綾野剛主演のTBS系日曜劇場『オールドルーキー』。8月28日放送の第9話には、Snow Man・渡辺翔太がゲスト出演し、水泳選手を演じていたが、ネット上ではその演技力に賛否両論が飛び交った。
同作は、チームが突然解散したことにより、現役引退を余儀なくされた元サッカー日本代表選手・新町亮太郎(綾野)が、スポーツマネジメント会社「ビクトリー」の社員となり、第2の人生に挑戦するという内容。
※以下、第9話のネタバレを含みます。
第9話では、新町の担当である水泳選手・麻生健次郎(渡辺)がドーピングテストを行った際、違反薬物が検出され、4年間の資格停止処分を言い渡されてしまう。新町は麻生の無実を信じるも、ビクトリーの社長・高柳雅史(反町隆史)は、麻生との契約解除を決断する……というストーリーだった。
「麻生の一件をめぐって、高柳と対立した新町は、秘密裏にビクトリーのメンバーと麻生に協力。食事やサプリメントの成分チェックを行ったほか、ドーピング問題に詳しい弁護士・風間(山村紅葉)を紹介するなど奔走し、その結果、本来は禁止薬物が入っていないはずのサプリが汚染されていたと突き止め、資格停止処分を4カ月に短縮することに成功したんです」(芸能ライター)
その後、新町の手引きで麻生は記者会見を開き、活動のサポートを目的としたクラウドファンディングの立ち上げを報告。しかし、この会見を見た高柳は、新町に電話で“解雇”を通達するのだった。
「ネット上では、ドーピング問題に揺れる水泳選手を演じた渡辺について、『演技がめっちゃよくて、思わず引き込まれた』『繊細な表現がすごく上手!』などと評価する声がある一方、『麻生役の人の演技が微妙。ほかの役者さんがうまいから、悪目立ちしてる』『水泳選手の体格じゃなくて違和感ある。もっと適任な俳優さんはいなかったの?』といったネガティブな声もみられ、賛否両論でした」(同)
同作には渡辺以外にも、ビクトリーの社員・梅屋敷聡太を演じるNEWS・増田貴久や、第3話に登場したマラソン選手・秀島修平を演じたSixTONES・田中樹と、ジャニーズタレントが複数出演しているが……。
「ドラマファンと思われるネットユーザーからは、『さすがにジャニーズが出すぎじゃない? 俳優を起用してほしい』『視聴率稼ぎのためにジャニーズを起用するのはうんざり』などと、厳しい意見も聞かれています。なお、第9話の世帯平均視聴率は、前回から0.2ポイントダウンの9.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。ジャニーズタレントの出演が『視聴率稼ぎ』なのかは不明ですが、数字にはほとんど影響していません」(同)
『オールドルーキー』と同じように、ジャニーズタレントのドラマ出演が物議を醸した例は、他局でも起こっている。
「テレビ朝日系では、今年4月期放送の『特捜9』Season5(主演・井ノ原快彦)にSnow Man・向井康二、同7月期放送の『刑事7人』Season8(主演・東山紀之)にジャニーズWEST・小瀧望が、それぞれ新しくレギュラーに加入。どちらも主演がジャニーズだったこともあり、一部のドラマファンから『ジャニーズドラマ化はやめてほしい』『刑事ドラマにバーターはいらない』といった苦言が漏れ、物議を醸していました」(同)
なお、9月4日に放送される『オールドルーキー』の最終回には、今のところ、レギュラーの増田以外はジャニーズタレントの出演は発表されていない。果たして、どのようなに幕を下ろすのだろうか。