今年7月21日にCDデビュー25周年を迎えるKinKi Kidsが、同16、17日に京セラドーム大阪でコンサート『24451~君と僕の声~』を開催した。新型コロナウイルス感染防止対策を講じた上で行われた公演だけに、堂本光一が声を出すファンに注意するなど“KinKi Kidsらしい”一幕もあり、ファンの間で話題になっている。
1997年に「硝子の少年」でCDデビューしたキンキ。25周年のアニバーサリーイヤーとなる今年は、年明けの1月1日に東京ドームで『KinKi Kids Concert 2022』を行ったほか、“契約料25円”(税別)で企業のCMに出演する「#キンキ25円でCM出演」というキャンペーンも始動するなど、さまざまな企画を展開中だ。
そんな中で幕を開けた『24451~君と僕の声~』の大阪公演は、コロナ禍とあって、ジャニーズ事務所の公式サイトは来場時の注意を掲載。「ご来場予定のお客様へご協力のお願い」の項目では、「マスクを持参し、公演中は着用していただけること、また大声での声援・歓声はお控えいただけること」を厳守するように呼びかけられていた。
しかし、17日の公演中に一部観客から歓声が漏れ、光一が苦言を呈していたという。
「ファンのレポートによれば、キンキがトロッコ(可動式の乗り物)に乗ってスタンド側を巡っていた際、付近の観客から『キャー』という歓声が聞こえたとか。どうやら、堂本剛が客席に手を振っていたようで、それで思わず声が出てしまったのでしょう。すると、光一は『声を出したらつまみ出すぞ!』と、客席に向かってチクリ。その後も、光一は『昨日より声が出てた。そこは守ろう』と、声援や歓声を控えるように忠告していたといいます」(ジャニーズに詳しい記者)
光一といえば、普段からファンに毒を吐いたり、“塩対応”を取ったりすることも珍しくないため、ファンの間では今回の「つまみ出す」といった発言も受け入れられている様子。むしろ、コロナ禍におけるイベントの対応としては高く評価されており、ネット上には「光一さん、さすが! 信頼できるアイドルだわ」「時にはこういう厳しい言葉も必要だと思う」「アーティスト本人からの注意が一番効果あるはず」などと、称賛の声が上がっていた。
なお、コンサート初日の16日は、かつてジャニーズ事務所に存在していた4人組バンド・男闘呼組が29年ぶりに活動を再開することが明らかに。同日放送の音楽特番『音楽の日2022』(TBS系)に出演し、当時のヒット曲を含む3曲を披露した。
「キンキはコンサートがあるため、『音楽の日2022』には出演していませんが、MC中、剛はちょうど男闘呼組が番組に登場するシーンを視聴できたと語っていたそう。光一は『見れたの!?』とうらやましがり、2人はその後、男闘呼組の話題で盛り上がっていたといいます。一方、最後のあいさつでは、光一が25周年以降もキンキの活動を続けていくと語ったそうで、ネット上のファンも喜んでいました」(同)
そんな光一の言葉を体現するかのように、キンキはCDデビュー25周年を記念し、17日に公式Youtubeチャンネルを開設。20日午後11時50分から生配信を行うことも発表された。19日午後6時の時点でチャンネル登録者数13万人を集め、ネット上には「公式YouTubeチャンネルが開設されるのをずーっと待ち望んでました。ようやく願いがかなってうれしい!」「25周年でここまで楽しませてくれるなんて、KinKi Kidsに感謝だなあ」といった感激の声があふれている。
なお、『24451~君と僕の声~』は大阪に続いて、8月6、7日に東京ドームで開催予定。アニバーサリーイヤーのKinKi Kidsから、ますます目が離せなくなりそうだ。