Hey!Say!JUMP・中島裕翔が主演を務めるフジテレビ系「木曜劇場」枠の連続ドラマ『純愛ディソナンス』が、7月14日に放送を開始。初回の世帯平均視聴率は4.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、低空スタートとなった。
同ドラマは音楽教師・新田正樹(中島)と、彼が副担任を務めるクラスの生徒・和泉冴(吉川愛)の“禁断の関係”を描くオリジナル作品。
第1話は、学校法人立秀学園の理事長を務める父・秀雄(神保悟志)と教師の母・景子(舟木幸)を持つ正樹が、私立桐谷高校に赴任することに。教頭の影山勉(手塚とおる)と会った後、正樹が音楽室でピアノを弾いていたところ、“あるもの”を探すために夜の学校に忍び込んでいた冴と出会う……といった物語を繰り広げた。
「ネット上の中島ファンからは、『裕翔の雰囲気がいつもと違って、ちょっとダークな感じもまたいいね』『あらためて演技のうまさを感じたし、「純愛ディソナンス」も代表作の1つになりそう!』などと好評。また、桐谷高校に正樹を誘った元恋人で教師の小坂由希乃(筧美和子)が、突然、姿を消す……という展開もあり、『恋愛メインのドラマかと思ってたけど、ミステリー要素もあって面白い』『引き込まれるストーリー』といった声も寄せられていました」(同)
しかし、視聴率的には大コケ。フジの「木曜劇場」自体が近年は“爆死枠”とささやかれ、例えば近年では、2016年7月期の『営業部長 吉良奈津子』(松嶋菜々子主演)で初回10.2%を記録して以降、18年7月期の『グッド・ドクター』(山﨑賢人主演)と20年7月期の『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(石原さとみ主演)で2ケタ発進した以外は、すべてのドラマが1ケタスタートとなっている。
「『木曜劇場』の歴代ワーストとなる全話平均4.4%を記録した19年10月期の『モトカレマニア』(新木優子と高良健吾のダブル主演)でも、初回は5.6%をマークしており、『純愛ディソナンス』はその数字を下回ってしまう結果に。同ドラマはメインキャストが中島や吉川とあって、“若年層向けのドラマ”というイメージから、幅広い視聴者を取り込めなかったのかもしれません。ただ、今回フジは、コアターゲットと呼ばれる若者世代の視聴率を狙い、世帯視聴率はさほど気にしていない可能性もあります」(同)
ミステリー要素のあるドラマは昨今のはやりだけに、第2話以降、巻き返すことができればいいのだが……。