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  • 木. 9月 19th, 2024

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目黒蓮『silent』に惨敗の山田涼介『親愛なる僕へ殺意をこめて』――「TVer」お気に入り登録数から見えてきた“意外な事実”

 主演の川口春奈とSnow Man・目黒蓮の共演が話題の連続ドラマ『silent』(フジテレビ系)の第2話が10月13日に放送され、世帯平均視聴率6.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。第1話の6.4%から0.5ポイント上昇した。

※本記事は、『silent』第2話のネタバレを含みます。

 完全オリジナルストーリーの同作は、川口演じる主人公・青羽紬が、目黒演じる“若年発症型両側性感音難聴”を患った学生時代の元カレ・佐倉想と8年ぶりに再会する、切なくも温かいラブストーリー。第2話では、想との再会を機に紬が手話教室に通い始め、想とつたない手話で会話する様子や、かつて想から「好きな人ができた」とフラれた紬が、実はそうではなかったことを知り、涙を流すシーンなどが描かれた。

 ネット上では、「開始10分で号泣した」「泣きながら笑いかける想くんの表情が切なかった」「ジャニーズのファンじゃないけど、目黒さんの演技に魅力を感じます」などと好意的な声が相次いでいる。

 その一方で、病気が原因で高校時代の友人らと距離を置いた想の思いを無視して、友人らに想の現状を口外する紬や現在の彼氏である戸川湊斗(鈴鹿央士)に嫌悪感を抱いた視聴者も多かったようで、「想が隠してきた耳のことを、勝手に周りにしゃべる紬と湊斗、ほんとお似合い」「おしゃべりカップルが不快」「この主人公、無神経すぎて好きになれない」といった声も目立つ。

「とはいえ、現在多くのメディアが『silent』の脚本や目黒の演技に対する“褒め記事”を配信していて、目黒は俳優としてもブレークしたといえそう。視聴率は決して高いとはいえませんが、『TVer』の“お気に入り”登録者数が14日時点で104万人を突破。現在も伸びていて、連ドラとしては驚異的な数字といえます」(テレビ誌編集者)

 そんな『silent』と対照的に、作風が不評を買っているのが同局のHey!Say!JUMP・山田涼介主演ドラマ『親愛なる僕へ殺意をこめて』だ。第1話が世帯平均視聴4.5%と低調スタートとなった同作は、12日に放送された第2話で3.5%まで減退してしまった。

「『親愛なる僕へ殺意をこめて』は、連続殺人事件の容疑者という父親を持つ二重人格の主人公・浦島エイジが、猟奇的な殺人事件に自身が関わっているのではないかと苦悩するサスペンス。初回はリアルな拷問シーンや自殺シーンといった過激な場面が何度も登場したため、『グロすぎて見てられない』『残酷すぎて、早々に脱落した』と訴える視聴者が相次ぎました」(同)

 なお、同作の「TVer」“お気に入り”登録者数は54.2万人(14日現在、以下同)。『silent』と比べると少ないように見えるが、意外にも、同局の吉沢亮主演『PICU 小児集中治療室』の41.2万人や、Kis-My-Ft2・玉森裕太主演『祈りのカルテ~研修医の謎解き診察記録~』(日本テレビ系)の36.8万人、『親愛なる僕へ殺意をこめて』の裏番組にあたる奈緒主演『ファーストペンギン!』(同)の35.6万人を上回っている。

「視聴率では惨敗している『親愛なる僕へ殺意をこめて』ですが、実は第1話の見逃し再生数(『TVer』『FOD』『GYAO!』の合計)が5~10日の6日間で223万再生を達成するなど、好調のようです。『親愛なる僕へ殺意をこめて』は家族団らん中に見る内容とはいえないため、家庭のテレビでのリアルタイム視聴は、どうしても『ファーストペンギン!』に流れてしまうのでしょう」(同)

 主人公のキャラクターに賛否が飛び交いながらも、今期上位の話題作といえそうな『silent』。一方、見逃し配信で健闘している『親愛なる僕へ殺意をこめて』は、どこまで差を縮められるだろうか。

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