関ジャニ∞の冠番組『関ジャニ∞の あとはご自由に』(フジテレビ系)。10月17日深夜放送回では、前週オンエアされた俳優・片桐仁とのアドリブドラマ「∞組の引き金」について振り返りながらトークを展開した。
片桐扮するヤクザの組長が、娘を弄んだ人物を探すべく、横山裕、村上信五、丸山隆平演じる3人の構成員を問い詰めていくというシンプルな内容になっていた今回の物語。
しかし、時系列に沿って進行していったこれまでのドラマとは違い、番組始まって以来初となる「タイムリープ」設定が用いられ、第一幕と第二幕はほぼ同じセリフで展開。さらに、第三幕はタイムリープを16回も繰り返した後の世界が舞台になっていたため、別室でモニタリングしていた安田章大を含め、関ジャニ∞メンバーは大パニック。
主演のほか、監督・脚本を務めた片桐は「タイムリープ」設定の物語にずっと挑戦してみたかったそうで、撮影後のインタビューでは、「第一幕とまったく同じことを第二幕でやらされるっていうのがミソですから。“関ジャニ∞を完封する”っていうのをやらせてもらえた」と満足そうに語っていた。
一方、横山は、第二幕が終わった後に一同がタイムリープしていることに気がついたとか。第二幕の冒頭で、一幕と同じナレーションが流れたため、一幕とは違う動きをしてみたものの、「二幕が終わった時に、何も(展開が)変わらなかったから、何かを変えないといけないと思ったんですよ」と告白。
また丸山は、「『まどマギ』とか『Re:ゼロ』とかもそうですけど、必ずこういうセリフあるじゃないですか。“何かを変えなきゃいけない” みたいな」と、タイムリープをモチーフとしたアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』(TBS系)や『Re:ゼロから始める異世界生活』(テレビ東京系)を例に挙げながらトーク。「結果、みんなが3回目(第三幕)に入る時に、本当にタイムリープした人の心理になってるんですよ。(片桐に)完全に踊らされてるんですよ」と興奮気味に撮影を振り返った。
そんな丸山は、第三幕の開始早々に短刀で自決。「たぶん1人ぐらいは、(タイムリープの)世界から抜け出すために『こりゃ無理だ』って死ぬやつがいても、(物語に)奥行きができるかなと思って」とその理由を語ったが、これは片桐にとって想定外の展開だったという。
ドラマはその後、片桐が拳銃で村上と横山を撃ち、後を追うように自殺。暗転し、「こうなることもあるんだな。もう1回やるか?」とつぶやく片桐に、村上が「いや、もうええわ!」とすぐさま反応したところで終幕したが、村上は無意識のうちに言葉を発していたようで、「生粋のナニワの血が入ってんやろうな」(横山)「MCやりすぎよ」(丸山)とツッコまれていた。
なお片桐は、もし村上や横山に銃を奪われてしまった場合、ソファの下に隠していたもう一つの銃を使おうと思っていたと話し、関ジャニ∞4人は「うわー!」と驚がく。「『これであの世に行ける』って言ってバーンって撃ったのに、『もう1回やる?』って言う」想定だったといい、数パターンの展開を用意していたようだ。
そんな中、横山は「オンエアする前に、大倉(忠義)入れてやりたい、俺。俺らだけ(設定を)知ってて……」と、収録を欠席していた大倉忠義に今回のドラマを演じさせたいといたずらな笑みを浮かべて発言。「なんでこの人ら、従順なこと何回もすんねやろうって……(と思う大倉が見たい)」と、楽しそうに語っていたのだった。
この日の放送に、ネット上では「片桐さんの構想とエイトの対応力すごい」「村上さん、まさか最後のツッコミ言った自覚がなかったなんて(笑)」と驚く声のほか、「横山さんが大倉くんの名前出してくれてうれしかった」「弟がかわいくて仕方ないからいたずらしたくなる愛あるお兄ちゃんって感じ」「確かに何も知らない大倉くんを加えたバージョン見たいな」などのコメントが寄せられていた。