関ジャニ∞の冠番組『関ジャニ∞の あとはご自由に』(フジテレビ系)。9月19日深夜放送回では、ゲストにお笑い芸人の友近を迎え、過去のアドリブドラマの名シーンを振り返るトーク企画を行ったほか、急きょ即興劇に挑戦。その中で丸山隆平の発言に“ピー音”が入り、ネット上の視聴者たちが騒然となった。
番組の大ファンという友近は、「刺激があるんですよ、この番組は」と魅力を語り、いつも関ジャニ∞メンバーの表情や、「いいな」と思うセリフなどをメモしていると告白。大倉忠義は「戸惑っている顔が良い」と評し、丸山隆平は「心の声が全部表情と口に出ている」、安田章大は「方言が上手」と分析した。
また、村上信五については「『樽から出た女の涙や』など、名言をサラっと出すのがすごい」と称賛し、横山裕は「常にポーカーフェイスで絶対焦らない」など、メンバーの演技を細かくチェックしているようだ。
一方、安田と友近は2023年1月公開予定の映画『嘘八百 なにわ夢の陣』で共演した仲。友近が、「実は総集編トークではなくて、セッションしたかった」と残念がっていると、その場で安田は「コントします?」と提案。友近も「(関ジャニ∞なら)すぐできると思う」とノリノリで、急きょ全員で即興劇を行うことに。
普段は演者側と別室でのモニタリング側に分かれる関ジャニ∞だが、今回は5人全員で「素人リポーターオーディション」というタイトルのドラマに参加。岐阜県のとあるテレビ局で行われる番組の素人リポーターオーディションを舞台に、横山はバブル時代から活躍する敏腕プロデューサーに扮し、大倉は出演が内定している人気タレントとして審査員を担当。友近は、テレビ局のご意見番的な存在を演じる。
また、丸山は100回連続でオーディションに落ち続けている男、安田は番組のスポンサーでもある地元大企業の御曹司役にキャスティングされた。村上には自転車で全国を旅しており、この場所に思いつきで立ち寄った男という役が与えられ、「番組出演を勝ち取るのは誰なのか?」が見どころとなった。
オーディションで3人がそれぞれ自らの個性をアピールする中、友近から「小籠包のグルメリポート」のお題が。それに応えるように村上が「うわ~! 大丈夫ですか? 湯気で見えてますか?」「黒酢いただいていいですか? ちょっと生姜のせるタイプです」と元気よく食レポを始めると、丸山が横から「くろーず&生姜ない!」と意味不明の茶々を入れながらアドリブに乱入。ボケ続ける丸山に村上がツッコミを入れ、最後には2人合わせてカメラ目線で決めポーズをするなど、息ぴったりの掛け合いを見せた。
すると、友近のむちゃぶりによって、審査員の大倉も「小籠包のグルメリポート」に挑戦することになり、大倉が店に入る場面から演技を始めると、丸山は酔っ払い客、村上が店主、安田は金持ち客となって参加。目の前に出てきた白、赤、緑色の“三色小籠包”について、大倉が「何色がオススメですか?」と尋ねたところ、丸山は不適切な発言をしたのか、「ピーッ」という効果音でかき消され、さらに口元は“ご自由に”というテロップで隠された。
この発言を受けて大倉は思わず吹き出し、丸山は審査員たちから「あの子ダメだ。テレビ向いてないね」(友近)「マジで向いてないじゃないか、お前」(横山)とあきれられる始末。最後は、友近にかかってきた電話により、番組の放送枠は「谷隼人さんと東てる美さんのテレショップ」に決定したというオチで物語の幕が閉じた。
ドラマの終了後には、村上から「最後お前、独壇場やん」とツッコまれた丸山が、「設定ですよ。100回(オーディション)落ちてるから、何やってもいいよなって……。“無敵MAX”(な役)をくれたから」と、意図的に発言したことを告白。友近は「(即興劇をやると)すぐ言うて、すぐこんなことなるって、やっぱ天才やなって思った」と、あらためて関ジャニ∞メンバーの対応力を称賛したのだった。
この日の放送に、ネット上では、「友近さん回楽しみにしてたけど、想像をはるかに超えてきた」「今回のは関ジャニ全員が出てて、特に団体芸を堪能できる回だったから、本当に面白かったなあ」「村上くんと丸山くんのあうんの呼吸がすごい。打ち合わせしてきた?」などの反響が寄せられたほか、丸山に対しては、「100回落ちた設定だからってやりたい放題で笑う」「どんな放送禁止用語言ったの?」 「なんて言ったんだろう(笑)」との声も上がっていた。