現在、21人で活動しているジャニーズJr.内の大所帯グループ・少年忍者。7月29日に始まった公演『マイナビ サマステライブ 未来少年』(東京・EX THEATRE ROPPONGI)での単独コンサートが8月4日に最終日を迎えたが、一部メンバーの口から衝撃的な発言が飛び出したという。中には、ジャニーズ事務所副社長・滝沢秀明の方針を批判したメンバーも存在し、波紋を呼んでいる。
本来は7月24日に開幕するはずだった今公演。メンバーの青木滉平、織山尚大、川崎皇輝、鈴木悠仁 、檜山光成が新型コロナウイルスに感染した影響で、29日からスタートとなった。8月3日・4日は、体調不良を訴えた山井飛翔が大事を取って休養。残るメンバーで無事に完走した。
最終公演の4日午後16時公演の終了後には、ステージを見たファンが興奮を抑えきれない様子であいさつの言葉をネット上に投稿。中でも話題になっているのは内村颯太の言葉で、2019年7月に亡くなった前社長・ジャニー喜多川氏や、現副社長・滝沢氏の名前を出しつつ、グループの躍進を誓っていたとか。
少年忍者はジャニー氏が作ったユニットのため、内村は「成長しなきゃ意味がない」と奮起を誓い、滝沢氏に関しては「滝沢さんが作ったグループを推したいのはわかります。それに負けてたら上にいけない」「勝つためにはジャニーイズムを継承することが大事だと思った」などと語っていたという。また、自分たちにはジャニー氏のような存在がいるとして、「天才振付師」を挙げていたそうだ。
内村は天然キャラで失言もあることがファンの間で知られているが、今回の言葉に対し「よく言った! うっちースゴいよ」「Jr.本人たちも副社長のお気に入りとかが露骨にわかるんだね。頑張ってほしい」「タッキーを敵に回してない? 心配になるけど、話してくれてうれしかった」と勇気を称える声が見受けられる。
一方で、「滝沢さんが作ったグループや、その人たちのファンのことは考えてないんだね」「『滝沢さんが作ったグループ』と限定したことで、仲間をそんなふうに思ってたのか……と悲しい気持ちになった」「滝沢が作ったグループだって同じように頑張っているのに、『ジャニーイズム』とか言い出すのはどうかと思う」「滝沢批判はファンの前でするべきじゃない」と否定的な反応が続出し、ジャニーズJr.ファンの間に波紋が広がっている。
また、少年忍者を脱退した元メンバーに関する発言も問題視する声が多い。
「内村は名前を伏せていたものの、『やる気がないと思われたメンバー』『親友』と表現しつつ、『僕らが未熟だからつらい思いをさせてしまった』と吐露。この告白にこらえきれなくなった黒田光輝が『平塚の話はズルいよ』と号泣していたようです。平塚翔馬は、今年1月、女性と手をつないでいるツーショット写真がネット上に流出し、Jr.ファン界隈で騒ぎになった人物。今年5月末をもって、少年忍者からが脱退しています。同31日、エンタメサイト・ISLAND TV内の動画で『少年忍者というグループから抜けてジャニーズJr.として活動することを決めました』と明かして“無所属Jr.”に戻りました」(ジャニーズに詳しい記者)
この発言により、「平塚の脱退は自分の意思ではなく、クビだったのかなと思ってしまった」「内村の発言によって、平塚はクビだったんだと確信した」との声がネット上に続出。物議を醸している。
ちなみに、過去に何度もプライベート写真や動画が流出し、今年1月に女性との“キス動画”疑惑で叩かれた安嶋秀生は「自分で失った信用は自分で取り戻す」とステージで宣言していたという。さらに、少年忍者のリーダー的存在である皇輝も、大人数グループでは難しいとされるCDデビューを諦めていないと話していたとか。
「ジャニー氏が亡くなった後、関東ジャニーズJr.には2020年10月にIMPACTorsが結成され、今年5月にフレッシュJr.による新グループ・Go!Go!kidsも誕生。特にIMPACTorsは滝沢副社長が目をかけているグループといわれているだけに、少年忍者のメンバーはグループの今後を不安視しているのかもしれません」(同)といった見方も。
さまざまな葛藤を抱えているとみられる少年忍者の面々だが、今回の公演での“訴え”によって、活動や仕事に変化は生じるのだろうか?