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木村拓哉、連ドラ化『教場』主演で「続編俳優」「新作はリスキー」のイメージに?

 9月13日配信のニュースサイト「週刊女性PRIME」が、2020年と21年の新春に放送されたスペシャルドラマ『教場』(フジテレビ系)の“連続ドラマ化決定”をスクープした。木村は今年4月期の主演ドラマ『未来への10カウント』(テレビ朝日系)で、自身初の平均世帯視聴率(単話)1ケタを記録しており、業界内では「木村が次にどのような連ドラ作品を選ぶのか注目が集まっていた」(スポーツ紙記者)という。

 木村が警察学校教官・風間公親役を演じる『教場』シリーズは、長岡弘樹氏の同名小説(小学館)の実写版。20年1月に「フジテレビ開局60周年特別企画」として『教場』が2夜連続放送され、同4日の前編は世帯平均視聴率15.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、同5日の後編は15.0%をマーク。21年1月には「新春ドラマスペシャル」枠で続編となる『教場II』も放送され、同3日の前編は13.5%、同4日の後編は13.2%と、1作目には及ばなかったが、こちらも高視聴率を記録していた。

「そんな『教場』シリーズに関して、『週刊女性PRIME』は、来年4月期のフジテレビ系『月9』枠で連ドラ化されると報道。記事によれば、フジは早い段階からこの計画を進めていたそうで、木村の『教場』シリーズを“ヒットコンテンツ”と踏んだのでしょう」(芸能ライター)

 しかし、木村や所属先のジャニーズ事務所は、安易にオファーを受けることはなかったようだ。

「木村ほどの大物の主演作となると、局側は本人が納得する内容であることはもちろん、確実にヒットさせるための企画を練らなければならず、相当な準備期間が必要になります。それでも、今年春の時点で『教場』連ドラ化の企画は固まっていたみたいですが、ジャニーズ側はそのオファーを一旦ペンディングしていたとか。というのも同時期、木村は『未来への10カウント』の撮影に取り組んでいたため、まだ次回作を検討する段階になかったわけです」(前出・スポーツ紙記者)

 だが、そんな『未来への10カウント』は初回11.8%でスタートしたものの、徐々に数字を落とし、第3話で9.9%、第4話では9.6%を刻み、業界内外に“木村主演ドラマで初の1ケタ視聴率”という衝撃を与えた。

「テレ朝は、18年1月期と20年6~7月に放送された木村主演の連ドラ『BG~身辺警護人~』シリーズをヒットさせた実績がありましたが、『未来への10カウント』で木村の顔に泥を塗ってしまったと震えたことでしょう。一方、フジにとっては“渡りに船”の展開で、ヒット間違いなしの『教場』連ドラ版を再度オファーしやすくなったものとみられます。木村やジャニーズとしても、早めに“初の1ケタ”というイメージを払拭し、巻き返しを図りたいという思いがあったのかもしれません」(同)

 ただ『BG』然り、シリーズものへの出演が増えると、「業界内で『続編俳優』というイメージがつき、木村の新規ドラマはリスキーといわれてしまう恐れも。続編だけでなく、新しいヒット作に出会えるといいのですが……」(同)との懸念点もあるようだ。

 業界内でヒットは手堅いといわれる連ドラ版『教場』。木村がその次に選ぶ主演作は何になるのか、まだまだ楽しみは尽きない。

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