7月7日から配信開始となった、婚活サバイバル番組『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2(Amazon Prime Video)。同番組は、社会的成功を収めた独身女性(バチェロレッテ)の“真実の愛”を獲得すべく、男性参加者たちがゴージャスなデートを通して自身をアピールしながら、バトルを繰り広げるという恋愛リアリティーショー。
今回のバチェロレッテは、コスメブランドを運営する「DINETTE 株式会社」の代表取締役・尾崎美紀さん。ある男性メンバーの“暴走”に、視聴者もハラハラドキドキさせられたエピソード5を、リアリティーショーウォッチャーがレビューする。
※本記事は『バチェロレッテ2』エピソード5のネタバレを含みます
『バチェロレッテ2』ep.5、尾崎美紀さんの鎧に包まれたリアクション
エピソード4終了時点で、7人の男性メンバーが勝ち残っている『バチェロレッテ2』。エピソード5は、山邊玲音さん(30歳、ダンサー・歌手)、ジェイデン トア マクスウェルさん(26歳、ラグビー選手)、阿部大輔さん(40歳、デザイナー)の3人が、各々のプランでバチェロレッテをもてなす「プランニングデート」からスタートした。
山邊さんはトレードマークだった金髪を黒髪に染めて登場し、朝食を一緒に楽しんだ後、自作の歌をプレゼント。“オレの金髪→黒髪への変身はサプライズになる!”というポジティブさが微笑ましい。
ジェイデンさんは、犬好きだという尾崎さんに合わせて、犬と遊べるドッグホテルへ。その後、父親を10歳の頃に亡くし、家族を助けるために日本でラグビーをしていることなど、自分の生い立ちを打ち明けた。
阿部さんは、ディナーデートを準備。尾崎さんに「あべっち」と呼ばれ、いまいちムードが出ない中、自作のデザートやバングルをサプライズでプレゼントするなど健闘していた。
「3人のうちローズをもらえるのは1人だけ」というルールのもと、今回、選ばれたのはジェイデンさん。編集の仕方のせいなのか、尾崎さんのデートでのリアクションは「え~!(手で口元を覆う)」「ありがと~!」「うれし~い!(拍手)」が大半を占めるので、本心が見えにくく、誰がローズをもらえるのかという予想がとても難しかった。
「プランニングデート」の裏では、『バチェロレッテ』シーズン1で波乱を巻き起こした「ストールンローズ」が1輪用意されていた。
この「ストールンローズ」は、バチェロレッテ略奪を賭けて、デートに乱入できるローズのこと。もしバチェロレッテが受け取れば、その男性は略奪成功となるが、受け取らなかった場合は、即帰国となる。プランニングデートに呼ばれなかった男性4人は、リスクが高いが熱い思いを伝えられる「ストールンローズ」を使うか否か、話し合いを始める。
長谷川惠一さん(36歳、プロバスケットボール選手)らが“保留”とする中、注目が集まったのは‟我が我が”と尾崎さんへの愛をぶつけ続けてきた猪突猛進キャラ・佐藤マクファーレン優樹さん(28歳、プロバスケットボール選手)。今回も我先にと、奪略をしかけていくのかと思いきや、「使わないかな……」「唯一、使わない意志持ってんのはオレかな」と意外な意見。「暴走は見せたくないな。自分の気持ち抑えてでも、美紀ちゃんの意思を尊重したい」とクールに語った。
結局、3人との「プランニングデート」中にはストールンローズは使われず、使用期限となる翌日まで議論は持ち越されることになった。
「プランニングデート」翌日、尾崎さんと中道理央也さん(24歳、パーソナルトレーナー)がツーショットデートに。ストールンローズの使用期限が迫り、残された男性陣は再び話し合う。
まず使いたいと申し出たのは阿部さんと長谷川さん。この2人のどちらが使うか……という議論になると思いきや、前日「使わない」と宣言していたマクファーレンさんが、「惠一さんが行くぐらいなら俺が行きます」とまさかの参戦。しかも「お願いします、ホントに」と頭まで下げ、結局ほか2人が降りることになった。
一方、尾崎さんと中道さんのデートは、「占い」からスタートした。占い師に「この恋愛に真剣じゃない」「(尾崎さんの)運命の人ではない」「浮気者の目をしてる」とナゼか不吉なことばかり言われた、かわいそうな中道さん。そんな彼のもとへ、マクファーレンさんが登場し、中道さんの顔が険しくなるのもお構いなしに、「愛してる」と尾崎さんに告白した。
前日のマクファーレンさんの発言を知らない尾崎さんは、感激の涙を流し、ローズを受け取って抱擁。占いでボロクソに言われただけでデートを中断された中道さん、「マクファーは口だけの男」と毒づきたくなるのも共感できる。
カクテルパーティーがないエピソード5は、マクファーレンさんとのデート後に、ローズセレモニーが行われた。今回脱落したのは、美留町恭兵さん(36歳、美容師・画家)と山邉さんだった。
尾崎さんがいない場面での男性陣との接し方に、男らしさと優しさが表れていた美留町さん。彼の脱落を惜しむ視聴者は多いのではないだろうか。また、チャラいキャラの山邉さんが、脱落後のインタビューで号泣していたのも印象的だった。エピソード4で、「男泣きはズルい。俺も泣けばよかった」と語った直後に、尾崎さんの前で涙を流したことについて、「ウソ泣きか?」と疑ってしまったが、本物の涙だったのかもしれない。
“好きな人の前で、自分のどの面を見せるべきか”を考えさせられる今シーズン。残る5名の恋の行方を見守っていきたい。