7月7日から配信開始となった、婚活サバイバル番組『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2(Amazon Prime Video)。同番組は、社会的成功を収めた独身女性(バチェロレッテ)の“真実の愛”を獲得すべく、男性参加者たちがゴージャスなデートを通して自身をアピールしながら、バトルを繰り広げるという恋愛リアリティーショー。
今回のバチェロレッテは、コスメブランドを運営する「DINETTE 株式会社」の代表取締役・尾崎美紀さん。最後のローズセレモニーが行われ、尾崎さんの“運命の相手”がわかったエピソード9を、リアリティーショーウォッチャーがレビューする。
※本記事は『バチェロレッテ2』エピソード9のネタバレを含みます
『バチェロレッテ2』ep.9、尾崎美紀さん母のするどい質問
ついに最後の1人が決まるエピソード9。残っている佐藤マクファーレン優樹さん(28歳、バスケットボール選手)、長谷川惠一さん(36歳、バスケットボール選手)の2人が、それぞれ尾崎さんの母親と対面した。
なんとも上品な雰囲気のお母様。事前に「やはり、自分自身も家族も心が豊かになれるような経済力もあってほしい」と語っていたように、男性の経済面を心配している様子。長谷川さんに「本業は?」「スポーツはいくつまでやられる? そのあとは?」、マクファーレンさんに「引退後はどうされる?」など、するどい質問を投げかけた。尾崎さんが紅茶を入れる手がガタガタ震えるなど緊張感があった。
別れ際、長谷川さんには「お元気で」、マクファーレンさんには「さようなら」と言っていたお母様。その使い分けに、何か意味は込められていたのだろうか。
『バチェロレッテ2』ep.9、尾崎さんの愛犬に嫌われるマクファーレンさん
マクファーレンさんとの最後のデートは、それぞれの愛犬を交えた公園デートからスタート。「4人全員が楽しめるデートになったらいいな」と挑んだマクファーレンさんだったが、尾崎さんの愛犬・ぷにちゃんは彼を警戒。マクファーレンさんが抱っこしようとすると「グルルル」と唸って全力で拒否し、視線も合わせようとしない。「大丈夫、時間かければいいんだよ。心配しないで」と前向きに語るマクファーレンさんだが、少し悲しそうな表情。今作で唯一見た、マクファーレンさんの弱気な顔だった。
その後、尾崎さんが宿泊しているホテルへ。そこで尾崎さんは、中学時代にいじめられ、円形脱毛症になった時期があると打ち明けた。「そのとき家族が悲しんでる姿を見て、あんまりみんなに心配かけたくないなと思って、強くいなきゃなと思って今まで来た」とのこと。
この旅でのテーマを「鎧を脱ぐ」と言っていた尾崎さん。鎧は経営者になってからでなく、中学時代からまとっていたようだ。マクファーレンさんは「いいんだよ弱くても。何があっても味方でいるし、誰よりもそばで誰よりも愛する」と受け止めていた。
最後はホテルのロビーにあったピアノで「エリーゼのために」を弾いてみせたマクファーレンさん。尾崎さんは腕組みをして聞き、「おお上手~」「すごいじゃん」とピアノの先生的コメントだったが、果たして心に届いたのだろうか。
長谷川さんとのデートは、パーソナルトレーニングと、おにぎり作り。終始、和やかな雰囲気で、尾崎さんが自然体で楽しんでいることが伝わってくる。特におにぎり作りの様子は、すでに新婚の仲良し夫婦のよう。
最後は、長谷川さんが旅の間つけていた日記を尾崎さんに見せ、本気度をアピール。さらに旅の間、尾崎さんへのメッセージを書き加えてきたバスケットボールに「Will you marry me?」と書いて渡し、「美紀も弱さを俺には見せてほしい」と伝えた。
『バチェロレッテ2』ep.9、ラストローズの意外な結末
最後のローズセレモニーは、東京スカイツリーで行われた。発表の直前、男性2人の前から一度立ち去り、焦らす演出をしてみせた尾崎さん。ラストローズを渡したのは、マクファーレンさんだった。
長谷川さんと過ごしているとき、尾崎さんが終始リラックスしていたことから、SNSでは、長谷川さんを選ぶと予想する人が大半だった。そんな中での、この意外すぎる結末に視聴者は皆ひっくり返ったようだが、“尾崎さんと出会って変われた自分”を主にアピールした長谷川さんと、“とにかく尾崎さんを愛している!”とアピールしたマクファーレンさん……尾崎さんが求めていたのは、無償の一貫した愛をくれる存在だったのかもしれない。
尾崎さんはマクファーレンさんを選んだ理由について、「いつも気づいたらそばにいてくれて、たくさん愛を伝えてくれた。人を信じるのっていいなって久しぶりに思えたし、一緒にいて安心する」と語った。「鎧を脱ぐ」というテーマにこだわってきた尾崎さん。マクファーレンさんの裏表ないまっすぐな性格と、ストレートな愛の言葉のシャワーは、尾崎さんがこれから安心して鎧を脱ぐために必要なものだったのかも。
振り返れば、エピソード1からファーストインプレッションローズをゲットしていたマクファーレンさん。「人生はゴールのない短距離走だ」が人生のモットーだと言っていた通り、常に全力疾走で最初から最後まで番組を盛り上げた立役者だった。どうぞお幸せに!