• Wed. Sep 28th, 2022

手越祐也の“お持ち帰り”スキャンダル、「女性自身」が報じた記事の不自然な点

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 20kg以上のダイエット成功が話題の華原朋美だが、今度は第2子出産のための不妊治療をスタートさせたのだとか。2019年に第1子を出産した朋ちゃんは現在48歳。そのチャレンジ精神はすごい。話題作り、お騒がせと言われようとも、前へ前へと突き進んでいく朋ちゃんから、まだまだ目が離せない。

第615回(8/25〜8/30発売号より)
1位「手越祐也 鎌倉水着パーティ美女を『自宅イッテQ』お持ち帰り愛」(「女性自身」9月13日号)
2位「香川照之『海老蔵親子にはなれない…』歌舞伎ストレスはけ口に卑劣性加害」(「女性自身」9月13日号)
同「香川照之『酒は身を滅ぼす』守れなかった座右の銘」(「週刊女性」9月13日号)
3位「元AKB48篠田麻里子『ベストマザー』なのに夫と子供と別居していた!」(「女性セブン」9月8日号)

 ある意味奇妙な、しかし、ある意味芸能マスコミらしいスキャンダル記事だ。「女性自身」が報じた手越祐也の女性お持ち帰り記事だが、ツッコミどころが満載だから。

 まず記事の内容は、ごく単純なお話だ。手越が鎌倉・由比ヶ浜のおしゃれな海の家で男女15人ほどの水着パーティに参加した。手越の右隣には黒髪の美女が。しかしその後、午後5時頃に手越はひとり車で都内に帰ってしまう。

 が、2時間後、今度は六本木の韓国料理店で行われた2次会(メンバーは多少入れ替わっていたようだが)にも顔を出した手越。店内は大盛り上がりの中、ここでも手越は午後9時頃、ひとりで自宅マンションに帰って行ったという。

 女性問題を含めて過去いろいろあった手越だが、ジャニーズ事務所から独立して真面目になったなぁ、と思いきや、違った。「自身」は目撃したのだ。翌日の昼過ぎ、手越のマンションから海の家にいた黒髪の女性が出てきたところを! 「自身」はこれについて、「時間差で手越のマンションに行き、お泊まりしていたようだ」と推察する。

 これが記事の一部始終だ。よくある芸能人スキャンダルではある。でも、その詳細を見ると、不自然な点がいくつも見受けられるのだ。まずは水着パーティの参加者について。そこには「格闘家」や「ラッパー」が集まっていたと記されているのに、その実名はない。職業を特定しているということは、名の知れた人物で、通常なら実名をあげるはずなのに、なぜか匿名扱いなのだ。

 そして、海の家で手越の隣にいた美女について。その後、手越のマンションから出てくることになる女性だが、その女性についての描写はこんな感じ。

「(手越の)右隣にはホルターネックの白い水着を着た、元乃木坂46・白石麻衣(30)に似た雰囲気の20代前半の黒髪美女がピタッと寄り添っている」

 どこが変かって? この女性の年齢を「20代前半」と断言していることだ。なにしろ記事では最後までこの女性に取材・接触したり直撃したりの形跡はない。普通なら「20代前半に見える」とか「20代前半くらいだろう」と記すはずだが、記事ではこうした推測表記ではなく、「20代前半」と断定しちゃっている。なぜ断定できた?(笑)

 さらに、パーティ翌日のお持ち帰りをなぜキャッチできたのか。だって手越は鎌倉にある海の家パーティからひとりで都内へ向かったわけでしょ? それで六本木の2次会も早々にひとりで引き上げたわけでしょ? 昨今の芸能マスコミなら、ここで張り込みを終え撤収するだろう。手越がひとりで家に帰ったのではネタにならないから。

 まあ、ふた昔前くらいなら、それでも何か起こることを期待して張り込みを続行したかもしれない。しかし部数減、経費削減が叫ばれる雑誌業界だ。記者やカメラマンに長時間張り込みさせるのもお金がかかる。しかも経費削減のための合併号も他誌より多い「自身」だ。通常なら、パーティ翌日、昼過ぎまで張り込みを続行するのは、かなり不自然なんじゃない? っていうか、何らかの確証があったとしか思えないのだ。

 まあ、どうでもいいけど、ツッコミどころ満載の手越のお持ち帰りスキャンダル(?)記事だった。

 「週刊新潮」(新潮社)が報じた香川照之の銀座高級クラブでのわいせつ狼藉問題。2019年、香川は隣に座ったホステスにキスを迫ったり、ブラジャーを剥ぎ取り匂いを嗅ぎ、胸を触るなどのわいせつ行為を行い、ホステスがクラブママを「香川の暴走を止めなかった」として訴える沙汰にまで発展したと報じられた(訴訟は21年に取り下げ)一件だ。

 ここ最近、芸能界の“性加害”問題が大きく取り上げられていることもあり、他マスコミも後追い報道を行うなど、大問題になったのは当然だろう。

 もちろん女性週刊誌もこれに反応した。「女性自身」は香川の酒癖の悪さを指摘し、その背景に梨園における香川の立場の弱さ、そのための鬱屈などを解説している。もちろん「どんな理由であれ、卑劣な性加害をストレスのはけ口にすることは決して許されない――」と釘を刺した。

 また「週刊女性」も香川の酒癖の悪さに言及、香川自身、その自覚があり、周囲にも“酒は身を滅ぼす”と座右の銘のように語っていたことを紹介している。まあ、まっとうな記事だ。

 だが、この一件に関し、大問題が勃発していることをご存じの方も多いだろう。2ちゃんねるの開設者で、現在はテレビコメンテーターやSNSでのインフルエンサーとして知られるひろゆき。

 そんなひろゆきが、香川の性加害について、YouTubeで「キャバクラってそういうところでしょ?」「ある程度性的なもの売ってて金もらってるんでしょ? 辞めたら?」と発言。

 さらにTwitterでも「キャバクラなど風俗は、性的被害や嫌な思いをする事で高い給料が貰える仕事です。セクハラが嫌なら風俗で働くべきではないです。『他の仕事が出来ないので選択肢が無い』という人は生活保護をどうぞ。『キャバクラで働いても性的な被害を受けない』というのは嘘です」などと書き込んだことだ。

 そもそもクラブホステスを“キャバクラなど風俗”と言い換えていることが恣意的だが、いずれにしても、“性的被害”が前提の仕事だなんて、唖然呆然だ。クラブだってキャバクラだって風俗だってルールは存在する。

 しかし、ひろゆきの論理だと「ホステスやキャバ嬢、風俗嬢にだったら何をしてもいい」ということだ。職業差別でもあり、人権も何もあったものではなく、性被害に対するセカンドレイプそのもの、そして犯罪行為を助長させる発言だが、いるんだよね。こういう問題があると、男性側を擁護して炎上して、しかも反省することなく、さらに差別を繰り返し開き直る輩が。そして一部では、それを称賛する空気があることも。

 常日頃、頭の悪い人を蔑み、自分の頭の良さをアピールするひろゆきだからこそ、一連の発言は意図的で恣意的で悪質だ。

篠田麻里子の別居報道に見る子育ての変化

 昨今、子どもを夫側に託して離婚したり別居したりする女性芸能人、著名人が話題になる。そのたびに“子どもを残して”“子どもを捨てた”などと女性側に対し批判が浴びせられることも多い。そんな中、「女性セブン」で元AKB48篠田麻里子の別居が報じられた。夫が子どもを連れて家を出たのだとか。

 でも考えれば、母親ではなく父親が子どもを育てるケース、シングルファザーが増えているということで、夫側の意識や考えも変化している証左かもしれない。