7月16日午後2時から、8時間にわたり生放送されるTBS系音楽特番『音楽の日2022』。総合司会は中居正広と同局アナウンサー・安住紳一郎というおなじみのタッグで、今回も多数のアーティストがラインナップされているが、KinKi Kidsの“不在”にはファンから悲しみの声が漏れ出ている。
2011年から放送を開始した『音楽の日』には、毎年、ジャニーズアイドルが多数出演。13回目となる今年はNEWS、KAT-TUN、Hey!Say!JUMP、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、ジャニーズWEST、King&Prince、SixTONES、Snow Man、なにわ男子がパフォーマンス予定だ。
「一方、かつて中居が在籍していたSMAP(16年末に解散)のバックダンサーを務めていたKinKi Kids(以下、KinKi)の堂本剛と堂本光一は、7月16、17日に京セラドーム大阪でコンサート『24451~君と僕の声~』を開催するため、『音楽の日』には不参加。同番組にKinKiが出演した際は、中居との仲睦まじいやりとりが毎回話題になっていたこともあり、ファンからは『中居くんとKinKiの絡みが見られないの、残念だし寂しい』『今年は恒例の絡みなし!? あれが楽しみで見てるのに、悲しい』といった声が寄せられています」(芸能ライター)
『音楽の日』での中居とKinKiの名場面はいくつもあり、例えば、昨年7月17日に放送された番組内で、KinKiが「全部だきしめて」と「アン/ペア」を歌唱した際、“中居の写真”を使った演出を披露している。
「剛の前に置かれていた複数の譜面台に、若かりし頃の中居の写真を飾っていたほか、光一がジャケットを脱ぐと、シャツの背中に“KinKiと中居のスリーショット写真”がプリントされており、中居はこれに大ウケ。なお、同8月9日深夜放送のラジオ番組『KinKi Kids どんなもんヤ!』(文化放送)では、剛が『アイドル誌さんたちにお声がけして、ご協力のもと、お写真を選ばさせていただきました』などと“裏話”を明かしていました」(同)
また、20年7月18日放送の『音楽の日』では、同年3月末をもってジャニーズを退所した中居とKinKiの共演に、ジャニーズファンが大喜びする中、3人が昔話に花を咲かせるシーンがあった。
「KinKiはもともと、ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏(19年に死去)により、“KANZAI BOYA(カンサイボーヤ)”という仮のユニット名をつけられていた時期があります。そんな思い出の名前をタイトルにしたシングル『KANZAI BOYA』を歌うとあって、中居は、30年近く前、テレビ番組で剛と光一を『KANZAI BOYAのみなさんです』と紹介したことがあるというエピソードに触れていました」(スポーツ紙記者)
そしてこの日は、光一がグレーのジャケット、サングラス、黒いキャップを身に着け、ジャニー氏に扮するというサプライズもあった。
「光一は2曲目の『フラワー』を歌う途中、ジャニー氏のモノマネをしながら、『YOU、名前思いついたよ! スケートボーイズだよ!』と中居に声をかけていました。この“スケートボーイズ”とは、SMAP結成前のメンバーたちが、光GENJIのバックダンサーとして活動していた際のグループ名で、中居は懐かしい名前に大笑い。その後、『フラワー』の終盤『ラララ……』というパートでは、またも光一が、『YOUも歌ってよ!』と呼びかけ、中居は笑顔で応じていました。ジャニーズファンは、中居が事務所を離れてからも続く先輩・後輩の“わちゃわちゃ”した交流に、いたく感動していたようです」(同)
ちなみに、19年7月13日放送の同特番でも、中居がKinKiを「元KANZAI BOYA」と呼んだり、光一がSMAPのバックダンサーをしていた思い出を振り返る場面があった。
「中居とKinKiといえば、16年の『音楽の日』(7月16日放送)も忘れられません。当時、SMAPは独立や解散騒動に揺れており、番組開始当初から連続出演していた同番組を、“ジャニーズ側の申し出”で不参加に。多くのSMAPファンがグループの進退に不安を抱えていた中、『音楽の日』に出演したKinKiは、『ジェットコースター・ロマンス』を歌った際、司会の中居のもとへ駆け寄り、サプライズ的にスリーショットを披露したんです。まるでKinKiの2人が、渦中の中居を励ましているようだと、ジャニーズファンを感動させていました」(同)
パフォーマンス終了後、安住アナから「仲良いですね」と声をかけられた中居は、「そうですね。もう立派というか、超一流アーティストですから。後輩って感じしません」と、KinKiについてにこやかにコメント。ネット上にも「中居くんがうれしそうで良かった」「ありがとう、KinKi」などと、SMAPファンから感謝の声が寄せられた。
今年の『音楽の日』で中居とKinKiの共演が見られないことは残念だが、来年以降、また微笑ましいやりとりを見せてほしいものだ。