昨年4月から毎週日曜午後1時台に放送されている、Snow Manの冠バラエティ番組『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系)。同番組の総合演出を務める吉野真一郎氏が、メンバーとの雑談内容を書き起こしてツイートしたところ、ファンから「無神経」「何様のつもり?」などとネット上で炎上している。
Snow Manにとって地上波初の冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』は、2020年3月25日に特番としてオンエアーされ、同年4月より動画配信サービス・Paraviでレギュラー配信がスタート。そして昨年4月、地上波で30分のレギュラー番組に“昇格”した。
今回問題になっているのは、今年7月24日付の吉野氏のツイート。「収録前…」と前置きし、Snow Manメンバーを表すと思しき“雪だるまの絵文字”を用いながら、自身との会話を明かしていた。このツイートによれば、Snow Manメンバーらしき相手は「今日このあと歌あるから」「喉痛めるから声張れないから!」と先に謝ってきたそうだが、吉野氏は「いや、歌割り的に大丈夫でしょw」と言い返したという。
すると、Snow Man側は「たしかに!」「間違いない!」「おーい!やめろ!!!」と反応したといい、最後に吉野氏は「それスノお昼1時から観て下さい」と、番組の宣伝で締めくくっていた。メンバーの個人名は書いていないため、発言者はわからない形になっている。
「実は、Snow Manの“歌割り”は、かねてよりファンの間で議論になっている問題。もともと、Snow Manは阿部亮平、岩本照、佐久間大介、深澤辰哉、宮舘涼太、渡辺翔太の6人組でしたが、デビュー前の19年1月に向井康二、目黒蓮、ラウールが加入。9人になったことで、歌割りに偏りが生じることも増えたようです。1stアルバム『Snow Mania S1』(昨年9月発売)の収録曲に関しても、一部楽曲が解禁された時点で阿部、深澤、宮舘、佐久間のソロパートが少ないと嘆くファンが続出。ネット上には『4人の声をもっと聞きたいので、歌割りを見直してほしい』『こんなに歌割りが偏ってるグループ、ほかにない』などと、クレームが噴出していました」(ジャニーズに詳しい記者)
吉野氏はこれまでも、Snow Manメンバーに関する裏話をTwitterにアップし、ファンの注目を集めてきた。しかし、前述の“歌割り”ツイートについては、「こういうツイートをする人がSnow Manの周りにいることがしんどい」「歌割りのことは言わないでほしかった。ファンのことも、メンバーのことも考えてなくて最低」「シビアな問題を“ネタ”として扱われてガッカリ。全然面白くないです」といった声が多く、非難ごうごうの状況だ。
さらに、吉野氏が書いた「たしかに!」「間違いない!」といった言葉はメンバーの発言とみられるだけに、ファンの中には「歌割りが少ないことに同意するメンバーがいることも悲しい」「歌割りを茶化すような空気があるグループなの?」などと、Snow Man本人たちに否定的な感情を抱いてしまった人もいるようだ。
また、吉野氏の配慮に欠けたツイートをきっかけに、番組の企画に対するファンの不満も爆発している。
「『それSnow Manにやらせて下さい』は地上波版が始まって1年以上たちますが、一部視聴者は“マンネリ化”に耐えられなくなっている様子。確かにここ最近は、あらゆる企業のロゴを見て、どこの会社のものか当てる『ロゴクイズ』や、強豪校の部活にメンバーが“殴り込み”に行く企画などが頻繁に行われており、『メンバーイジりをしていいね稼ぎをする前に、新しい企画を練ってよ』『Snow Manとの仲の良さをアピールする暇があったら、番組を面白くして。いっつも同じで飽きてきた』などと苦言が漏れている状況です」(同)
なお、吉野氏は7月24日午後3時台に「お昼のツイートで、ご気分を悪くされた方々、本当にすいませんでした。色々と学ばせて頂きました。以後、気をつけます」(原文ママ)とお詫びしたが、25日午後8時時点でも、物議を醸したツイートは削除していない。そのため、ファンからは「形だけの謝罪にしか見えない」などと、引き続きひんしゅくを買っている。
果たして、ネタにされたSnow Manメンバーは、こういった番組スタッフの言動をどう受け止めているのだろうか?