ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、関西ジャニーズJr.(火曜)、少年忍者(水曜)Travis Japan(木曜)7 MEN 侍(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、10月6日~12日公開の動画を注目度順にチェックします!
HiHi Jets・高橋がシャウトした「放送できない」5文字は?
10月9日に上がったのは「HiHi Jets【秋の5人旅】淡路島で絶叫!神話に触れて~第1夜~」(再生回数は14日時点で19万台)。今回から秋の5人旅in徳島編がスタートし、1本目は兵庫県の淡路ワールドパークONOKOROでロケを行っている。
まずは、この旅で使えるお食事券をかけて、3番勝負を実施。大射的ボール、大芝滑りを全力で楽しんでいた。そんな今動画について、ファンの間で話題になっているのは最後の競技・大声ジップラインでのとあるシーンだ。
これは、1人ずつジップラインの中間地点で“5文字の言葉”を叫び、ほかの4人がそのワードを予想するというゲーム(挑戦者は正解数に応じて得点ゲット)。トップバッターの井上瑞稀は「こんにちは」と比較的にわかりやすい5文字をチョイスした。
一方で、最後の高橋優斗は「どうしようかな?」と迷っており、スタッフに「最近はやりの歌ってありますか?」と質問。実際に叫んだ内容は「バキューン」の音でかき消されていたが、それを聞いた4人は「え?」(橋本涼)「大丈夫? あれ」(作間龍斗)「いや、ダメじゃない?」(井上)と明らかに戸惑いの表情を浮かべていた。
なお、「かなしき業務連絡 ※大丈夫じゃなかったです」とテロップが入り、高橋が戻ってきた後には猪狩蒼弥が「大人サイドから『あれはいかがなものか?』と。高橋さん、放送できないので失格ということで……」と発表。
本人は「そんな危険なワード言ってないよ」と主張するも、猪狩は「危険なワードではないけど、子どもとか……」とチクリ。高橋は「俺がヤバいワード言ったみたいになっちゃうじゃん」と訴えたが、「それなりにヤバいワード言っちゃってる。何か叫んだってのはわかるんですけど、たぶん音声もボカシです」(猪狩)と断罪した。ちなみに17分20秒~31秒頃、よく見ると作間のスケッチブックに「彼女」の2文字が見えるような……。
実際に高橋がどんな5文字を叫んだのかはわからないため、単純に思いついた言葉がほかの人からするとよくなかったのか、それとも意図的にNGワードを発したのかは不明だ。ただ、もし高橋が悪ノリであえて動画的に使えないワードを放ったのであれば、それは“スベっている”と言わざるをえない。
筆者を含め、モヤモヤした気持ちを抱えた視聴者は多く、SNS上でも「ゆうぴが叫んだ5文字が気になりすぎる」「最後に優斗さんが言った5文字が想像つかなくてモヤモヤして終わった」「優斗が叫んだ5文字って何? はやりの曲だと『うっせぇわ』(Adoの曲)?」「優斗くん的にはOKだけど、スタッフはアウト、子どもには悪影響な5文字の言葉ってなんだ?」と疑問の声が相次いでいる。
一方、「ゆうぴがNGワードを叫んで失格になったの爆笑した」「優斗くんに限らず、HiHi Jetsはルールギリギリを攻めるところがいいから、これからものびのびやってほしい」と好意的なコメントもあり、筆者の予想に反して、さほど高橋に対する手厳しい意見は上がっていないようだった。
一体、彼はなんとシャウトしたのか、謎は深まるばかりだ。
10月11日は、「Aぇ! group【福本大晴の相関図】俺の全てをさらします!」が公開された。タイトル通り、福本の交友関係を深掘りする企画だ。
まずは「あこがれの先輩」として、ジャニーズWEST・重岡大毅、嵐・櫻井翔の名をホワイトボードに書いた福本。重岡については「僕が小6(小学校6年生)の時に、ヨレヨレのTシャツ着とって。で、それを見て重岡くんが『お前、なんやその服。俺の服持ってくるわ』って。次の日、ボストンバッグぐらいの大きいカバン3つぐらい持ってきて、俺の楽屋にポンッと置いといてくれた。全部。そんだけ愛ある人おらんなと思って」と明かし、佐野晶哉は「カッコええ!」と感激していた。
一方、福本は最近になってHiHi Jets・猪狩蒼弥、美 少年・岩崎大昇と食事に行ったとか。3ショットの写真が送られてきたという正門良規は、「見たことないぐらいエンジョイしてた。『イェーイ!』って」とその様子を暴露。小島健から「お前イキんなよ、外出た時に」と忠告されてしまった。
ジャニーズ以外の交流では、お笑いコンビ・見取り図の盛山晋太郎と連絡先を交換したとか。末澤誠也が「盛山さん、教えてほしいわ。連絡先」と羨むと、「言ったらいけますよ」と余裕ぶっていた。
実は、よゐこ・濱口優とメンバーをつないでご飯に行く機会を作った実績があるという福本。「濱口さんと一緒の感じですね。濱口さんパターンってことですよね?」と口にすると、「今の言い方嫌やったわぁ~」(末澤)「イキリスト、イキリスト!」(小島)「ちょっと嫌いになった」(正門)と総ツッコミを受けていた。
ちなみに、メンバー内で「苦手な人」を答えるよう求められた際、福本は「リチャード」(草間リチャード敬太)とハッキリ記入。その理由に関しては「リチャくんは、ノリかガチかわからん時があるから、それをちょっと直してほしいところがある」と明かした。
そんな中、収録が始まる前に草間が「俺、大晴の笑い方嫌いやねん」と言い放つ証拠映像も公開。本心なのか、「それはガチ」(草間)と真顔で強調していたのだった。
再生回数はLil かんさいが10万台、Aぇ! groupは34万台(14日時点)。
10月6日の動画は「Travis Japan【25年目の真実】宮近誕生日の裏側ってこんな感じ!」(再生回数は14日時点で21万台)。9月22日にインスタグラムでライブ配信した宮近海斗の誕生日パーティーの裏側に密着した1本だ。
Travis Japanは今年3月下旬より“武者修行”のため、アメリカ・ロサンゼルスに留学中。メンバーの誕生日をアメリカから配信するのは中村海人、松田元太、七五三掛龍也に続いて4人目となるそう。パーティーに必要なものは自分たちで調達しているようで、「実は毎回、みんなで買い物に行って準備をしてってやっているんですよー(汗) そんな手作りな感じのウラ側を今回、特別にお届けします!」と記載されている。
まずは、七五三掛、川島如恵留、松倉海斗の3人で買い出しへ。松倉が中心となり、宮近のメンバーカラー・赤に合わせたケーキや飾り付けグッズを探していると、川島は「待って。今までで一番力入ってない? え、入れすぎじゃない?」「次、まちゅの誕生日だから……?」と指摘。11月14日に誕生日を控える松倉は「よく、ちゃんとやってほしいんで」と発言していた。
そして、帰宅後は松倉のもとに中村、松田、吉澤閑也が加わり、室内を装飾していく。合間に宮近の部屋から赤い洋服を持ち出し、準備は完了。一方、主役の宮近もバッチリと赤いカーディガン&ニット帽を着て待機していた(うれしそうな笑顔が可愛い)。こうして、一丸となってメンバーの誕生日をお祝いする様子や、愛にあふれた空間は非常に微笑ましく、ほっこりした気持ちになる動画だ。
なお、そんなTravis Japanといえば、10月28日にデビュー曲「JUST DANCE!」を配信リリースし、全世界デビューを果たす。概要欄には「世界配信デビューに向けて、着々と進んでおります! みなさま、楽しみに待っててね~」とも書かれていた。彼らの海外生活がいつまで続くのかは不明ながら、今後の誕生日ライブ配信も楽しみに待ちたい。
10月7日に更新されたのは「7 MEN 侍【運勢UPのため改名!?】ジャニーさん!許してね!!」(再生回数は14日時点で11万台)。今回は、2週にわたって欠席していた佐々木大光が復活し、「占いで改名してみよう」という企画を実施。
占い芸人・天狗の横山裕之がゲストで登場し、全員を姓名判断で占った上で、より運気が上がる新しい名前をつけるとのこと。趣旨を聞いた佐々木が「俺らってできないじゃん、改名したくても」と言うと、矢花黎は「例えばYouTube内だけでその名前を使うとか」と提案していた。
まずは、占いの結果をランキング形式で発表。5位に選ばれたのは復活したばかりの佐々木で、横山は基本の性格を言い当てた後、「ちょっと引き寄せが強いんですよ。それは例えば人でもそうですけど。注意してほしいのは事故とか病気」と忠告した。
横山は、事前に個人のプロフィールも調べてきたようで、「夢の国(東京ディズニーランド)好きですよね?」「改名するならこちらですね。小熊畑 歩林(こぐまばたけ ぽりん)」と発表。佐々木は「ふざけてるな!」とご立腹だったが、最終的に「じゃあこれ、YouTubeで使っていくか」と受け入れていた(11分56秒頃、さっそくテロップで“歩林ちゃん”呼びされている)。
その後もメンバーは「肉見語 馬屯(にくみがたり ばとん)」「土竜梅 雲玉(もぐらうめ うんたま)」「四五六崎 茶々(しごろくさき ちゃちゃ)」と独特すぎる名前をゲット。
ちなみに、中村嶺亜について横山が「この名前は、やっぱりちゃんと相手の気持ちをちゃんと考えて行動できるタイプの人というか。だからモテます、正直」と分析すると、本人は「あ~、よく言われます」「はい、モテます。確かに」とすんなり肯定。ジャニーズアイドルのストレートな「モテます」発言に、矢花は「あんま言うなよ!」とツッコんでいた。
最後は7 MEN 侍にも斬新な名前がつくと、中村は「ジャニーさん(ジャニー喜多川前社長)、変えていい?」と呼びかけ。横山が占い芸人ということもあるのか、こうした企画ではあまり見ないようなユニークな発想と“バラエティ企画寄り”なトークが楽しめる1本だった。
10月8日の動画は「美 少年【ダンス動画】Boom SHAKALAKA(Dance Practice)」。今回は、美 少年の新曲「Boom SHAKALAKA」のダンス動画を初公開。概要欄には「細部までこだわったダンスを、見てもらえたら...嬉しいっす!!!!!!」と記載があり、細かい手振りなどがある振り付けになっているよう。これまでの美 少年の楽曲にはあまりなかったジャンルのダンスに挑戦している印象だ。
また、こうした“ガシガシ踊る系”のパフォーマンスは新鮮なだけに、コメント欄やコミュニティでは「レベルの高い振り付けなのに、細かいところまでみんなの動きがそろっていて鳥肌が立った!」「6人の振りがそろっていて、本当にカッコいい!」「上下左右に動き回ったり、フォーメーションもどんどん変わっていって、思っていたよりもダンスが難しい曲だと思った」と絶賛の声が続出。
また、美 少年ファンではない視聴者なのか、「久しぶりに美 少年のダンスを見たけど、めちゃくちゃうまくなってない!?」「まとまりがあって成長がスゴい」「ほかのグループのファンだけど、惚れた」という好反応も見受けられた。再生回数は14日時点で27万台と順調に伸びている。
少年忍者の動画は、プロモーションの「【動体視力王】ちゃんと見て!移動式間違い探し」(10月10日)と、通常回「【2012年入所】檜山光成の歴史…初出しエピソードも!」(12日)の2本が配信されている。
1本目は、株式会社わかさ生活の機能性表示食品「ブルーベリーアイ PRO」とコラボレーション。青木滉平、ヴァサイェガ渉、織山尚大、川崎皇輝、黒田光輝、檜山光成、深田竜生、元木湧の8名が2チームに分かれ、観察力と記憶力が必要な「動体視力グランプリ」(要は間違い探し)を行っている。視聴者も一緒に考えることができるため、彼らのユニークな変装に要注目だ。
そして通常回は、主役の檜山をはじめ、青木、織山、ヴァサイェガ、元木、内村颯太の6人が登場。少年忍者は21名の大所帯グループだが、偶然なのか、内村を除く出演者が1本目の動画と被っている。
なお、こちらは元木、ヴァサイェガに続く「俺のこと覚えてる?」シリーズの第3弾。檜山との思い出を振り返っていくトーク企画だ。
まず、進行役の青木は「ルール説明に行く前に……」と断ると、Travis Japanのデビュー決定を祝福した。檜山は、川島如恵留とテレビ電話した様子をエンタメサイト・ISLAND TVで公開(10月2日アップの動画)していたが、ヴァサイェガは松倉海斗と連絡をとったとか。青木は「本当にね、頑張ってほしいよね。俺たちもさ、たくさんお世話になったからさ。みんなで盛り上げていきたいですね」とエールを送っていた。
一方、本題における最初の質問は「檜山光成と初めてしゃべった場所と言葉は?」。青木が「バレー応援会場 『コンサート何回目?』」と答えると、一同は「うわ~、言いそう!」と共感し、「言われたかわかんないけど、檜山くんといえば、これ言ってるっていう話でさ……」(青木)とのことで、檜山は“後輩にマウントをとっていた過去”があったようだ。
そんな中、檜山は織山との記憶として、TOKYO DOME CITY HALLで「くつひも結べ!」と言われたことを回顧。「当時の舞台裏、バックヤードが(美 少年・佐藤)龍我、俺、尚大の順番で衣装が並んでたの。その時に俺、くつひもしょっちゅうほどけちゃって。戻ったら『お前、くつひも結べって言ってんだろ!』」と振り返ると、織山も「けがするんすよ!」「たぶんそれ5回ぐらいあった」と反論。「本当、後半ブチ切れられてた」とこぼした時も、織山は「リハ場から言ってんだもん!」と辛らつな一言を放っていた。
また、「檜山からもらってうれしかったプレゼントは?」というお題では、それぞれの関係性が垣間見えたほか、「普通にたぶんね、めちゃくちゃいい子」(織山)と褒め言葉も。ヴァサイェガへの贈り物に関するエピソードで、檜山の気配り上手な一面も明らかになっていた。
再生回数は、14日時点でともに12万台を記録している。
10月11日は、関西Jr.の動画「Lil かんさい【夏の思い出旅】琵琶湖でマリンチューブ」が公開された。
Lil かんさいは「舞台お疲れさまでした! Lil かんさい 夏の最後に思い出作ろうツアー」と題し、滋賀県・琵琶湖で撮影を敢行。最初に行うのはマリンスポーツで、ジェットボードにつながれた丸型のボートに掴まり、最後まで振り落とされずに耐えられるかどうかを競うという。
最初の対決後は「絶叫的な面白さある」(當間琉巧)「めっちゃ怖い」(岡﨑彪太郎)と両極端の感想が出たものの、嶋崎斗亜は「見てる側、バリおもろい」と大喜びしていた。誰が優勝したのかは、ぜひ今動画で結果を確かめてほしい。