な楽曲でした」と切り出し、「実際にスキップカウズさんの『想い出ガソリン』を拝聴したところ盗作と思われても仕方のない内容のものでした。正直 たいへん驚きました。この楽曲は他の作家の方から提供されたものでその詳細まではしっかり把握出来ておりませんでした。しかし、知らなかった事とはいえ これはスキップカウズさんの楽曲であるという事実を受け止めなければなりません」とつづった。
また、遠藤と今泉に会って直接謝罪したとして、「二度とこのようなことがないよう徹底していく所存でございます」とコメント。なお、先の遠藤のツイートによると、8日に「思い出ガソリン」を提供したという“作家”と菊池に会う約束だったものの予定が合わず、菊池のみと対面したようだ。
「菊池はジャニーズとも深い関わりがあるからか、遠藤はTwitterで『ご心配の方もいるかと思いますが、変な圧力みたいのは今のところ一切無いです』(21日)と明かしていました。しかし、同バンドのファンは『あまり騒ぐのもよくないと思うけど、そろそろ黙っていられない』『“作曲したのは自分じゃないから知らなかった”という謝罪、さすがにひどいな』などと憤怒。菊池は謝罪したものの、騒動はますます大きくなっている印象です」(芸能ライター)
その後、スキップカウズは公式サイトに「『想い出ガソリン』“盗作事件”の件2!」と題したお知らせをアップ。これによれば、15日にスキップカウズの代理人と、菊池側を指すと思われる「張本人(2人)」が面談し、「“盗作の意識”および、“謝罪の意向”はあるのかどうか」を問うも、この場では回答保留になったという。
次は同23日に会う約束をしたものの、「あちらの代理人(弁護士)の状況把握のため、来週まで回答、その他、を待つはめに…」「張本人による謝罪の意向は未だ見えず」と経緯を説明。どうやら、いまだ“円満解決”には至っていないようだ。
「あくまでスキップカウズ側の主張を見る限りですが、おそらく菊池サイドとは、納得のいく話し合いができていないのでしょう。なお、菊池は25日に大阪で『TWUNE2022 JOENKAI TWU YOU(梅雨)IN OSAKA』なるファンイベントを開催しているので、今のところ、この“盗作騒動”は活動に支障を与えていない様子。とはいえ、騒動がこれ以上大きくなる前に、菊池側からも現状を報告すべきではないでしょうか」(同)
今回の事態が一体どう着地するのか、今後も行く末を見守っていきたい。