King&Princeの冠番組『King & Princeる。』(日本テレビ系)。7月16日放送回は人気企画「日本語禁止!English Cooking」が行われ、メンバー愛が垣間見えるミラクルプレーが展開された。
「日本語禁止!English Cooking」は、岸優太がレシピを英語で指示し、メンバーがそれを頼りに料理を完成させる企画。この日、ハプニングが起こったのは茶碗蒸しを作ることになった神宮寺勇太と永瀬廉のチーム。2人とも茶碗蒸し作りは未経験で、かなりハードルの高い挑戦となった。
最初の料理の工程は、「鍋に水、干しシイタケ、昆布を入れ中火にかける」という出汁を取る内容。岸は、「干しシイタケ」を「Brown mushroom(茶色いキノコ) ミイラ」、昆布は「Deep green(深い緑)sheet(シート) it’s lives in a sea(それは海に住んでる)」と表現した。
永瀬は顔をしかめていたが、すぐに干しシイタケと昆布を導き出すことに成功。さらにその後、茶碗蒸しの具材を切る工程で、生のしいたけを使うことになると、岸は「Brown mushroom brother(茶色いキノコ兄弟)」「same(同じ)」と表現。このトンデモ英語でも、永瀬は「Noミイラなんじゃない?」と、生のしいたけをチョイスするという好プレーを見せた。
そのほかの具材も、三つ葉以外は順調に準備できていたが、問題となったのは卵液づくり。「ボウルに卵を1個割り、先ほどの出汁、薄口醬油、塩少々を入れ、よく混ぜ、茶こしでこす」という工程について、岸が「フライパン Mix」と説明してしまったため、2人はフライパンの中で卵を混ぜ、さらに点火。
さらに岸は「茶こしでこす」を「egg audition(卵オーディション)」と表現してしまったため、永瀬は「どうオーディションするかは俺らで決めたらいいから」となぜかドヤ顔を浮かべながら薄焼き卵を作っていた。
そのため、岸は卵液づくりから説明し直さなければいけない事態に。グダグダながらもなんとか卵液づくりの工程を伝え、ようやく最後の蒸す工程の説明へ。しかし、新たな具材の「エビ」だけをなんとか伝えると、岸は「give up」。英語力の限界なのか疲れたのか、説明を放棄してしまい、MCの劇団ひとりから「No give up!」と叱られていた。
しかし、ここから神宮寺と永瀬がミラクルを起こすことに。なんとか岸の意図を汲み取ると、この料理が茶碗蒸しだと予想。「岸くんを信じよう」と、勘を頼りに出汁に卵を入れ、「オーディション」が茶こしであることも探り当てることに成功した。
岸は蒸す時間や蒸す方法を伝えることはできなかったが、永瀬は「サウナ、サウナ!」と、サウナの構造から着想して、鍋に入れた茶碗の周りに水を入れ、独自に蒸し器を編み出した。
2人のこうしたミラクルプレーを見守っていた岸は、思わずキッチンスタジオに通じるマイクを手にして「sorry,I love you」とメッセージ。永瀬も「Me too! I think so too」と返し、メンバー愛の見えるやりとりもあった。
そんな奇跡の茶碗蒸しが完成すると、スタジオ中から大拍手が。もちろん、この日、岸が勝者に選んだのは神宮寺・永瀬チームだった。
最後まで英語で説明することはできなかった岸だが、それによってむしろメンバー愛が深まった様子に、「料理番組でメンバーの絆を知られるとは……!」「感動してしまった」「キンプリの絆深すぎ!」という声が集まっていた。