9月10日より、ジャニーズ事務所によるオンラインストア「Johnny’s アクスタ Fest」がオープン。ジャニーズ所属タレントのアクリルスタンドが“数量限定で販売”された。ファンの間では販売開始前から不安の声が漏れていたが、実際に販売がスタートすると、アクセスが集中した影響で「購入できない」との報告が続出。事務所サイドへの批判が相次いでいる。
9月3日、ジャニーズ事務所は一部デビュー組のファンクラブ会員に向けて、オンラインストア「Johnny's アクスタ Fest」のオープンをメールで報告。同日、ジャニーズショップの公式Twitterアカウントでも「全新作アクスタがラインアップ! 9/10(土)より特設サイトにて数量限定で販売いたします」「『Johnny’s アクスタ Fest』の会員登録が必要です。詳細は後日ご案内いたします」と告知した。
なお、「アクスタ」とはアクリルスタンドの略語で、タレントの写真をアクリル板にプリントしたアイテムを指す。ジャニーズアーティストはこれまでにもコンサートグッズなどでアクスタを販売してきたが、3日のメールにはアクスタ初登場のタレントもあるとの記載があり、ファンの期待を高めていた。
しかし、オンラインストアの事前会員登録は「できません」と案内されており、サイトオープン前の時点で、ファンから「どれだけの人がサイトにアクセスすると思ってるの? 会員登録は事前にさせてよ」「サーバー落ちと戦いながら、会員登録もしなきゃいけないってこと?」などと不満が噴出した。
「ストアオープン前日の9日にジャニーズから再びメールが届き、販売開始時間は10日の正午からで、サイトのURLや価格が1,200円(税込み)という情報が明らかに。また、このメールで『会員登録ができた』とSNS上に書き込む人が現れたので大混乱。なんでもメールに載っていた『お問い合わせフォーム』のURLからサイトにアクセスすると、一時的に会員登録ができる状態になっていたそうです」(ジャニーズファンの女性)
当初は“事前の会員登録はできない”とアナウンスしていたため、ネット上に「この状態で販売を開始するのは不公平」といった指摘が上がることに。しかし、ジャニーズ側からなんの説明もないまま、予定通り10日正午にアクスタの販売がスタートした。
すると、ファンが懸念したようにアクセスが集中し、エラーメッセージを意味する「502 Bad Gateway」の文字が表示される人が続出。サイトにアクセスできず、さらに購入もできないファンからの悲鳴が相次いだのだ。
「エラーメッセージが表示されてしまう状況は、発売開始から2日ほど続き、予想を上回る“大惨事”となりました。当然、ジャニーズファンからは『販売開始からサイトを何度も開いているのに、会員登録すらできないし、商品が全くカートに入らない』『販売開始から2日間、何もできないまま予定数終了。これはひどすぎる』『丸2日、休まずにアクセスしていたのにひとつも買えてない。ジャニーズはファンを舐めてるだろ』などと、怒りの声が続出しています」(ジャニーズに詳しい記者)
また、ファンの間でさらに問題視されているのは、アクスタの“高額転売”だ。正規の値段は1個1,200円だが、一部のフリマアプリでは、1個1万円台で出品されている物も確認できる。「お一人様1アイテムにつき2点までの購入」かつ販売数限定のため、転売価格が高騰しているようだ。
「SixTONESメンバー6人分のセットで5万円の出品もありましたが、12日時点で『SOLDOUT』になっていました。こうした状況を嘆くファンは多く、『受注販売にすれば問題は解決するのに、なんでやらなかったのか』『アクスタが“転売ヤー”の餌食になってる。ジャニーズ事務所は反省して』などと、事務所の販売方法を責める声が相次ぐことに。受注生産での再販を希望するなど、事務所側に直接要望を送ったという書き込みも多数見受けられます」(同)
果たして、ジャニーズ事務所が販売方法の改善に動き出すことはあるのだろうか? 今後の対応に注目が集まる。