• 日. 12月 22nd, 2024

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明日あなたが被害にあうかもしれない

「本命は歯科医」は偽情報? リモート交際? 佳子さまの熱愛をめぐる玉石混淆の情報

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 「週刊文春」(文藝春秋)がすごい砲弾スクープをぶち込んできた。小室圭さんの母親・佳代さんの新たな金銭問題。先ごろ一応の解決を見た元婚約者以前に同棲していた彫金師の男性に、「私が貢いだお金(約1,600万円)を返して」と要求、男性はその剣幕に恐怖を覚え警察に相談しているというのだ。それも過去の出来事ではなく、数週間前のことだという。警察庁も注視する事態となっているというが、もしそうなら今後は――。新たな小室母子バッシングの種が撒かれた。

第618回(9/15〜9/20発売号より)
1位「佳子さま 水面下で育む“本命愛”に紀子さまの待った!」(「週刊女性」10月4日号)
2位「佐藤建と井上真央『タブーな初共演』で嵐の予感」(「女性セブン」10月6日号)
3位「安倍晋三元総理『政界を引退したら映画を作りたい』」(「週刊女性」10月4日号)
※「女性自身」は合併号休み

 先日「女性自身」が(8月23・30日合併号)で報じた佳子さまの熱愛記事「佳子さま 本命恋人は両親公認エリート歯科医」が波紋を呼んでいる。「自身」記事の内容は、佳子さまの本命恋人が学習院出身の歯科医であり、さらに歯科医の実家を訪れた佳子さまの姿をキャッチ、その上でお相手医師との関係やディテール、背景についてもかなり詳細に記されたもの。

 皇室御用達「自身」の面目躍如、渾身のスクープと思いきや、その後、後追いマスコミが報じたのは、佳子さまと歯科医の交際の決定打ではなく、むしろ疑問視する報道だった。

 その急先鋒が「サンデー毎日」(毎日新聞出版)だ。同誌9月11日号では皇室に詳しい森暢平・成城大教授の連載「社会学的皇室ウォッチング!」で、「佳子さま『歯科医交際』の『女性自身』は偽情報」と題し、痛烈な批判を展開している。

「複数の関係者に確認し、佳子さまと若手歯科医Aさんは恋人関係にない、とはっきり断言できる。佳子さまは、Aさんの父親である院長に歯の治療をしてもらっていただけだ」

 そして、交際を全否定しただけでなく「自身」の取材不足をも批判、さらに、こう踏み込んだ。

「(事実でないと)知っていて書いたとしたらフェイクニュース生産機関と批判されても反論のしようがない」

 痛烈だ。逆にここまで書くのだから“絶対に交際していない”という確証があるのだろう(それが真実かどうかは別にしても)。

 ほかにも「週刊新潮」(新潮社)や「女性セブン」などが佳子さまの交際に否定的な記事を掲載しているが、そんな中、今週の「週刊女性」もまた、佳子さまの恋愛に関連する記事を掲載しているのだが、それがなかなか興味深い。

 まず記事では、手話スピーチコンテストに臨んだ佳子さまの近況を紹介、わずか5人しかいない独身女性皇族のなかでも、佳子さまの活躍を期待したいとのコメントや、女性宮家に創設について言及される。

 もし女性宮家が実現し、その上で佳子さまが結婚するならば、相手男性は皇室に止まる内親王と結婚するということになる。そうなれば結婚のハードルはさらに高まり、人生計画も大きく揺らぐと指摘するのだ。そして、こんな仰天情報を開陳した。

「渦中の佳子さまは、水面下で結婚の準備を進めておられるという」

 やはり「自身」が報じた歯科医との交際は本当だった!? と思いきや、匿名の宮内庁関係者がこんなコメントを! 「彼(歯科医)はあくまで家族ぐるみで付き合いがあるだけで、“本命の恋人はほかにいらっしゃる”といわれています」。さらに、この宮内庁関係者は本命恋人と佳子さまの逢瀬は、直接会うのではなく“リモート交際”が主だと証言するのだ。

 仰天証言だが、しかし記事では、この本命恋人が誰なのかなど、その詳細はまったく書かれていない。これまた本当か!? といった「??」な情報だが、その真偽は今後の展開を見守るとして、姉の眞子さんが結婚し、27歳になった佳子さまの今後に注目が集まるのは致し方ない。そして今後も玉石混淆の情報が氾濫するんだろうな。

 佐藤健と井上真央。この2人、来年1月クールのTBSドラマで初共演するらしい。にもかかわらず、ふたりはすでに“タブーな関係”なのだとか。なぜか。

 2人はある人物と因縁を抱えていると「女性セブン」は指摘するのだ。その人物とは嵐の松本潤。言うまでもなく井上は05年のドラマ『花より男子』(TBS系)の共演以降、松潤と長年交際が取りざたされてきた“交際相手”であり、一方の佐藤は松潤の“親友”。しかも今回のドラマは『花より男子』と同じ金曜午後10時枠のため「周囲がなんとなくやりにくさを覚える」んだって。

 ふーん。しかも本人たちは何のわだかまりもないという記載もあり、どうでもいいひまネタなのだろうが、ひとつ気になることが。こんな記事を掲載しながら、「セブン」はまたしても松潤と井上の交際を矮小化しようとしていることだ。

「’14年に写真週刊誌が焼肉デートを報じたのを機に、ふたりの交際は過熱」したが、しかし「井上さんは始終交際を否定。いまとなっては真偽不明の情報で、ファンの間では、“都市伝説”と言う人までいます」(芸能関係者のコメント)

 さすがジャニーズの御用媒体「セブン」。ふたりの交際は“真偽不明の都市伝説”だって(笑)。ジャニーズへの配慮か、忖度か。しかし、そもそも「写真週刊誌」がふたりの焼肉デートをスクープする以前に熱愛を最初にキャッチしたのは何を隠そう「セブン」だったのではないのか。

 というのも写真週刊誌「フライデー」(講談社)がふたりの焼肉デートを報じる前、「セブン」が2人の決定的ツーショットを撮影するも、ジャニーズ事務所の圧力で潰されるというトラブルが起こっていたから。

 さらに17年、「週刊文春」(文藝春秋)が報じた松潤による葵つかさへの「性奴隷」問題でも、井上の存在が浮上している。「文春」では葵が一度だけ松潤に井上の存在を問い質した際、松潤が「それ以上、彼女のことを言ったら殺すよ」と言い放ったことを報じているのだ。

 芸能マスコミもいろいろ大変だな。

 半数以上が反対といわれる安倍晋三元首相の国葬問題だが、なぜか「週刊女性」が長年の安倍晋三応援団として知られる評論家の八幡和郎氏を登場させ、安倍元首相を絶賛させている。

「21世紀の初頭の世界で、最高クラスの政治家で長生きしたらノーベル平和賞も確実だった」
「安倍さんの葬儀は国葬に値する」

 八幡氏といえば安倍元首相の死後、「特定のマスコミや有識者といわれる人々が、テロ教唆と言われても仕方ないような言動、報道を繰り返し、暗殺されても仕方ないという空気をつくりだしたことが事件を引き起こした」「狙撃事件の犯人がいかなる人物かは、あまり重要でない」と主張している人物。そのためか、今回の記事のなかでも統一教会のことには一切触れてもいない。

 どうした「週女」! これまで時折、骨太な社会特集を組んできた「週女」、政権に対しても真っ当な批判記事も載せていたのに、今回は一体なぜ? あまりに不可解な安倍晋三礼賛企画だった。

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