7月7日、婚活リアリティー番組『バチェロレッテ・ジャパン』(以下『バチェロレッテ』)のシーズン2がAmazon Prime Videoで配信を開始した。
2020年にスタートした『バチェロレッテ』シリーズは、社会的成功を収めた男性(バチェラー)を、女性陣が奪い合うリアリティー番組『バチェラー・ジャパン』(17年~、以下『バチェラー』)の男女逆転バージョン。今回は、起業家・尾崎美紀さんをめぐり、22~40歳の男性たちが“婚活サバイバル”を繰り広げる。
「『バチェロレッテ』に関しては、シーズン2が始まったばかりとあって、今のところ大きなトラブルは伝えられていませんが、すでにシーズン4まで配信している『バチェラー』シリーズのほうは、週刊誌でやらせ疑惑が報じられるなど、さまざまな問題が勃発しており、ネット上でも物議を醸してきました。今作の『バチェロレッテ』シーズン2はそれら問題をクリアしているのかと、心配になってしまいます」(芸能ライター)
例えば、19年9月に配信された『バチェラー』シーズン3は、3代目バチェラーとなった実業家・友永真也さんが一度は焼き鳥店勤務の水田あゆみさんをパートナーに選ぶも、すぐに破局。結局は、ぶどう農家・岩間恵さんとカップルになる(後に結婚した)という展開でも視聴者から賛否が寄せられたが、同年11月発売の「週刊文春」(文藝春秋)は“台本通り”だったなどと報じた。
「“リアリティー番組”を謳っている以上、台本があること自体おかしいのですが、『文春』は番組関係者への取材をもとに、出演者間の会話などにも筋書きがあり、友永さんがいったんは水田さんを選ぶというのも、実は番組サイドの意向だったと報道。そのほか、エピソード4で友永さんとDJの中川友里さん、歌手の金子実加さんが池に飛び込んだシーンも、台本通りだったと伝えました」(同)
しかしこの報道後に、当時、中川さんはTwitterで「この記事くそカスだなあ まじリアルに現場見てから言えよ」「あれ演技だったら参加女子みんなアカデミー賞だな」(ともに原文ママ、以下同)と反応。「文春」が報じた“やらせ疑惑”を否定したものとみられる。
「同報道を受け、前シーズンで2代目バチェラーを務めた実業家・小柳津林太郎さんも『文春!あれがやらせで、台本があるならば、、、[僕らは名俳優]』とツイートし、ネット上には『演技にしては、たしかに全体的にリアルな番組だよね』『とはいえ、多少の演出はありそう』などと困惑が広がっていました」(同)
一方、最終的に3代目バチェラー・友永さんのパートナーとなった岩間さんについては、全エピソードが配信される前に結末の“匂わせ”となるようなSNS投稿をしていた疑惑も。
「最終エピソード配信前の19年8月に、岩間さんがインスタグラムで公開した写真が、友永さんの地元・神戸のデートスポットではないかと話題に。また、同9月には友永さんの趣味として知られていたゴルフを楽しむ岩間さんの姿も公開されていました。これらの投稿はすでに削除されていますが、ネット上には当時『もう付き合ってるってこと?』『ネタバレじゃん』といったあきれた声が続出したんです」(テレビ局関係者)
さらに、Twitterでは一般ユーザーから友永さんと岩間さんの海外デートを目撃したという情報も寄せられ、「まだ最後まで配信されてないのに堂々とデートしていいの?」「結末わかっちゃってガッカリ」などと落胆する番組視聴者が相次いだ。
また、同11月から配信された『バチェラー』シーズン4に出演した社会学者・松本妃奈子さんは、配信前からTwitterで番組批判を展開した。
「シーズン4は、中国人実業家・黄皓さんが4代目バチェラーを務め、松本さんは配信開始前から、自身のプロフィール動画を“事前に確認させてもらえなかった”と明かしつつ、『不本意な編集』『人権ないん?』などとTwitterで苦言を呈していました」(スポーツ紙記者)
さらに、21年12月配信のニュースサイト「デイリー新潮」にも登場した松本さんは、番組収録のためとはいえ「いきなりスマホを取り上げられて、異国のホテルに10日間も缶詰めにされた」「収録が始まる前から、すでにストレスフルな状態」と明かしたほか、打ち合わせの段階で何度も番組スタッフから「痩せたほうがいい」「お前の水着姿は水着じゃない」などと言われ、「人権的に問題」があると非難したのだ。
「同誌の取材に対し、『Amazon Japan』から回答はなかったというが、松本さんの主張が事実なら、制作体制を見直すべきでしょう。そうでないと出演者があまりにも気の毒ですし、視聴者離れを引き起こすきっかけになりかねません」(同)
『バチェロレッテ』シーズン2では、大きなトラブルが起こらないことを祈るばかりだ。