東山紀之が主演を務める人気ドラマシリーズ『刑事7人』(テレビ朝日系/水曜午後9時~)のシーズン8。7月27日に放送された第3話の世帯平均視聴率が9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、前回から1.4ポイントダウンしたことがわかった。
同作は、東山、田辺誠一、白洲迅らが演じる6人の刑事に、北大路欣也演じる法医学者を加えた“7名”を中心に描かれる刑事ドラマ。第3話では、夜間に“オレンジの光”が浮かんだ翌朝、公園で磯村正彦(宮澤佑)の刺殺体が発見される。警部補の海老沢芳樹(田辺)が、新人の坂下路敏(ジャニーズWEST・小瀧望)を連れて目撃者を探す中、「犯人を見た」という少年・園田星也(平野絢規)から、オレンジ色の巨大な光を放つUFOの絵を見せられる……という展開だった。
「同ドラマの初回は11.3%で、今期の民放連ドラとしては、坂口健太郎と杏がダブル主演を務める“月9”『競争の番人』(フジテレビ系)の初回11.8%に次ぐ好発進となりました。しかし、第2話で10.4%にダウンし、第3話では1ケタに下落。同シリーズが1ケタを記録するのは、2019年8月21日に放送されたシーズン5の第6話以来、約3年ぶりとなります」(芸能記者)
なお、1年前に放送されたシーズン7の最高視聴率は、12.7%(最終話)。ここ最近は2ケタが定着していただけに、ネット上では「内容は相変わらず面白いのに、今クールの視聴率は低めだね」と驚きの声のほか、「のんちゃん(小瀧の愛称)加入後に視聴率が右肩下がりなのは、印象的に心配」と吐露するジャニーズファンも見られる。
「第1話のラストでは、シーズン1から出演してきた巡査部長・水田環(倉科カナ)が『キャリアアップのため、FBIに行くことにしたの』と仲間に告げ、旅立っていきました。この放送後、番組公式サイトのトップページからも倉科の写真が削除され、『ジャニーズ登場で倉科カナ退場はないわ~』『初期メンの倉科カナが抜けたのショック! つまらなくなりそうだから、もう見ない』『ジャニーズ投入で誰かが抜けるパターン、どうにかならないの?』と不満が相次ぎました」(同)
キャストの入れ替えが視聴率ダウンの原因であるかは不明だが、ネット上では「今まで見たことなかったけど、小瀧くんが出るから見始めた」「のんちゃん目当てで見てるけど、『刑事7人』って面白いね!」といった声も目立ち、新たな視聴者の獲得につながっているのも事実のようだ。
「世帯視聴率は下がり気味ですが、最近のテレ朝が重視している“視聴者の若返り”に成功しているとしたら、小瀧の加入は正解だったともいえそう。また、小瀧が演じる路敏は、上司に偉そうな態度を取ったり、単独プレイが目立つといった“鼻につくキャラクター”であるため、『路敏見てるとイライラする』『新キャラ路敏、全然好きになれない』と不快感をあらわにする人も目立ちますが、そう思わせるのも、小瀧がこのクセの強いキャラクターを自然に演じているからでしょう。もともと主演舞台『エレファント・マン』(20年)で見せた演技が『第28回読売演劇大賞』の杉村春子賞および優秀男優賞を受賞するなど、ファンの間で“隠れ演技派”として知られていた小瀧だけに、今回も結果的に高評価につながるのでは?」(同)
倉科の“退場”がいまだ物議を醸している同作。これ以上、数字が下がらないといいが……。