• 日. 12月 22nd, 2024

犯罪データベース

明日あなたが被害にあうかもしれない

田中聖、再逮捕で実刑は確実! 元女囚が「ムショは甘いものじゃない」と警告

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

「田中聖再逮捕」にはウラがある?

 田中聖さん、まさかのサイタイ(再逮捕)ですね。ニュースによると、先月末に「挙動不審」で職質を受けたら覚醒剤を所持していたので逮捕・起訴されたんですが、さらに「使用」の疑いでのサイタイなんですね。まさかでもなんでもなかったです。

 こうゆう時、世間様は冷たいですよね。瑠美も何度も逮捕されてるので、白い目で見られる感じはよくわかります。

 編集者さんは、「ウソかホントかわかりませんが、重要な事件を隠したい時にスターの事件を報道するとかいわれてますね。2019年のピエール瀧さんの逮捕も、豊洲の猛毒騒ぎを隠すためという説がありましたよ」と言われていますが、どうですかねえ。

 ちゅうか、今さら「隠したいニュース」ってあるんでしょうか? 安倍晋三元総理の事件は毎日やってますしね。

 田中さんがセフレさんにクスリ(違法薬物)を買うよう頼んだり、「まだ(クスリを)やりたいけど、今度やったらもう元には戻れないかな」と言ったりしているというニュースも、もう意外性はないですから、「注意をそらす」的なことをいわれても、どうかなあと思います。

 前にも書いてますが、瑠美も自分で覚醒剤をやめようと思うまで時間がかかったので、ここはあたたかく見守りたいです。もちろん時間はかかっても、スパッとやめられましたよ。

 俳優の高知東生さんは、インタビューで「僕が接した限り、彼(田中聖さん)は本気で回復を目指していた。僕が仲間から受けたように、自分も彼を支えていきたいと思っています」と話していて、やさしいなあと思いました。瑠美もそう思いますよ。支えてくれる人がいたほうが更生はしやすいですが、今回は、実刑は確実でしょうね。裁判も早く終わるでしょうから、収監もすぐですね。

 そんなことを考えてたら、なかなか深い「なぞなぞ」がネットニュースに出ていました。

「刑務所になくて、社会にあるものってなーんだ?」

 「自由」やと普通すぎますしね……。何かなと思たら「孤立」やそうです。

 記事によりますと、「刑務所では、良くも悪くも受刑者は見張られている。だが人同士のつながりが薄い社会では、誰からも心配してもらえない」から。なるほど。

 ここに、ムショに行きたくて事件を起こす人の気持ちがあるんですね。たしかに年寄りには刑務官もやさしいですが、ムショはそんなに甘いものとちがいますよ。懲役(受刑者)同士のイジメもありますし、刑務官からいじめられることもあります。

 田中さん再逮捕と同じ7月20日には、去年6月、さいたま市内のネットカフェで女性従業員を人質にした立てこもり犯の判決公判がありました。

 なんと「懲役20年」やそうで、人質さんがちょっとケガをさせられたにしてはけっこう長いですが、被告人は公判で「懲役20年でも30年でも無期懲役でもいい。刑務所から社会に出て生活できない人がいる。そういう状況が続く限り犯罪者はいなくならない」と言ったそうです。

 たしかに被告人は今41歳やそうで、20年後はまだアラカンですから、健康で生きてる可能性も高いですよね。でも20年もムショに入っていた人を雇う会社なんていてるでしょうか。

 被告人の言葉通り、また事件を起こすのと違いますかね。イヤな世の中ですね。

By Admin