• 日. 12月 22nd, 2024

犯罪データベース

明日あなたが被害にあうかもしれない

『ONE PIECE FILM RED』が『エヴァ』超えの1位、橋本環奈『バイオレンスアクション』9位で大コケ! 映画動員ランク

 人気漫画『ONE PIECE』(集英社)を原作としたテレビアニメの劇場版『ONE PIECE FILM RED』が、全国の映画館動員ランキング(興行通信社調べ、8月20日~8月26日)で3週連続1位に輝いた。

 同作は、音楽の島・エレジアが舞台。世界で最も愛されている歌姫にして、シャンクスの娘であるウタをめぐって、さまざまな思惑と真実が絡み合い、苛烈な争いへと発展していくさまを描く。『ONE PIECE』の原作者・尾田栄一郎氏が総合プロデューサーを務めていることでも話題を集めている。

 公開23日間で興収114億5400万円、動員820万人を突破するなど絶好調で、シリーズの最高興収であった『ONE PIECE FILM Z』(2012年公開)の興収68.7億円をあっさり超えた。さらに、昨年公開のアニメ映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の興収102.8億円をも抜き去るほどのヒットを記録中。一体どこまで記録を伸ばすのか、今後も引き続き注目が集まるだろう。

 続く2位には、公開5週目の『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』が入った。こちらは公開31日間で興収54億8436万円、動員367万を記録。この数字だけを見るとヒット中に思えるものの、前作『ジュラシック・ワールド 炎の王国』(18年)が興収80億円だったことを考えると、“物足りない結果”ともいえそうだ。

 この結果を裏付けるかのように、SNS上では「前作よりスケールが小さくてがっかり」「期待してただけに、つまらなく感じた」「何度か見に行く予定だったけど、1回でいいや」などと、辛辣な感想も少なくない。このまま動員は伸び悩んでしまうのだろうか?

 3位は、人気アニメ「怪盗グルー」シリーズに登場するミニオンたちを主人公にしたスピンオフアニメの第2弾『ミニオンズ フィーバー』。なんと、公開7週目でもなお上位にランクインしている。さらに、4位も公開14週目の『トップガン マーヴェリック』、5位も公開7週目の『キングダム2 遥かなる大地へ』と、長期ヒット作が続く。この夏、トップ10にランクインし続けた3作だが、9月以降も勢いは衰えなさそうだ。

 続く6位には、03年の大ヒット映画『劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 七夜の願い星 ジラーチ』が公開2週目でランクイン。同作は、今年8月11日〜9月8日に開催中の「夏の思い出、ゲットだぜ!25周年ポケモン映画祭」のプログラムとして再公開されたもの。過去作ではあるものの、トップ10にランクインするという、『ポケモン』人気を証明するような結果となった。

 7位には、なにわ男子・道枝駿佑、福本莉子が出演する『今夜、世界からこの恋が消えても』が公開5週目でランクイン。同作の公式Twitterなどでは、8月31日付で興収12.6億円、動員100万人を突破したことを報告しており、ファンからは祝福の声が飛んでいる。

 中には「すでに3回見に行きました。まだまだ映画館通います!」「7月も8月も見に行ったので、9月も行きます」「10回見ても足りないので、ぜひロングラン上映してほしい!」といった熱心なファンの声も見られるため、引き続き興収を伸ばしていくかもしれない。

 続く8位は、嵐・二宮和也主演の『TANG タング』が公開3週目で入った。同作は、デボラ・インストールのベストセラー『ロボット・イン・ザ・ガーデン』を実写映画化したSFドラマ。妻に愛想をつかされ、家を追い出されたダメ男(二宮)と、迷子のポンコツ・ロボットが、ひょんなことから一緒に旅をする中で、不思議な友情が芽生えていくさまを描く。

 二宮のほかに、妻役の満島ひかり、姉役の市川実日子、タングを狙う悪役を演じるかまいたち、会社員役のSixTONES・京本大我ら、人気者が勢揃いした作品ではあるものの、公開から18日間で興収6億3322万円、動員48万6121人と、現時点では寂しい数字。また、SNSには「つまらないと話題になってたけど、本当につまらなかった」「演技派の二宮が出てても、脚本が面白くないとダメだな」など、厳しい意見も多い。

 なお、二宮の主演作は今年12月9日公開の『ラーゲリより愛を込めて』が控えている。こちらは動員が伸ばせるとよいのだが、果たして……。

 9位には、橋本環奈が主演を務め、杉野遥亮、鈴鹿央士らが出演する『バイオレンスアクション』が初ランクイン。同作は、殺し屋という裏の顔を持つ“ゆるふわ系”の専門学生・菊野ケイ(橋本)が、クールかつ飄々とターゲットを殺しまくるアクションコメディ。同名人気コミックス(小学館)の実写映画化で、『劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』(19年)『極主夫道 ザ・シネマ』(22年)などの瑠東東一郎氏が監督を務めている。

 347館の大規模公開だったが、初登場9位と“大コケ”。SNSなどでは「映画館に自分しかいない。貸切だった」「初日に見に来たのに、ガラガラなんだけど?」といった声も見られ、悲惨な状況がうかがえる。

 一方、レビューサイトを見ると、「アクションは爽快だったし、笑えるシーンもあってよかった」「テンポが良くて、最後まで飽きずに見ました」「興行収入的に厳しそうだけど、ぜひ続編を作ってほしい。そのぐらい面白い」などと、好意的な感想が増えている様子。こうした口コミが広がれば、多少は動員が伸びるだろうか?

 10位には、ベン・シュワルツが主演声優を務める大ヒット・アクション・コメディ『ソニック・ザ・ムービー』(20年)の続編『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』が初ランクイン。公開から10日間で興収1億3343万円、動員10万6657人という結果だった。

【全国映画動員ランキングトップ10(8月20日~8月26日 、興行通信社調べ)】

1位 ONE PIECE FILM RED
2位 ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
3位 ミニオンズ フィーバー
4位 トップガン マーヴェリック
5位 キングダム2 遥かなる大地へ
6位 劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 七夜の願い星 ジラーチ
7位 今夜、世界からこの恋が消えても
8位 TANG タング
9位 バイオレンスアクション
10位 ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ

By Admin