10月16日放送のバラエティ番組『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)で、レギュラー出演者の田中みな実が「野球選手に口説かれたこと」をステータスにしている女性について、否定的に語る場面があった。
放送では、本命の彼氏がいながら、合コンなどで出会いを求める女性の話題になり、田中が「こういう子は、ステータスとか、芸能人とか、もっと人脈を増やして、もっともっと自分を強くするための人脈作りに励んでる気がして嫌なんですよ」と、苦手な同性のタイプについて発言。
これに、同局・弘中綾香アナウンサーが同調した様子で「いますよね。自分が誰と知り合いかで権力を晒してこようとする人」と続けると、田中は「そう。“この野球選手に口説かれたことがある”っていうことを、自分のステータスにしてる人」と具体例を挙げた。
さらに、弘中アナが「お笑い芸人さんとか」と野球選手だけでなく、お笑い芸人の名前を挙げる女性もいると指摘すると、田中は「『すっごいしつこかったから断ったんだよね』っていう、そこまで(がセット)」と補足。これを聞いていた南海キャンディーズ・山里亮太が「うわー! ここ(有名人)をフったことで、ここよりも(自分の)格が上であるとするために!?」とドン引きすると、ゲストの俳優・岡田将生も「多いってことですよね? そういう方が。今後、そういうふうに考えたほうがいいんだな……」と感慨深げに反応していた。
この放送を受けて、女性タレントがバラエティ番組などで“過去に口説かれた有名人”を告白するシーンを想起した視聴者も少なくないようだ。
「トーク番組では、元アイドルやグラドルが『お笑い芸人に口説かれた』と実名告白する場面をよく見ます。例えば、昨年5月放送の『ラヴィット!』(TBS系)では、元AKB48の前田敦子がトレンディエンジェルのたかしから、電話番号入りのマカロンを渡されたと暴露。ただ、たかしについては、元でんぱ組incの最上もがなど複数の女性タレントが口説かれたことをネタにしていて、安田大サーカス・クロちゃんに並んで“安全な暴露ネタ”として元アイドルの間で定番化しているようです」(芸能記者)
このほかにも、過去には歌手の華原朋美が、ココリコ・遠藤章造から口説かれた過去を『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)で明かしたり、爆笑問題・田中裕二の妻である山口もえが『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)に出演した際、“超有名サッカー選手”や“国民的ミュージシャン”に口説かれたことを坂上忍に耳打ちした例など、枚挙にいとまがない。
また、田中が言っていたように、野球選手から口説かれたことを自慢げに語っていたタレントも……。
「昨年6月放送の『Abema的ニュースショー』(ABEMA)に出演したギャルタレントのゆきぽよは、『プロ野球選手に口説かれた』と書かれたスケッチブックを掲げながら、『普通にお食事に行こうって誘われて、行ったらプロ野球選手の方がいらっしゃって……』と当時を回顧。『めちゃめちゃ口説かれ、LINEもしつこかった』ものの、『タイプじゃなかった』ため『(LINEを)ポイポイってしてた』そうですが、のちに調べたところ『とんでもない選手』であることが発覚したとか。ゆきぽよは、『めちゃめちゃ有名すぎて、“うわ、逃した”って思って』と相手の大物ぶりを強調し、番組を盛り上げていました」(同)
ゆきぽよが超有名野球選手に口説かれたことにステータスを感じているかは不明だが、田中にとっては受け入れがたい“モテ自慢”といえるかもしれない。