7月3日に放送されたバラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)。今回は、お笑いタレント・イモトアヤコがロケに参加したものの、その内容がネット上で物議を醸している。
イモトは今年1月に第1子を出産し、今回はおよそ1年半ぶりにロケ企画「珍獣ハンターイモトジャパンツアー in 沖縄県」を放送。産休を挟んでロケに復帰したイモトは、沖縄県でハブの捕獲や、今の時期だけ粟国島で見られるというギンガメアジが作り出す絶景・ギンガメトルネードの撮影に挑戦した。
「各所でのチャレンジ自体は順調に進んでいましたが、ロケの途中には、産後のイモトを番組側がイジるような演出が多々見られることに。ロケの冒頭では、テロップとナレーションで『ブランクがあり過ぎて声の張りが3割減』と言われ、その後、重さ30kgの石を使って海中でラグビーを行う“ウォーターロックラグビー”に挑戦した際には、『最近、赤子よりも重いものを抱えていないイモト』と苦戦するイモトを茶化すナレーションが入っていました」(同)
さらに、人気TikToker・バネ人間と共にプール上に浮かぶ浮島にジャンプして乗るという“浮島ジャンプ”に挑戦した際には、最初に設定された2mをなんとかクリアしたイモトに対して、「衰えがすごい」とストレートな表現でイジることに。こうした内容に、ネット上では「出産後の衰えをイジるのは最悪」「子ども産んでから言え」「テレビでこういうイジり方をするから、子ども産みたくなくなるんだよ」などと怒りの声が噴出した。
『イッテQ!』では、過去にも女性芸人の“年齢イジり”について、視聴者から批判の声が続出したことがある。
「同番組で昨年8月29日に放送された『あさこのミステリーツアー』というコーナーに、お笑い芸人のいとうあさこが登場。縄跳びにチャレンジしたいとうを、年配カメラマンがマッサージする光景があったのですが、この場面には『老々介護』とのテロップがついており、ネット上には『まだ50代のあさこさんを“老人扱い”はひどい』『老々介護はリアルな社会問題なのに、簡単にネタにしていいの?』といった厳しい意見が飛んでいました」(同)
以前から、こうした出演者イジりを頻繁に行っている『イッテQ』。演者たちは了承はしているのかもしれないが、視聴者が不快感を覚えるような演出を連発してしまうと、視聴者離れが起こる可能性もゼロではないだろう。