5人組YouTuberグループのコムドットが、“SMAPや嵐のように有名になりたい”といった趣旨の発言をしたとして、「ジャニーズなめるな」などと炎上している騒動。ネット上では、「趣旨を捻じ曲げられて、さすがにかわいそう」と同情的な声もあるようだ。
騒ぎの発端となったのは、7月29日付のニュースサイト「週刊女性PRIME」に掲載された「コムドット『目指すのはSMAPや嵐』発言でファンから反感、高級ブランドとのコラボ広告に続いて炎上必至か」と題した記事。同サイトによると、「コムドットはここ最近、国民的アイドルグループを『目標』に掲げて」いるといい、その具体例として、コムドットが登場したデジタルマガジン「VOGUE GIRL JAPAN」と「シャネル」のタイアップ記事で、インタビュアーが「コムドットが目指す、てっぺんとは?」との質問した際のリーダー・やまとのコメントを紹介している。
このタイアップ記事で、やまとは「もし今僕が『日本一のグループは誰ですか?』という質問したら、誰を思い浮かべますか?」と逆質問しており、これにメンバーのゆうたが「自分の中では、SMAP」と発言すると、やまとは「それです。この質問をしたときに皆さんの頭にパッと浮かぶような、そんなグループになることですね」と返答。このやりとりと関連づけて、「週刊女性PRIME」では「つまり、国民的グループであるSMAPをライバル視している」というファッション誌ライターの証言を掲載している。
さらに、同記事は、オリエンタルラジオ・中田敦彦のYouTubeチャンネル「中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY」に先月、コムドットがゲスト出演した際、やまとが「『日本で愛されているグループって誰だろう?』ってことを考えたときに、やっぱその嵐さんだったりとか、SMAPさんだったりとか、そういう方々がパッと頭に浮かんで。そのパッと頭に浮かぶっていうのが一番重要」「そういうところに自分たちは行きたい」と発言したことを紹介。その後、中田が「ライバルが嵐さんだから、東海オンエアさんとかフィッシャーズさんとかが目に入らない?」と発言をしたことを取り上げている。
これを受け、ネット上のジャニーズファンなどから「SMAPや嵐みたいになりたいなんて土俵が違いすぎるんだよ。ジャニーズ事務所をなめるな」「コムドットからSMAPとか嵐とかと、同じ雰囲気感じるわけねえだろ」「地元ノリでSMAPや嵐にはなれない。SMAPや嵐はあなたたちが思ってるより何千倍もすごい人たち」「YouTuberが嵐やSMAPをライバル視してるの? あきれた」などと批判が噴出する事態になっている。
「やまとは“ビッグマウス”が芸風で、YouTube開始当初から大きな目標を口にし続けることで、現在のカリスマキャラが確立し、ファンを増やしました。今回は、SMAPや嵐といった国民的グループの名前を出したことで反感を買ってしまいましたが、何より、コムドットを良いイメージで見ていない人が世間に多いことが騒ぎの要因でしょう」(同)
そんな中、「インタビューの発言が、意図的に捻じ曲げられてる」「やまとの『一番人気と言われるユニットになりたい』という発言の主旨が、いつの間にか『ライバル視』に変わってるよね?」「目標は自由では? それに、やまとはライバル視してるなんて言ってないでしょ」などと擁護するネットユーザーも一部で見られる。
「確かに、やまとは『パッと頭に浮かぶグループ』の例として嵐やSMAPの名前を出しただけ。『ライバルが嵐さん』と発言したのもメンバーではなく中田であり、意地悪な発言でメンバーを困らせただけにすぎません。そういった点は曲解されてしまった印象も否めませんが、ただ、今回のようなジャニーズファンの反応を予想できず、安易にSMAPや嵐の名前を出してしまったのは“YouTuberらしいミス”ともいえそう。大概の芸能人なら、『自分の目標を語る際に、SMAPや嵐の名前を出すのはおこがましい』と気を使うでしょうからね」(同)
女性ファッション誌「ViVi」(講談社)が7月に発表した2022年上半期「国宝級イケメンランキング」で「好きなYouTuber部門」の首位を獲得するなど、熱心な支持者も多いコムドット。SMAPや嵐のように“パッと頭に浮かぶ”国民的グループになれる日は来るだろうか……。