俳優・竹内涼真が主演を務める木曜ドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)の第2話が7月14日に放送され、世帯平均視聴率8.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。ダブルヒロインの1人を演じる元欅坂46・平手友梨奈に対し、多くのファンから「演技がうまくなってる!」と驚きの声が上がったようだ。
『六本木クラス』は、韓国ドラマ『梨泰院クラス』の日本リメーク版で、竹内演じる“イガグリ頭”の青年・宮部新が、自身の開いた東京・六本木の居酒屋「二代目みやべ」を人気店にするため、大富豪一家とビジネスバトルを繰り広げるサクセスストーリー。主人公の宿敵である「長屋ホールディングス」の会長・長屋茂を香川照之が演じるほか、ダブルヒロインを平手と新木優子が演じる。
「初回の世帯平均視聴率は9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、『木曜ドラマ』枠の初回視聴率としては、2015年7月期の武井咲主演『エイジハラスメント』以来、7年ぶりの1ケタ発進となってしまいました。第2話はこれをさらに下回る数字となり、今後の展開が不安視されます」(芸能記者)
第2話では、長屋茂の長男・長屋龍河(早乙女太一)への殺人未遂で服役していた新が出所。初恋の同級生・楠木優香(新木)と六本木の夏祭りで再会した新は、長屋を超えるために7年後、六本木に店を出すと伝える。一方、高校生でインフルエンサーの麻宮葵(平手)は、クラスで起きたいじめの様子を生配信。激怒したいじめ加害者の母親から叩かれそうになるも、偶然通りがかった新が止めに入る……という展開だった。
この回では、新の出店計画を聞いた優香が、驚きのあまり、新の顔面に向かってラムネサワーを2度も吹き出すシーンが登場。本家『梨泰院クラス』でもヒロインが同じ行動を取っており、シチュエーションは違えどこれを再現した形だ。
「韓国ドラマファンの間でこの再現が話題になっていて、『吹き出すシーンあるかなあって注目してたから、再現してくれてうれしかった』『新木優子の吹き出しぶりがお見事』『本家へのリスペクトを感じる』と好意的な声が続出。しかし同時に、このシーンに限らず韓国版をかなり意識した場面が目立つことから、『本家に忠実なのはうれしいけど、再現合戦するだけならリメークする意味あったのかな』『もはや、どこまで韓国版に寄せられるかの勝負になってるけど、果たしてこれでいいのか……』とモヤモヤを訴える視聴者も目立ちます」(同)
また、平手の演技に対して、「悪くないんだけど、ほかの俳優の演技力と比べると見劣りしちゃうなあ」「雰囲気はいいんだけど、演技が不自然」と残念な意見が見られる一方で、「てち(平手の愛称)、演技うまくなったな~」「セリフも表情の作り方も、前より明らかに上達してる!」「演技がちょっと心配だったけど、今回の不良っぽい役が合ってるね」などと好意的な書き込みも相次いでいる。
「昨年12月に2週にわたり放送された『風の向こうへ駆け抜けろ』(NHK)で、ドラマ単独初主演を務めた平手ですが、当時、『雰囲気はいいけど、しゃべるとちょっと……』『脇役が名優ばかりで、演技が1人浮いてる』と微妙な反応が多く、『六本木クラス』出演を一部ファンは心配していたようです。ただ、今回は原作者のチョ・グァンジン氏が自ら平手を推薦したといいますから、その分、本人も役作りに気合が入っているのでは?」(同)
賛否が飛び交っている平手の演技。同作への出演が、女優としてステップアップのきっかけになるといいが。