波瑠が主演を務める連続ドラマ『魔法のリノベ』(フジテレビ系)の第2話が、7月25日に放送される。同18日からスタートし、初回世帯平均視聴率は7.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。前クールに同枠で放送された、広瀬アリス主演『恋なんて、本気でやってどうするの?』の初回視聴率7.0%をわずかに上回った。
『魔法のリノベ』は、星崎真紀氏の同名漫画(双葉社)が原作。大手リフォーム会社で営業部門のエースであった主人公・真行寺小梅(波瑠)が、とある理由で零細工務店の「まるふく工務店」に転職。同社社長・福山蔵之介(遠藤憲一)の長男で、いまだに契約を取ったことのない“バツ2”のシングルファーザー・福山玄之介(間宮祥太朗)と真行寺がバディを組み、住宅のリノベーションを通して、依頼者の悩みや問題を解決していくストーリーだ。
※本記事は『魔法のリノベ』第1話のネタバレを含みます。
「第1話では、築60年の家を持つ夫婦からリノベーションの依頼を受け、真行寺と福山が訪問。するとそこに、真行寺が以前所属していた大手リフォーム会社の社員・久保寺彰(金子大地)が現れ、リノベーションの権利を取り合うことに。夫婦は最初、全面リフォームを提案する大手リフォーム会社のほうに乗り気でしたが、床柱や鴨居を残すという真行寺&福山のプランに賛同し、最終的には『まるふく工務店』が契約を成立させました」(芸能ライター)
ネット上では「かなり面白いドラマ。絶対次回も見る!」「クセの強い登場人物が多いから楽しい」「ちょうどリノベーションに興味があったので見たけど、ドラマとしても面白い。これはリアタイするわ」などと、内容を評価する声が多い。
一方、「『正直不動産』を見た後だから、すべてに既視感がある……」「『正直不動産』を見てなかったら『魔法のリノベ』を楽しめたかも。どうしても比べちゃう」「『魔法のリノベ』は『正直不動産』の劣化版でしかない」といった厳しい声も。今年4月期にNHKで放送されていた山下智久主演の連続ドラマ『正直不動産』と比較し、「物足りない」と感じる視聴者も少なくないようだ。
「『正直不動産』は、夏原武氏が原案、水野光博氏が脚本、大谷アキラ氏が作画を担当し、現在も『ビッグコミック』(小学館)で連載中の同名漫画を原作とした今年4月期放送のNHKドラマ。“嘘がつけない”不動産会社の営業マン・永瀬財地(山下)が、正直な営業で契約を取るべく奮闘するという内容です。ネット上では放送されるたび、『今期のドラマの中で一番面白い!』『山Pにピッタリの役。不動産業界のこともわかって勉強になる』などと好評でした」(同)
放送時期を考えれば、『魔法のリノベ』が『正直不動産』の2匹目のドジョウを狙ったものではなく、たまたま似た題材のドラマが2期連続で放送されてしまった様子。予想外の逆風を受けている『魔法のリノベ』だが、ここから評価をひっくり返せるだろうか?