――サイゾーウーマンの管理人で芸能通のしいちゃんが、編集部員を相手にこの1週間で話題になった芸能ニュースを解説!
編集G 最近、NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』の影響から、視聴者の間では俳優でモデルの宮沢氷魚の評判が下がってるよね。元THE BOOMのボーカル・宮沢和史の息子で、当初は好感度が高かったのに、クズな役柄を演じているせいか、反感を買っているみたい……。一方で、本木雅弘の長男でモデルのUTAは評判良さそう。パリ・コレクションなど世界を舞台に活躍している彼について、映画字幕翻訳家の戸田奈津子が「ポテンシャルがある。このスタイル、お顔、そして英語ができる。私は彼を映画界の大谷(翔平)くんだと思う」と絶賛していたって。アイドルになってくれたらよかったのに〜。
しいちゃん アイドルの子どもといえば、斉藤由貴の長女・水嶋凜が歌手デビューするんだって。斉藤が1986年に発売したアルバム『チャイム』に収録されているバラード「予感」のカバーを9月6日に配信リリース。同日、初主演ミュージカル『シンデレラストーリー』も開幕するそう。
編集G 写真見たら斉藤に似てる〜! 水嶋凛というのは本名なの?
しいちゃん 「水嶋」は祖母の旧姓、「凜」はジブリ映画『千と千尋の神隠し』(2001年)に登場するキャラクターのリンが好きだったことから付けた芸名らしいよ。今春に美術大学を卒業したばかりの22歳で、21年にはすでに芸能界デビューを果たし、『ちむどんどん』にも出演。歌手デビューについて、「まだ新人でありながら色々なお仕事を経験できることは、とても恵まれている事だと深く感じています」とコメントしている。
編集G 『ちむどんどん』に出たんだ。新人でありながらそれだけの仕事ができるのは、母のコネ⋯⋯と思われるかもしれないし、いつか「母を超えた」と言われるようになってほしいね。
しいちゃん RIKACOと元夫・渡部篤郎との間に生まれた息子たちも芸能関係の仕事をしているよ。7月21日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)にゲスト出演したRIKACOは、2人の息子が27歳と23歳になったとのことで、長男は「作家を目指していて、舞台の脚本を書いたり、演出をしたり、あとはYouTubeをいろいろ手伝ってくれたりしてますね」と紹介。次男は「渡部蓮」として、「今、モデルをやりながら、海外のお仕事をしたり、将来的には海外で活躍できるような役者さんを目指してます」と語ってた。
編集G へー。兄弟そろってクリエイティブ系統の職種を選んだんだね。
しいちゃん 教育方針については「息子たちには最初からカタカナを覚えるように英語を学ばせたいっていうのがあって、インターナショナルスクールに頑張って行かせてた」とのこと。次男の蓮は、米国レジェンダリー・テレビジョンが制作し、動画配信サービス・Apple TV+が配信する実写版ゴジラとタイタンシリーズ(タイトル未定)にメインキャストとして出演することが発表されてる。
編集G 写真を見ると、「メンズノンノ」(集英社)のモデルみたいなおしゃれ顔だ。やっぱり2世は生まれ持った素質からして芸能人になりやすいのかも。
しいちゃん 順調そうな2世ばかりではないよ。村上ショージの娘のTSUMIKI☆YANKE(つみき・やんけ)は、7月13日、YouTubeチャンネル「よしもと大阪芸人チャンネル」の生配信で「つみき」に改名したことを発表。彼女は、近畿大学文芸学部芸術学科を卒業した後、大阪NSCに入学し、「バターぬりえ」としてデビュー。18年3月に「ぬゅぬゅゅゆゅゅゅゅゅ」に名前を変えたものの、覚えてもらいにくいとの理由で昨年3月に「TSUMIKI☆YANKE」へと再び改名。
編集G ちょっ、ちょっと待って、なにひとつ名前が入ってこない。ひらがな3文字に改名にしたことで、認知度が高まればいいんだけど。
しいちゃん いろいろと頑張っているようなんだけどね。13年にはバラエティ番組発の賞レース『あらびき団 presents あら-1グランプリ2013』で芸人として初代チャンピオンになったものの、18年には芸人を引退。今後は文化人・芸術家・女優として活動すると発表し、19年にNetflix映画『愛なき森で叫べ』(園子温監督)に出演したよ。自身のYouTubeチャンネル「ラリヤーマリヤーうつたつ・ラリヤーマリヤーうつた」では、エピソードトーク、アニメーション、MV、短編映画などを公開している。
編集G 経歴の一貫性のなさに「なにがなんでも芸能界にかじりついてやる!」という気合を感じたよ。なにかしら当たるといいんだけど。2世は最初こそ話題性で注目されるものの、数年もたつと真価が問われる。実際、消えた2世も少なくないからね。チャンスを最大限生かして頑張って!