ニュースサイト「東スポWEB」が10月19日、今年4月まで「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載されていた人気漫画『ゴールデンカムイ』(以下、『金カム』)の実写映画の主演に、山崎賢人が内定したと報道。しかし、ネット上の原作ファンは拒絶反応を見せているようだ。
2014年8月に連載がスタートした『金カム』は、明治時代の北海道を舞台としたサバイバルバトル漫画。主人公の元軍人・杉元佐一が、アイヌの少女・アシリパと行動をともにしながら、アイヌが残したという金塊を求めて旅をする……といった内容だ。
「そんな『金カム』の実写映画で主演に抜てきされたと報じられている山崎は、同じく『週刊ヤングジャンプ』で06年1月から連載中の人気作品『キングダム』の実写映画でも主演を務めるなど、“漫画原作”の映像化で起用されることが多い俳優。実写版『キングダム』は、19年4月に公開された1作目が、同年の邦画実写作品において興行収入1位となる大ヒットを記録。今年7月公開の実写版2作目『キングダム2 遥かなる大地へ』も、翌月には興収45億3000万円を超え、シリーズ累計で興収100億円を突破したことが報じられました」(芸能ライター)
なお、山崎は現在、TBS系「日曜劇場」枠で放送されている連続ドラマ『アトムの童』で主演中。「東スポWEB」によると、この撮影が終わり次第、実写版『金カム』の撮影に参加予定だとか。
「しかし、同ニュースを知った原作ファンは猛反発。ネット上では、『山崎賢人は確かにカッコいいけど、「金カム」に求めてるのはイケメンじゃない』『筋骨隆々の杉元役とは体形が違いすぎる』『山崎賢人が悪いんじゃなくて、そもそも「金カム」を実写化しようとする人たちが悪いのよ』『ほかの登場人物も、適役っぽい俳優さんいないもんね』といった声が飛び交っています」(同)
また、『キングダム』シリーズは大ヒットした山崎だが、実写モノで“大コケ”してしまったケースも。
「人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』(同)の実写映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(17年8月公開)でも、山崎は主演していましたが、ネット上のレビューはブーイングの嵐に。大規模上映だったにもかかわらず、最終興収は10億円に届かず“大爆死”となりました。『第一章』を掲げていたものの、続編制作は中止になったものとみられます」(同)
過去には、剛力彩芽とのダブル主演作『L・DK』(14年4月公開)や、土屋太鳳の相手役を務めた『orange -オレンジ-』(15年12月公開)、広瀬すずとダブル主演した『四月は君の嘘』(16年9月公開)など、少女漫画の実写版に出演することも多かった山崎。「実写版には山崎が起用されがち」というイメージが世間に浸透しすぎているため、「原作ファンは、『金カム』制作陣がキャスティングに手を抜いていると感じたのかもしれない」(同)との指摘もある。
もし山崎が正式に『金カム』の主役を務めることになったあかつきには、『キングダム』シリーズのように大ヒットへと導けるのだろうか。