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イオン・ニチレイほか、“1,000円以下”の冷凍食品おすすめ6選! プロが「栄養バランス」に注目した商品も

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、管理栄養士・猪坂みなみ先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

イオン・ニチレイ・Picard(ピカール)、“1,000円以下”冷凍食品おすすめ6選

 コロナ禍によって自宅で食事をする機会が増える中、「冷凍食品」の需要が高まっているといいます。中でも、500〜1,000円程度の“ワンランク上”な冷凍食品が人気になっている様子。手間をかけずに食卓がちょっと豪華になるなんて、とても魅力的ですよね。

 そこで今回は、1,000円以下で少しぜい沢な冷凍食品が購入できる、イオン「プロのひと品」シリーズ、ニチレイ「アットホームバル」シリーズ、そしてフランスで人気の冷凍食品「Picard(ピカール)」に注目。管理栄養士の猪坂みなみ先生に、栄養面から見たおすすめ商品を、2品ずつピックアップしてもらいました!

――冷凍食品ならではのメリットや、上手な活用方法はありますか?

猪坂みなみ先生(以下、猪坂) 冷凍食品のメリットは、やはり保存がきくところです。お好みの食品を常に自宅の冷凍庫に入れておけば、「食事を手軽に済ませたい」「おかずが足りないから何かプラスしたい」という時など、便利に活用できます。

 冷凍食品と同じように、調理の手間が省ける、賞味期限が長いという特徴を持つ食品としては、カップ麺やレトルト食品などもありますが、冷凍食品はこれらと比較すると、食感や風味、栄養状態などを保ちやすいんです。そのため、「栄養バランスは気になるけど、調理に手間をかけたくない」という方には特に、冷凍食品をおすすめします。

――それでは、イオン「プロのひと品」シリーズのおすすめメニューから教えてください。

猪坂 「プロのひと品」シリーズは、自宅でイチから作ろうと思うと手間がかかるグラタンやグリル、カレーなどのメニューがラインナップされている点が、個人的な“推しポイント”。ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」などを展開するロイヤルグループの首席料理長が監修しているため、おいしさの面でも信頼できます。

 外食で味わえるような本格的な味わいを、イオン系列のお店で購入できるところもうれしい。比較的入手しやすいというメリットも、「プロのひと品」シリーズの大きな特徴ですね。

イオン「プロのひと品」シリーズおすすめ1品目
「味わい深い5層の重ね焼き スパイス&ハーブ香るビーフと特製ソースのグラタン」(645円、税込み/以下同)

猪坂 「お肉も野菜もどちらも食べたい!」という人におすすめなのが、この商品。牛肉をじっくり炒めて8種のスパイスとハーブで味付けされているので、深い風味を楽しむことができます。ホワイトソースとチーズで濃厚なコクも感じられるでしょう。

 栄養的には、じゃがいもやなす、トマト、たまねぎなどが含まれており、食物繊維を5.4gも摂れるところが良いですね。塩分も控えめなので、むくみや高血圧が気になる人にもおすすめできます。

イオン「プロのひと品」シリーズおすすめ2品目
「煮込んだオニオンとトマトに8種のスパイスを合わせた野菜だけなのにコクのあるカレー」(429円)

猪坂 野菜不足を解消したい人におすすめのカレーです。たまねぎとトマト、ズッキーニ、赤ピーマン、黄ピーマン、なす、じゃがいも、にんじん、オクラと9種類の野菜が入っており、食物繊維を5.8gも摂れます。

 しょうがやにんにく、ガラムマサラなどで、コク深い味わいに仕上げられている点も良いですね。自宅でも手軽に外食のような味わいを楽しめるでしょう。

――続いて、ニチレイ「アットホームバル」シリーズはどうですか?

猪坂 日本の冷凍食品メーカー大手「ニチレイ」が展開する、家でバルのようなメニューを楽しめる「アットホームバル」シリーズ。あめ色たまねぎソースのステーキや、野菜のビネガーソースと絡めたサーモンなど、ワインのおつまみにもなるメニューが楽しめます。

 どのメニューも、主菜(肉や魚などのメインのおかず)だけでなく、副菜(野菜のおかず)もそろっているので、たんぱく質と野菜をバランスよ摂れる点が推しポイントです。

ニチレイ「アットホームバル」シリーズおすすめ1品目
「牛カットステーキ あめ色玉ねぎソース」(648円)

猪坂 主菜として「牛カットステーキ あめ色玉ねぎソース」を、副菜として「クリームスピナッチ風マッシュポテト」と「きのこと赤ピーマンのソテー」を一緒に楽しめるメニュー。牛肉にかかっている「あめ色玉ねぎソース」は、東京・銀座のフランス料理店・マルディグラのシェフが監修したもので、ひと手間かけられた本格的なフレンチの味を楽しめます。

 栄養面から見ても、牛肉でたんぱく質、ジャガイモやほうれん草、赤ピーマンで野菜をきちんと摂取でき、ポイントが高い。1品でたんぱく質と野菜を補給するなら、便利な商品ですね。

ニチレイ「アットホームバル」シリーズおすすめ2品目
「鶏もも肉のステーキ スパイスカレーソース」(594円)

猪坂 こちらも、鶏もも肉ステーキにかかっているのは、マルディグラのシェフが監修したソース。14種のスパイスと2種のハーブで丁寧に仕上げられたカレーソースが、チキンのおいしさを引き立ててくれるでしょう。

 副菜は、ほうれん草とコーンのソテーと枝豆のマッシュポテト。ソースにも野菜が入っており、これ1品で、ほうれん草やトマト、にんじん、枝豆などさまざまな緑黄色野菜を摂ることができます。また、メインは脂質の少ない鶏肉なので、脂っぽいお肉が苦手な人にもおすすめのメニューです。

――最後に、「Picard(ピカール)」のおすすめメニューを教えてください。

猪坂 Picardは、フランスで有名な冷凍食品の専門店です。「牛肉の赤ワイン煮込み」や「エスカルゴ」「クロワッサン」のようなフランスを感じさせるメニューだけでなく、「ミラノ風リゾット」「ベトナム風エビ春巻」「フムス」など、他国の料理も多数ラインナップされています。

 また、パスタだけ見ても普通のロングパスタやペンネ、タリアテッレやニョッキ、ラビオリなど、日本では珍しいメニューがそろっていて、選ぶ楽しさがあるのも「ピカール」の良さ。ホームパーティやおもてなしの際にも役立ちそうです。

「Picard(ピカール)」おすすめ1品目
「鶏肉と小さなパスタ きのこソース」(699円)

猪坂 鶏のむね肉がごろごろと入っており、たんぱく質をしっかり補給できるメニュー。マカロニには、ポルチーニ風味のきのこクリームソースがかかっているので、コクのあるパスタが好きな人には特におすすめします。また、マッシュルームから食物繊維が補給できる点も良いですね。

「Picard(ピカール)」おすすめ2品目
「チレ・レジェーノ」(799円)

猪坂 野菜を摂りたいなら、この「チレ・レジェーノ」がおすすめ。「チレ・レジェーノ」とは、メキシコの家庭料理の一つで、辛くない唐辛子(チレ)にお肉やチーズを入れて揚げたメニューのことを指します。

 ピカールでは、大きめのパプリカに豆や野菜、チーズを詰め、コリアンダーやオレガノがきいたトマトベースのソースをかけて、スパイシーに仕上げています。お肉は入っていませんが、しっかりとした食べ応えがあるので、夕食などのおかずにもおすすめです。

 今回ご紹介した商品のように、最近の冷凍食品は、外食メニューのようにひと手間加えられたものや、他国の料理を本格的に楽しめるものが増えています。忙しいときでも手軽に栄養補給したい人にもおすすめなので、ぜひ好みのメニューを見つけて、自宅で楽しんでみてくださいね。
(文:佐藤真琴)

猪坂みなみ(いのさか・みなみ)
管理栄養士。大学卒業後、大手食品メーカーにて商品企画や研究開発などに従事。ダイエットアドバイザー、料理研究家助手、医療ヘルスケアベンチャー企業の商品企画職等を経て、現在はLINEで気軽に取り組めるパーソナルダイエットプログラム「ダイエットナビ」の運営や、ヘルスケア領域の新規事業開発アドバイザリー、法人向けの健康経営サポート等を行う。
HP「Diet Solution Lab

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