TBS系「日曜劇場」枠で10月期に放送される山崎賢人主演ドラマ『アトムの童』について、9月16日、降板となった香川照之の代役でオダギリジョーが出演すると、一部スポーツ紙が報道。ネット上では「オダギリが出るなら、かえってこのドラマに興味が湧いた」と話題になっているようだ。
『アトムの童』は、若き天才ゲーム開発者・安積那由他(山崎)が、倒産危機にある老舗玩具メーカー「アトム」とタッグを組んで“ものづくり”を追求しつつ、ゲーム業界の大資本企業に立ち向かい、成長していく姿が描かれる。
「ヒット作を多数生み出してきた『日曜劇場』は、TBSの“看板枠”。新ドラマ『アトムの童』には主演の山崎のほか、松下洸平、岸井ゆきの、ハナコ・岡部大、馬場徹、六角慎司、玄理、飯沼愛、戸田菜穂、皆川猿時、ドランクドラゴン・塚地武雅、でんでん、風間杜夫ら豪華役者陣の出演が発表されています。一方、もともとキャスティングされていたという香川は、先日降板が決定しました」(芸能ライター)
香川は、8月24日発売の「週刊新潮」(新潮社)に、2019年7月、東京・銀座の高級クラブでホステス女性に対して“性加害”を行っていたとスクープされ、同誌9月1日発売号では、笑いながらクラブのママの髪をわしづかみにする写真も公開となった。
「一連の報道の影響で、香川は起用されていたCMや番組から次々と降板。『アトムの童』への出演は正式発表前だったものの、『日曜劇場』常連の香川は、那由他と敵対する“ラスボス”役で起用いたと複数のメディアが報じており、撮影もすでに始まっていたとか。しかし、結局出演取りやめとなりました」(同)
業界内外で“誰が香川の代役を務めるのか”と注目を集めていた中、オダギリに決まったという報道が出ると、ネット上には「意外だけど、かなりうれしい!」「『日曜劇場』で香川っていうと、いつもと同じような演技だろうなと想像がつく。オダギリなら新鮮だし、楽しみ!」などと好意的な声が続出。また、「正直なところ、香川よりオダギリのほうが大歓迎」「オダギリさんファンなので見ることにします」といった書き込みも。
「もともと視聴率が安定している『日曜劇場』ですが、7月期に放送された『オールドルーキー』(綾野剛主演)は、中盤で視聴率が1ケタ落ちすることもありました。『アトムの童』も、香川の騒動で放送前からケチがついてしまったものの、オダギリがヒットに導いてくれるかもしれません」(同)
香川の急な出演取り止めでゴタついたTBSだが、オダギリ起用によって「災い転じて福となす」だろうか。