10月10日、2022年大みそか放送の『第73回NHK紅白歌合戦』で、大泉洋と橋本環奈が司会、また嵐・櫻井翔が「スペシャルナビゲーター」として出演すると発表された。現在、マスコミや芸能プロ関係者の間では、櫻井を“謎の枠”で起用したNHKの思惑について、ある臆測が飛び交っているという。
嵐は初出場となった09年以来、『紅白』とは深い関わりを持ち続けてきた。
「20年末にグループとしての活動を休止するまで、毎年出場していただけでなく、司会者としても活躍。10~14年はメンバー全員で、16年は相葉雅紀、17年は二宮和也、そして18~19年は櫻井翔が単独で白組司会に抜てきされました。なお嵐は、09年以降のジャニーズグループの出場枠に関しても、多大な影響力を持っていたとみられます。どうしても嵐に出てもらいたいNHKが、ジャニーズ事務所へのアピールとして、出場枠をどんどん増やしたのではないか……という見立てです」(芸能ライター)
グループ活動休止に伴い、『紅白』からも離れていた嵐メンバーだったが、今回は櫻井が「スペシャルナビゲーター」として復帰することになった。
「今年は、King&Prince、Snow Man、SixTONES、なにわ男子という若手グループの出場が既定路線と見られています。今回、櫻井を『スペシャルナビゲーター』という謎のポジションに置いたのは、24年のデビュー25周年に予想される“グループ再始動”を見据え、同年末の『紅白』に彼らを引っ張り出すための布石なのではないでしょうか。つまり、NHKの“本命”は数年後の嵐のようです」(スポーツ紙記者)
NHKは、来年も「スペシャルナビゲーター」として嵐メンバーを起用し、事務所や嵐との関係を保ちつつ、再来年にはグループとして出演を狙っているのではないか――そんな予想が、業界内でささやかれているという。
「大野智の芸能活動休止によって、現在、嵐メンバーは個人活動を展開中ですが、事務所は『たとえ期間限定だとしても、25周年にはグループ活動をしてほしい』というのが本音でしょう。23年には、松本潤がNHK大河ドラマ『どうする家康』で主演を務めますし、嵐全員で24年末の『紅白』に登場するプランにも前向きなはずです。とはいえ、肝心の大野自身は、いまだ芸能活動を再開するつもりはないそうで、ジャニーズ関係者も頭を悩ませているんだとか。25周年での活動再開に期待しているのは、ある意味ファン以上に、ジャニーズ関係者かもしれません」(同)
25周年の嵐再始動を見据え、いち早く種まきを始めたと見られるNHK。2年後、期待通りの“実り”を得られるだろうか。