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ダイアナ元妃と比較するのは「かわいそう」“悪女”叩きされるカミラ妃に応援の声続出

ByAdmin

Sep 20, 2022

 9月8日にエリザベス女王が死去してから、SNSにダイアナ元妃の写真や動画が大量に投稿されている。その多くが、「美しく気高いダイアナ元妃こそが王妃にふさわしい」とカミラ王妃を非難したり、「プリンセス・オブ・ウェールズ」の称号を継承したキャサリン妃とダイアナ元妃を比較して評価するもの。カミラ王妃に対しては同情の声も増しており、ネット上で強い関心を集めている。

 TikTokでは、カミラ王妃の変顔写真の後にダイアナ元妃の美しい写真をくっつけ、「ブサイクで下品なカミラと美しく優雅なダイアナ」「王妃にふさわしいダイアナとふさわしくないカミラ」などとこき下ろす投稿が続出。カミラ王妃の写真に「不倫した女」ダイアナ元妃の写真に「不倫された女」とキャプションを入れた投稿には、ダイアナを苦しめたチャールズとカミラは国王夫妻になるべきではないと批判するコメントが多くついた。

 若い層の利用が多いTikTokでは、ダイアナ元妃を悲劇のヒロインに描いているNetflixの王室ドラマ『ザ・クラウン』の影響を受けているユーザーが多く、悪女として描かれているカミラ王妃は激しいバッシングを受けている。イギリスでビッチという意味の「キャウ(cow)」と「カミラ(Camilla)」を合体させた造語「キャウミラ(cowmilla)」を使って彼女をディスるコメントも少なくない。

 チャールズ国王はダイアナ元妃と知り合う前の1971年に、知人に紹介されてカミラ王妃と出会い、一目ぼれ。自分を特別扱いせず、媚びへつらうことが一切なく、共通の趣味が多く、年も近いカミラに夢中になった。しかし王室側は、処女ではなく、上流階級の出だが高貴な貴族として”不十分”なカミラ王妃は、「将来の女王としてはふさわしくない」と、交際に断固反対。

 カミラ王妃は、チャールズが海軍の海外遠征中にアンドリュー・パーカー=ボウルズと婚約し、73年に結婚した。これについては、カミラの父親がアンドリューとの結婚を強く望んでいた説、王室がカミラとアンドリューの婚約を急がせたという説もある。これによりチャールズはカミラとの結婚を諦めたが、その後も彼女を愛し続けた。

 77年、皇太子は13歳年下のダイアナと出会い、王室は若く処女で貴族的身分も申し分なく、シャイで美しいダイアナ妃との結婚を猛プッシュ。チャールズはカミラとの関係を断ち切れないまま、ダイアナと81年に盛大な結婚式を挙げた。その後、子どもを2人もうけたが、チャールズは86年頃からカミラとの肉体的な不倫にのめり込むようになった。

 ダイアナにも不倫相手ができ、夫婦関係が破綻した2人は92年に別居を発表。ダイアナはチャールズがカミラとずっと不倫を続けてきたことで精神的に大きなダメージを受けたと暴露し、同情を集めた。

 その後のダイアナは、自身の知名度と影響力を慈善活動を通して発揮し、世界中から愛される強い女性へと成長。しかし、離婚が成立したした翌年の97年に36歳の若さで事故死。“永遠のプリンセス”として、若く美しい姿のまま、人々の心に記憶されることとなった。

 チャールズとカミラは、ダイアナの死後も交際を続け、2005年に再婚。90年代前半に流出した、電話での卑猥な会話音声が強烈だったため、2人をばかにする声も多く、チャールズの支持率は低迷した。世間だけでなくマスコミまでもがカミラを悪女呼ばわりし、カミラの曽祖母アリス・ケッペルは、エドワード7世が即位してから亡くなるまでの12年間寵愛された愛人の一人であったため、「カミラも愛人のままでいればいいのに」と揶揄する声も上がった。

 そんなことから、ネット上では今でも「カミラは悪女」として叩く声が多いが、カミラ王妃といるととても幸せそうなチャールズ国王の映像を集めて、「この2人は最初から一緒になるべきだった。そうすれば悲劇は起きなかった」「悪いのは2人の結婚に反対した当時の王室」「これほどまでに仲むつまじい夫婦はいない。国王、王妃にふさわしい」と応援する声も上がるように。

 カミラ王妃の若い頃の写真を集めて、「王妃も若い頃は魅力的だった」「ずっと若いままのダイアナ元妃と比べるのはあまりにもかわいそう」「カミラがいなくてもダイアナはチャールズとは離婚しており、王妃や女王にはなれなかっただろう。それほどまでに相性がよくなかったから」「ダイアナはきれいではかない外見だから愛されている。あまりにもカミラがかわいそうだ」と同情する声も集まっている。

 なお、2人の関係を快く思っておらず結婚式にも出席しなかったエリザベス女王だが、辛抱強く公務を行い、チャールズを支えてきたカミラのことを晩年は信頼していたと伝えられている。

 一方のキャサリン皇太子妃は、ウィリアム皇太子と交際中から常にダイアナ元妃と比べられてきた。ブロンドではなく、シャイなわけでもなく、高学歴で民間から王室入りしたキャサリン妃は、11年の結婚当初、ダイアナ元妃よりも「親しみやすさはない」「ダイアナよりもきれいじゃない」「地味」などと陰口を叩かれたりもした。

 しかし、王室のしきたりを守り、王族の主要メンバーとして公務に励み、2男1女を産んだ母親としても頑張っている姿は国民の心をつかむようになり、エリザベス女王に次ぐ高い支持を集めるようになった。

 しかし今回、ダイアナ元妃以来の「プリンセス・オブ・ウェールズ」となったことで、再び比較されるように。カミラ王妃と異なり、キャサリン妃の継承は「ダイアナ元妃も喜んでいるだろう」「いろいろな意味でプレッシャーだろうけど、彼女なら重責を果たすのでは」「この大変な時も、気品にあふれ凛としているキャサリン妃は、ダイアナ元妃を超えそう」といった好意的な声がほとんど。

 以前よく聞かれていた「地味」という陰口も「エレガント」という言葉に変わっており、ダイアナ元妃に対して使われていた呼称「人々のプリンセス」を、キャサリン妃に対して用いる声も多い。

 女王が亡くなった後の10日、皇太子とヘンリー王子夫妻の4人で、追悼のためにウィンザー城の外に集まった人々と交流した際にも、キャサリン妃は人々と心を通わせ、握手やハグもたくさん交わし、「ダイアナ元妃を意識しすぎなメーガンなどではなく、キャサリン妃こそダイアナそのもの」という声が上がった。

 やんちゃなヘンリー王子に手を焼いていたダイアナ元妃の映像と、ルイ王子に手を焼くキャサリン妃の映像を比較し、「なだめ方がそっくり。母親としての姿もダイアナに似ている」とも言われているキャサリン妃だが、女王の国葬に出席した9歳のジョージ王子と7歳のシャーロット王女の姿が立派だったことから、「母親のキャサリン妃がしっかりしているから」だと称賛されており、「彼女こそ将来の王妃にふさわしい」と期待する声も多く上がっている。

 しばらくはネット上でダイアナ元妃と比較され続けるであろうカミラ王妃とキャサリン皇太子妃。2人が永遠のプリンセスであるダイアナ元妃を超えることは不可能に近いだろうが、女王が死去により、今後山ほどの困難に直面するであろう国王、皇太子を支えることで、きっとイメージが良くなり、支持率も上がるだろうと王室ファンは期待しているようだ。