9月21日放送のTBS系バラエティ『水曜日のダウンタウン』(以下、『水ダウ』)で、おいでやすこが・おいでやす小田が“閉所恐怖症”のような状態に陥る場面があった。同番組ではこれまでも、出演者が危険にさらされる企画が複数回放送され、その都度ネット上に批判が飛び交ったが、「今回は物議を醸しながらも、番組を『評価したい』という声も寄せられた」(芸能ライター)ようだ。
『水ダウ』はさまざまな“説”を提唱する番組で、今回は「お化け屋敷のルート中にお化けメイクされて捕えられてたらめちゃ助けてもらいづらい説」を検証。ターゲットとなったのは、安田大サーカスのクロちゃん、ななまがりの森下直人、トム・ブラウンのみちお、そして小田だった。
「小田は目隠しされた状態で棺桶の中に入れられ、スタッフから『今、小田さんを箱に閉じ込めました』『近くに鍵があるので、その箱の鍵を開けて脱出してください』と説明を受けました。棺桶内で目隠しを外した小田は『ちょっと待って。真っ暗やで』『ちょっと説明少ない』などと口にしたあと、『あっ、すみません、スタッフさん』『ちょっとマジです。ちょっとパニック……』『ちょっと呼吸が……』『アカン。ヤバい、ヤバい』と、明らかに様子がおかしくなっていました」(同)
その後、異変を察知したスタッフによってすぐに救出された小田は、「たぶん閉所がホントに無理」「自分ではどうもできないことで……」「ちょっと知らなかったっすけど、自分でも。ホンマに無理なやつかもしんない」「閉所恐怖症ってやつっすね、たぶん」とコメント。そんな小田の姿を見て、一部ネットユーザーからは「自分も閉所恐怖症だから、見てるだけで苦しくなった」「笑えなかった」など、番組サイドに批判的な声が上がっていた。
「『水ダウ』は過去にも出演者の身を危険にさらす企画を放送しています。例えば、20年7月放送回で、安田大サーカス・団長安田とオードリー・春日俊彰が『超熱湯風呂対決』を行ったのですが、後に団長がTwitterで、熱湯風呂に入ったことで“赤紫に変色した自身の皮膚”の写真を公開。一般ユーザーから『痛々しい』『体が心配』といったリプライが寄せられていました。また、同年8月放送回では、パンサー・尾形貴弘が、パイナップルをトゲトゲしく固い皮ごと食べさせられ嘔吐する場面があり、この時もネット上で『危険すぎる』『企画を考えた人がおかしい』と問題視されるなど、過激な企画でたびたび物議を醸してきました」(同)
一方、今回の小田の企画に対しては「本人すら自分が閉所恐怖症だって知らなかったんだし、仕方がないのでは」「スタッフもすぐ開けてたから、対応に問題はなかったと思う」という書き込みも見られる。
「棺桶から出され、休憩を挟んで落ち着いた小田は、その後“説”の検証とは関係のない、“シンプルにお化け屋敷を回る”というロケに挑戦。スタジオでVTRを見ていたダウンタウン・浜田雅功や松本人志、フットボールアワー・後藤輝基らをリアクションで笑わせていました。ネット上には、『企画を断念してもオンエアしてもらえたのは、小田さんにとって良かったよね』『演者に無理させないだけじゃなく、演者の努力を無駄にしない番組とわかって、評価したいと思った』など、感心するような書き込みが散見されます」(同)
しかし、そもそもこうしたトラブルを起こさないことが、何よりも大事だろう。『水ダウ』には、出演者の安全を守ることを徹底してほしい。