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テレ朝、かまいたち打ち切りでフット・後藤輝基抜てき! “異例”レギュラー化の不安点

 かまいたちと乃木坂・白石麻衣MCの番組『ウラ撮れちゃいました』(テレビ朝日系)が9月に打ち切られ、不定期放送の番組となり、代わりに9月29日の木曜午後7時から、フットボールアワー・後藤輝基とホラン千秋による新番組『ニンチド調査ショー』が始まる。

 同時間帯には『プレバト!!』(TBS系)『THE 突破ファイル』(日本テレビ系)といった2強番組のほか、ジャニーズ勢が出演する『VS魂』(フジテレビ系)もある。『ウラ撮れちゃいました』はわずか1年でレギュラー放送終了となったが、新番組『ニンチド調査ショー』に勝機はあるのだろうか? 

「同番組は今年4月と6月に特番として放送され、好評を得たためレギュラー昇格。6月は水曜午後7時に放送され、個人視聴率が5.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、全局横並びトップを記録したようです」(芸能ライター)

 番組内容は、時代の変化を世代別の“ニンチド(=認知度)”で斬っていく新機軸クイズバラエティー。例えば過去には、こんな問題が出題された。

 「90年代後半に大ブームを巻き起こした『パラパラダンス』は今の10代にとってダサい? 逆にアリ?」「80代の高齢者に聞いた『今、若者に人気の歌手は?』」といったものだ。ちなみに、後者のランキングでは同率4位に五木ひろしとSMAP、3位にあいみょん、2位に美空ひばり、そして1位には氷川きよしがランクインしていた。

 特番の手応えからめでたくレギュラー昇格となったわけだが、後藤とホランのコメント内容から、番組の今後に早くも不安要素が見えるという。

「2人とも今回のレギュラー化がかなりのスピード昇格だったと驚きをもってコメントしています。性急すぎるレギュラー化は、マーケットリサーチを十分していない状態。途中でつまづいて気弱になると、どんどんテコ入れをして、迷走していくものです。そうした番組は大抵うまくいきません。最初から明確なフォーマットや画づくりのための細かい要素が決まっていれば、特番1発でレギュラー化する可能性もありますが、今回はそうしたタイプでもなさそうですし」(放送作家)

 番組のジャンルとしては、同局の同時間帯で昨年9月まで放送されていた雑学系バラエティ『日本人の3割しか知らないこと くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館』(2015年4月〜21年9月)と、街角の人にクイズに答えてもらう『クイズ赤恥青恥』(テレビ東京系、1995年4月〜2003年3月)、またジェネレーションギャップを売りにした『クイズ!年の差なんて』(フジテレビ系、1988年10月〜94年9月)と同じ系譜になるだろう。

 昨年終了させた『ハナタカ!優越館』と同類の番組を始めるとは、どういう作戦かと思ってしまうが……。

「木曜午後7時台の番組は、『プレバト!!』『突破』『VS魂』とすべてスタジオがメインであることから、テレ朝はロケVTRがメインの『ウラ撮れちゃいました』を始めました。しかし、その“差別化”は効果がなく、打ち切られることに。そこで『やっぱりスタジオショーだ!』ということで、テレ朝お得意の、知的好奇心をくすぐるクイズ番組を開発したということでしょう」(同)

 しかし、この激戦区では『ウラ撮れちゃいました』の二の舞いになる可能性も十分に考えられる。

「『ウラ撮れちゃいました』よりは続くでしょうが、C層(4~12歳)、F1(女性20~34歳)、F2(女性35~49歳)の視聴者を独占している『突破ファイル』、そしてM3(男性50代以上)・F3(女性50代以上)層をがっちりつかんで離さない『プレバト!!』の間に、どこまで割り込めるかが鍵。クイズの面白さが定着していけば、この2番組の牙城を崩せるかもしれません。一方、『ニンチド調査ショー』のスタートで割を食うのは苦戦続きの『VS魂』。同制作陣は気が気でないのでは」(同)

 異例のスピードでレギュラー化が決定した『ニンチド調査ショー』。テレビ朝日と抜てきされた後藤としては、番組を定着させたいところだろうが、果たして……。