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山崎賢人『キングダム2』3週目で首位陥落、新垣結衣&星野源『ゴーストブック』は初登場6位! 映画動員ランク

 アメリカの映画製作会社・イルミネーションによる3DCGアニメシリーズ『怪盗グルー』に登場するキャラクター・ミニオンを主人公にしたスピンオフ劇場アニメの第2弾『ミニオンズ フィーバー』が、全国の映画館動員ランキング(興行通信社調べ、7月23~29日)で1位に輝いた。

 同作は、2015年公開の『ミニオンズ』に続く『怪盗グルー』のスピンオフ映画第2弾。1970年代を舞台に、12歳の少年・グルーとミニオンたちの出会いを描く。今回、2位に入った邦画『キングダム2 遥かなる大地へ』と同日の7月15日公開だったが、夏休み期間に突入し、子ども連れ客を中心に動員を伸ばした模様。なお、公開17日間で動員175万人、興収21億を突破している。

 その『キングダム2 遥かなる大地へ』は、原泰久氏のコミック『キングダム』(集英社)を原作にした実写映画。19年公開『キングダム』の続編で、同作から半年後の世界を舞台に、隣国・魏の侵攻を迎え撃つ秦軍の歩兵として初陣に臨む主人公・信(山崎賢人)の壮絶な戦いの行方を描く。

 前作と同様に今作も評判が良く、ネット上では「想像以上に面白くて、続編もめちゃめちゃ良かった!」「戦闘シーンが派手で、映画館で見る価値アリ。ストーリーも面白かった」といった称賛が多い。一方で、公開から2週連続で1位をキープしていたものの、3週目で早くも首位陥落という展開からは、作品自体の勢いのなさも垣間見える。公開17日間で興収29億円を突破しているが、前作の57.3億円を超えられるか注目したい。

 3位には、公開10週目の『トップガン マーヴェリック』が入った。夏休みに合わせた新作に抜かされはしたものの、まだまだ上位をキープする人気ぶりだ。なお、公開65日目となる7月30日には、国内の興収が100億円を突破。北米歴代興収ランキングでは、『タイタニック』(1997年)を抜いて同作が7位に浮上したという報道もあり、世界中で異例の大ヒットを記録している。

 続く4位は、スティーヴン・スピルバーグ監督で1993年にスタートした『ジュラシック・パーク』シリーズ3部作の世界観を受け継ぐ形で2015年に始まった『ジュラシック・ワールド』シリーズの最終章『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』が初ランクイン。今作では、前作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(18年)の4年後を舞台に、世界中に放たれてしまった恐竜と共存の道を模索する主人公たちの前に立ちはだかる、巨大な陰謀の行方を描く。

 毎回安定した人気を誇るシリーズ作であり、今作も公開3日間で興収12.9億円を突破。ネット上には「非常に見どころが多い、完璧な最終章」「“これぞハリウッド”という、お手本のような娯楽作品」「SF作品が時を経て現代的なテーマに思えてきた。映像のクオリティーも素晴らしく、映画業界に大きな進化をもたらした功績を評価したい」といった熱い感想も多数見受けられる。この夏の目玉となるのは間違いないだろう。

 5位には、『劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア/暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー』が初ランクイン。同作は、人気特撮シリーズ『仮面ライダー』生誕50周年記念作品『仮面ライダーリバイス』と、スーパー戦隊シリーズ第46作『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』(どちらもテレビ朝日系)の劇場版で、2本立て上映されている。

 特に『劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア』は、ゲスト出演したケイン・コスギにネット上の注目が集まっている様子。ケインはこれまで『忍者戦隊カクレンジャー』(1994〜95年、同)に出演、『ウルトラマンパワード』(95年、TBS系)で主演を務めてきたが、『劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア』でも仮面ライダーに変身。これによって、仮面ライダー、スーパー戦隊、ウルトラマンという日本の3大ヒーローに変身する“偉業”を達成したのだ。

 映画口コミサイトなどにも、「ケイン・コスギのアクションがすごすぎ!」「キレッキレの回し蹴りがかっこよくて仕方がない。ケインさんは真のヒーローだね」「47歳であんなに動けるの!? これからも頑張ってほしい!」といった書き込みが多く、ケインのアクションが見どころの一つになっているようだ。

 6位は神木隆之介、新垣結衣らが出演する『ゴーストブック おばけずかん』が初登場。本作は、さまざまなおばけたちを図鑑のように取り上げ、その特徴や“対処法”をユーモラスな物語とともに紹介する大人気童話シリーズ『おばけずかん』(講談社)の実写映画化作品。主題歌を星野源が担当しているため、昨年5月に結婚を発表した新垣との“夫妻共演”のような形になった話題作だが、公開から10日間で動員16万、興収2.9億万とパッとしないスタートを切っている。

 ネット上では「夏休みに家族で見るにはちょうどいい」「笑いあり感動ありで、この夏におすすめの映画」と評価する声もあるが、「子ども向け映画にしては上映時間が長い。息子は途中で飽きてた」「幼稚園児の子どもは『面白かった』と言ってたけど、先日見た『ミニオンズ フィーバー』のほうが笑って楽しんでました」といった声も寄せられており、“子ども受け”は微妙な様子。このまま、アニメや特撮作品に埋もれてしまうのだろうか?

 7位は、Snow Man・岩本照とモデルで女優の生見愛瑠が主演する『モエカレはオレンジ色』が公開4週目でランクイン。玉島ノン氏の同題コミック(講談社)の実写版で、消防士・蛯原恭介(岩本)と女子高生・佐々木萌衣(生見)の不器用な恋模様を描いている。

 公開から3日間で興収2.4億円を突破し、「興収10億円を見込める好発進」と報じるメディアもあったが、公開から24日間で動員47万、興収6億円と、10億円にはもう一踏ん張り欲しいところ。8月7日に行われた同作の「モエキュン御礼舞台あいさつ」では、岩本が「機会があれば、またみんなで集まれたら」と続編に意欲を見せていたようだが、どこまで動員を伸ばせるか注目したい。

 続く8位には、クリス・ヘムズワース、クリスチャン・ベイル出演の『ソー:ラブ&サンダー』が公開4週目でランクイン。大ヒット映画を量産してきたマーベル・シネマティック・ユニバース製作の最新映画だが、公開3週目の4位から、一気に8位までランクダウンする事態に。ネット上には「期待しすぎた」「自分には合わなかったなあ。後半は眠気と戦ってました」といった厳しい意見も多く、次週以降はTOP10入りも危ういかもしれない。

 9位は、なにわ男子・道枝駿佑と福本莉子のダブル主演を務めた『今夜、世界からこの恋が消えても』が初ランクイン。一条岬氏の同名ベストセラー小説(KADOKAWA)を実写化した映画で、毎朝、起きるたびに前日の記憶がリセットされてしまう女子高生・日野真織(福本)と、そんな彼女に恋をした青年・神谷透(道枝)の切ない恋の行方を描いている。

 ネット上では、道枝の演技について「すごく引き込まれた」「みっちーの演技が上手で思わず泣いた」「“俳優・道枝駿佑”のファンになったかも」といった声が上がっており、高い評価を受けている様子。洋画・邦画共に大作が目白押しの時期に公開された同作だが、これからどこまで順位を上げていくのか注目したい。

 なお、10位には公開7週目の『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』がランクインしている。

【全国映画動員ランキングトップ10(7月23~29日 、興行通信社調べ)】

1位 ミニオンズ フィーバー
2位 キングダム2 遥かなる大地へ
3位 トップガン マーヴェリック
4位 ジュラシック・ワールド/新たなる支配者 
5位 劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア/暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー 
6位 ゴーストブック おばけずかん 
7位 モエカレはオレンジ色 
8位 ソー:ラブ&サンダー
9位 今夜、世界からこの恋が消えても
10位 ドラゴンボール超 スーパーヒーロー

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