9月10、11日に2夜連続で放送されたフジテレビの大型バラエティ特番『FNSラフ&ミュージック2022~歌と笑いの祭典~』。昨年に引き続きダウンタウン・松本人志、中居正広、ナインティナイン・岡村隆史&矢部浩之らがMCとして出演し、さまざまなアーティストや芸人のゲストが登場。また、今回も「直電!生ブッキング 明日来てくれませんか?」という企画が行われた中、業界内では「ある大物芸能人の出演可否に注目が集まっていた」(スポーツ紙記者)ようだ。
今年で2年目となった『FNSラフ&ミュージック』。ネット上では、昨年同様、長らく“共演NG”がささやかれていた松本と爆笑問題・太田光の共演が話題を呼んだ。一方、業界関係者が熱視線を送っていたのは、「直電!生ブッキング 明日来てくれませんか?」というコーナーだったとか。
「第1夜にMC陣が自分のスマホで有名人に生電話し、第2夜へのゲスト出演を交渉するという内容です。中居は、昨年も同コーナーに登場した笑福亭鶴瓶、また北海道日本ハムファイターズ・新庄剛志監督のブッキングに成功。しかし、松本が電話した相方・浜田雅功、ナイナイ・矢部が声をかけたマツコ・デラックスのスタジオ出演はかないませんでした。実は、浜田とマツコはそれぞれ“フジとの確執”がうわさされているため、業界内では、“番組が浜田とマツコに出演オファーをかけたこと”自体、事件のように扱われていたんです」(同)
浜田は過去、松本とともにフジテレビ系の『ダウンタウンのごっつええ感じ』『爆笑 大日本アカン警察』『ダウンタウンなう』などでMCを務めていた。昨年3月に『ダウンタウンなう』が終わった後は、松本単独の冠番組『人志松本の酒のツマミになる話』がスタートしている。
「現在、浜田がフジでレギュラー出演するのは、同局のスポーツ局が制作に絡む『ジャンクSPORTS』と、不定期放送の音楽番組『HEY!HEY!NEO!』のみ。昨年11月21日配信のニュースサイト『日刊大衆』によると、浜田はフジが制作する『大人数の豪華ゲストを集めただけで、しっかりとしたコンセプトもなく、アイデアや狙いが感じられず、ただ“ワーッ!”と騒ぐような』バラエティ番組が嫌いだといい、業界内では、浜田の“フジバラエティ出演NG説”がささやかれているんです」(同)
一方、マツコは今年3月までフジで放送されていた『アウト×デラックス』で矢部と長年MCを担当していたが、同月発売の「週刊文春」(文藝春秋)によると、番組最後の収録を終えた時に「もう二度とレインボーブリッジは渡りません」と宣言したとか。同誌の取材に対し、マツコはこの発言を“ジョーク”だと話していたが、現状、マツコにフジのレギュラー番組はなく、「やはり確執があるのではないかとみられている」(同)そうだ。
「今回、『ラフ&ミュージック』では浜田とマツコの両名とも、それぞれ第1夜での電話出演は実現しましたが、第2夜にスタジオ登場することはありませんでした。浜田は松本との電話の中で『明日、オレ泊まり(で仕事)ですよ』と言っており、番組では“それでも東京に戻ってきてくれるのでは”と期待されたものの、第2夜に登場したのは浜田に扮したものまねタレント・山本高広だったんです」(テレビ局関係者)
一方、マツコは矢部との電話中に「私、フジテレビから嫌われてるんだよね」と発言。フジ側が「嫌われてない」という“カンペ”を矢部に読ませるくだりがあったが、やはり実際に姿を見せることはなかった。
「関係者の間では、『浜田とマツコは、やっぱりフジのバラエティに出演する気持ちにはならなかったか』などと話題になりました。このまま一生出ないつもりか、いつかは解禁するのか……」(同)
おそらく来年も『ラフ&ミュージック』は放送されるとみられるが、浜田とマツコが登場することはあるのだろうか。