主演の川口春奈とSnow Man・目黒蓮の共演が話題の連続ドラマ『silent』(フジテレビ系)。10月6日に15分拡大で放送された初回は、世帯平均視聴率6.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。同枠で前クールに放送されたHey!Say!JUMP・中島裕翔主演『純愛ディソナンス』の初回4.8%を1.6ポイント上回った。
完全オリジナルストーリーの『silent』は、川口演じる主人公・青羽紬が、目黒演じる“若年発症型両側性感音難聴”を患った学生時代の元カレ・佐倉想と8年ぶりに再会する、切なくも温かいラブストーリー。紬の現在の交際相手・戸川湊斗役には鈴鹿央士、想に寄り添う聴覚障害者の女性・桃野奈々役に夏帆、手話教室の講師役に風間俊介、想の母親役に篠原涼子と、豪華キャストが揃う。
「『純愛ディソナンス』が、第4話から最終回まで3%台と大爆死。『silent』がこの不調を引きずってしまうのではないかと心配されていましたが、やはり目黒の出演作とあって、初回6.4%とまずまずの結果に。今後、同作が、聴覚障害をどのように扱っていくのか注目を集めています」(芸能記者)
※以下、初回のネタバレがあります。
初回では、8年前と現在のシーンが交互に登場。紬が想に告白する姿や、想が「好きな人がいる。別れたい」と一方的に別れを告げる切ない場面などが描かれた。
また、初回の終盤では、想の難聴を知らない紬が、街で偶然想を見かけた想に「無視することないじゃん!」「ちょっと話そうよ」と声をかけるシーンも。この時、手話で「声で話しかけないで。一生懸命話されても、何言ってるかわかんないから」と涙ながらに訴える想に対し、心を動かされた視聴者は多かったようだ。
ネット上では、「想役の子の演技がすごいと思ったら、ジャニーズの子なのか! 思いを手話に乗せて話す姿が圧巻」「目黒さんは手話がうまいし、病気のつらさを見事に表現されていますね」「めめ(目黒の愛称)の繊細な表情と役柄が合ってる」と目黒を称賛する声が続出しているほか、「川口春奈がとにかくかわいい」というコメントも多いようだ。
一方で、川口の演技に対して「顔はかわいいんだけど、演技が一本調子で何を演じても川口春奈にしか見えない」「いつも同じ演技だと感じる」「話し方が単調で、セリフ回しが強めだから、恋する切なさを表現するにはミスキャストかな」と厳しい声も目立つ。
「特に、高校時代の告白シーンや、想から別れを告げられる場面において、主人公の表情や口ぶりがあまりにもあっさりとした印象であったことから、『夏帆ちゃんが主演なら、もっと印象的なシーンになりそう』といった意見も。そんな夏帆は、初回の登場シーンは少なかったものの、『表情の演技がすごい』『セリフないのに、心の機微の表現が見事』と話題になっていて、『川口春奈もいいんだけど、夏帆に食われそう』『夏帆ちゃんの演技が豊かすぎて、川口春奈の能面演技が目立っちゃった感じ』という指摘も見られます」(同)
視聴者から「泣いた」報告が相次ぎ、Twitterでタイトル名のハッシュタグがトレンド1位を獲得するなど、大反響を呼んでいる『silent』。『純愛ディソナンス』のような大爆死は免れたいところだが、果たして……。