チャンネル登録者数476万人を誇るYouTuber・ヒカルが7月10日、「【悪友】酒飲んで暴言吐いて屋台ラーメン食べながら大爆笑した福岡の夜」と題した動画を投稿。同じくYouTuberのシバターとラファエルとともに、YouTuber界について本音や愚痴を吐き合う様子を公開した。
博多名物である屋台の飲食店を訪れた3人は、「もっとも尖ってた時期の自分を憑依させる」というルールのもと、飲食をスタート。「アンチをどう思っているか」の話題になると、シバターが早速「アンチだろうが信者だろうが、YouTubeってアホを相手にする商売だなってのは、今でも思ってる」と毒舌を放った。
さらに、熱心なファンが多いヒカルに対し、シバターが「ヒカルくんの言うことを100信じてる信者、たくさんいるわけじゃん。今日だってさ、パチンコ屋並んでさ、ヒカルくんと同じ髪型してさ、『ReZARD』(ヒカルがプロデュースするブランド)の服着てる奴いてさ、あんなん絶対、詐欺に引っかかるよね」と話したほか、「オンラインサロンでもなんでもそうなんだけどさ、アホ騙して金稼ぐ商売だなっていうのはあるよ。ファンビジネスってそうかもしれないけどね」と分析。すると、ヒカルも「世の中の人って、ほんまアホだと思うんすよ、大半が」と一部同調し、シバターが「ホリエモン(堀江貴文)だって西野(亮廣)だって、みんなアホを騙して生きてんだから。そういうもんだよね?」と続けた。
また、多くの芸能人がYouTubeに参入したことにより、自身の広告収入が減ったと主張するシバターが、芸能人のコンサルティング経験のあるヒカルとラファエルに抗議する場面も。シバターは「2人がね、芸能人がYouTubeに入ってくるのを手助けしなければ、(芸能人参入ブームが)あと2~3年は遅れたはずなんだよ」と持論を述べた。
そんな芸能人の話から、ヒカルがお笑い芸人に対する不満を漏らす流れになると、「ダウンタウンの名前をめっちゃ使ってくるのが、めっちゃむかつくんすよ、俺。そういう感じでイキってくる奴」「土俵も若干違うのに、全部自分が上かのように話してくる奴が、過去に数人いたんですよ」「決まって言うのが、こっちにはこんな人(大物)がいるって言うんすよ」とヒートアップ。
これに、シバターが「『こっちにはヒカキンがいるぜ』とは言いづらいしな」と大物YouTubeのヒカキンを引き合いに出すと、ヒカルは「しかも、誰もトップやと思ってないしな、そもそも」と悪態をつき、シバターも「いまだにヒカキンの動画で1回も笑ったことない」と断言していた。
「ほかのYouTuberであれば、炎上しかねない危ないトークが続いたものの、コメント欄には意外にも『炎上軍のトーク面白かった! この組み合わせ、また見たいです』『この3人だからこその面白さ。見てて清々しいし、視聴者に隠さずすべてさらけ出すから、本当好き』『過去最高に尖りまくってて、めちゃ面白かったです!』などと好意的な書き込みが殺到。それだけ3人のキャラクターが、広く視聴者に知れ渡っているということなのでしょう」(エンタメ記者)
なお、YouTuberを下に見るお笑い芸人を批判したヒカルだが、以前も同様の不満を漏らしていた。
「今年2月に配信した動画でヒカルは、会食で同席した中堅芸人から『結局、YouTuberなんて、芸能人の真似事の落ちこぼれ』『芸能界で売れへんかった人が、YouTubeやってるんでしょ?』『テレビ界にはダウンタウンさんがいる。あんなレジェンド、YouTubeにいない』などと、『えげつないマウント』を取られたことを告発し、ネット上で“犯人探し”が盛り上がる大騒動に。そのためか、この6日後、ヒカルは当該芸人と和解したことを報告し、『(騒動について)何も言わないということに決まりました』と事態の収束を宣言していましたが、今回の動画を見る限り、その時の怒りは収まっていないようにも見えます」(同)
今では時おりテレビに出演するなど、タレントのような活動も目立つヒカルだが、毒っ気は健在のようだ。