• 月. 12月 23rd, 2024

犯罪データベース

明日あなたが被害にあうかもしれない

安倍元総理銃撃事件の背景にCIAや工藤會のトンデモ説――元極妻が語るヤクザと自民党の関係

 今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

安倍晋三元総理銃撃事件のヒットマン像

 いろんな意味でびっくりしましたね、安倍晋三元総理の銃撃事件。元極妻という微妙な立場ではありますが、衷心よりお悔やみ申し上げます。

 事件は7月8日。その場で現行犯逮捕された40代ヒットマンの「特定の宗教団体」への「私怨」が動機とされていると報じられました。お約束の「元同級生」や「ご近所さん」の証言、卒アル公開とかはあるのに、「特定の宗教団体」についてはNHKとかが名前を出さないのが謎でしたが、いわゆる旧・統一教会(今は「世界平和統一家庭連合」)の田中富広会長が11日に記者会見したことで、やっと報道されるようになりました。

 ヒットマンは、取り調べに対して「お母さんが統一教会にハマって破産した」「ネット上の動画を見て安倍晋三と統一教会がつながっていると思い、殺そうと思った」などと供述、犯行当日も「ネットで調べて現場に行った」とか言っているようです。

犯人の背後にCIA!?

 まあ、だいたいそんなところなのでしょうが、それでもまだネットには陰謀論が渦巻いていますね。特に『人類の月面着陸は無かったろう論』(徳間書店)の著者の副島隆彦先生の分析はすごいです。この本は2005年に「日本トンデモ本大賞」を受賞していますが、それはさておき。

 副島先生は主宰するネット掲示板で、「安倍晋三の銃撃死亡は単独犯ではない。CIAと統一教会の内部抗争によるものだ」と指摘されています。

「果たして、こんな粗悪な、手製の拳銃で、人間を殺傷出来るのか。銃弾が見つかった、と、聞かない。犯人を取り押さえようとして、路上に転がった、はっきりと映っている、この粗悪な手製銃から、硝煙(しょうえん)反応のような痕跡が無い。ただのおもちゃの金属筒を黒テープでぐるぐる巻きにしただけのおもちゃのような銃だ」と指摘、さらに「犯人は別にいる」としています。それがCIAなんですね。

 これを「陰謀論」と片づけるのは簡単なのですが、動画ではたしかに出血が少ないですし、服も破れていないように見えます。あと、後ろから撃たれているのに、なんであおむけ? 

 銃も、ビニールテープなんか巻いて大丈夫か? って感じですよね。そんなんで、元総理「だけ」に命中させられるのでしょうか? まあヒットマンは元・海上自衛隊員だそうですけどね。

 そして、「CIA説」以上にインパクトがあったのが「背後に工藤會説」でした。

「姐さん、アレはやっぱり工藤會ですかね?」

 事件当日、オットの元兄弟分が電話してきました。今の工藤會は大幹部がみんな獄中(なか)ですし、それはないと思いますが、まあ元総理と工藤會は過去のイキサツがありますから、実は「まったくトンデモ」ということでもないのです。

 2000年6月から8月にかけて安倍元総理(当時は官房副長官/同年7月就任)の自宅や後援会事務所に火炎瓶が投げつけられる事件があったのですが、逮捕された工藤會関係者が「1999年の下関市長選挙で、安倍サイドが推す自民党関係者の対立候補の選挙妨害を500万円で請け負ったが、実際には300万円しか渡されなかったので事務所襲撃を計画した」と証言しています。

 これは裁判所も認定している事実だそうですが、元総理は不問のままでした。それは怒りますよね。だからといって火炎瓶投げちゃダメなんですが、ヤクザはメンツで生きてますから。まあ今回の件は関係ないと思います。

元総理の訃報に涙する元不良たち

 ヤクザは基本的に自民党支持で、選挙協力はかなりしていますから、私のオットも複数の与党系議員と仲よくしていました。

 今回の件では、親の言うことも聞かずに不良になったオッサンたちが元総理の死を悲しんで泣いています。みんな純粋だからこそ不良になるし、有名人の死に涙が出るんですよ。

 「いやでもアベノマスク10億円の損失は?」とか「モリカケは?」とか思ってしまう元極妻は「野暮天認定」されそうです。でも、アベノマスクしてないですよね……。

By Admin