• Sat. Aug 13th, 2022

あびる優と才賀紀左衛門、“親権”トラブルをめぐるメディア代理戦争のポイント

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 厚顔無恥とはこういうことを言う。自民党の福田達夫総務会長が旧統一教会と政治との関係について問われ「何が問題か正直わからない」だって。おじいちゃんの福田赳夫と統一教会の関係が指摘される中での発言だ。厚顔無恥でなければ、単なるアホ? さらに自民党と統一協会組織的な関係はないなどと、さかんに言い訳をする自民党政治家たちも同様だ。これほど多くの自民党政治家が統一教会と関係を持っているのだから、組織的もクソもないはずだ。

第612回(7/28〜8/2発売号より)
1位「あびる優『酔って深夜娘を…』危険動画で不安すぎる母親」(「女性セブン」8月11日号)
2位「独占キャッチ 相葉雅紀 おめでた妻と聖地ハワイ」(「女性自身」8月16日号)
3位「独占スクープ撮 水谷豊と寺脇康文『衝突の相棒』14年越し真夏の抱擁」(「女性セブン」8月11日号)

 久々に芸能人元夫妻の泥沼トラブルと、それに付随したメディア代理戦争が勃発した。それが2019年に離婚が成立した、あびる優と前夫で格闘家の才賀紀左衛門の“親権”トラブルをめぐるメディア報道だ。

 発端は「週刊文春」(7月28日号・文藝春秋)に掲載された、あびるの前夫への告発インタビューだった。2人は現在7歳の長女Aちゃんをもうけ、離婚時の親権は才賀側にあった。しかし、あびるは親権者変更や引き渡しを求める調停を起こし、昨年5月、親権をあびるに変更する決定が下った。にもかかわらず、才賀は子どもを渡すことなく現在に至っているというもの。さらに、あびるは前夫のモラハラやDVも告発したのだ。

 一方、「文春」発売の翌週、今度は「女性セブン」が「文春」記事とあびるの主張を真っ向否定する記事を掲載した。その内容は、主に才賀の友人や元夫妻を知る関係者によるコメントで構成されているもので、あびるの酒癖と子どもへの虐待という、これまた衝撃的なものだった。

 たとえば、深夜3時にあびるがAちゃんを起こして手を掴んで振り回したこと、深夜にカラオケバーに連れ出したこと、またAちゃんの体調が悪いのに放置して男友だちと飲みに行ったり、食事も満足に作らないなど、虐待やネグレクト疑惑を報じている。しかも「セブン」は証拠動画や写真などを入手していて、その一部も掲載されている。

 あびる優&「週刊文春」VS才賀紀左衛門&「女性セブン」という構図の代理戦争勃発だった。さらに「セブン」同日発売の「文春」(8月4日号)にはあびるが再び登場、娘が夫に洗脳されていること、そのため娘から「あんたなんて、産んだだけのただのおばさんなんだから」と言われたことなど涙ながらに語っている。

 ネットなどの世論も揺れた。「文春」が出るとあびる擁護の声が湧き上り、しかし「セブン」が出ると今度はあびるバッシングといった具合だ。双方の意見が真っ向から対立しているから、これも当然のことだが、今回に関してはあびるが有利だと思う。

 まず、なによりバックに天下の「週刊文春」がついているから。今のところ「文春」を完全に味方につけたから。裏付け取材も相当していると思われるから。そして裁判所からも親権のお墨付きを得ているから。

 一方、2人の離婚時にまでさかのぼると、才賀の巧妙なマスコミ対策も垣間見れる。まず、離婚を報じたのはなぜか朝日新聞出版のニュースサイト「AERAdot.」。その内容は「あびる優、離婚していた 夫が我慢できなかったあびるの悪癖」とのタイトルからもわかるように、夫サイドの言い分をもとにしたあびる批判だ。

 しかも才賀は離婚に際し「僕、才賀紀左衛門が親権並びに監護権(育児権)を持ち責任を持って育てていく」と養育権が自分にあることを強くアピール。親権は母親にという古い風潮が依然残る日本にあって、これだけであびるは「育児放棄」などとバッシングを受けたのは言うまでもない。

 そして才賀はこのアピールを存分に生かし、“シングルファーザーブロガー”として人気を得たのだ。こうした才賀による離婚後の“マスコミ対策”。一方、あびるは沈黙を貫いたが、先週の「文春」でついに声を上げたということだ。

 やられたね、才賀。しかも才賀はあびると離婚後、事実婚状態にある女性に対してもモラハラ疑惑が指摘されているし、あびるの告発後、娘との仲良しな様子をSNSでアップするなど、「無神経」「あざとい」などと批判も受けているのだ。

 なんだか子どもをダシにして商売にしているような――事実婚女性もブログを開設するなど、家族をさらにダシにしているような――。

 今後、才賀サイドの「セブン」がどんな反撃をするのか楽しみだが、たぶん「文春」には勝てない。そんな気がする代理戦争の行方だ。

 ビッグニュースが飛び込んできた。相葉雅紀がパパになる。「女性自身」のスクープだ。

 記事によると、相葉と妻の姿がハワイで目撃されたらしい。そして妻はゆったりとした服装をして、おなかが大きかったのだとか。残念ながら、これら目撃談は旅行客からのもので、「自身」が直接現地で見たものではなく、よって写真もない。しかし、「自身」がジャニーズ事務所に問い合わせたところ、妊娠を認めるコメントが。

 嵐では二宮和也に続くパパの誕生だが、ファンもおおむね好意的のよう。以上、ほかには特に紹介するような内容は記事にはないが、芸能マスコミとしては、妊娠、出産スクープは重要な事柄のひとつ。事務所との関係が作用したのか否かは不明だが、立派なスクープ記事である。おめでとう!

 人気シリーズ『相棒』(テレビ朝日系)に亀山薫(寺脇康文)が14年ぶり戻ってきた。このサプライズは大きな話題を読んだが、そんな寺脇と水谷豊のクランクインの様子を「女性セブン」が報じている。

 しかも“厳戒態勢の中”“ロビーにさえ関係者以外立ち入れない”撮影現場となった一棟貸切のホテルで撮影を終えた2人の抱擁シーンをキャッチして。たしかにスクープだ。でも巻頭カラーグラビアでも掲載されたこの写真、少々不自然な気が。抱擁もぎこちなさそうで、水谷の目線がカメラを向いている!? やらせ!?  読者のみなさんもぜひ確認してほしい。