「地元ノリを全国ノリに」「放課後の延長」というスローガンを掲げる5人組YouTuberグループ・コムドット。彼らにとって地上波初の冠番組となる『コムドットって何?』(フジテレビ ※関東ローカル)が9月27日深夜より6週連続で放送中だが、最終回のゲストにファンがどよめいている。
4月に同局バラエティ番組『突然ですが占ってもいいですか?』にゲスト出演し、地上波初出演を果たしたコムドット。これまで、ちまたでは「YouTuberのテレビ進出は難しい」と言われてきたが、コムドットが目標の一つに掲げていた冠レギュラー番組をスタートさせたとあって、ついに「テレビとの垣根を越えるのではないか」と多くのファンが期待しているようだ。
「『コムドットって何?』は、『突然ですが占ってもいいですか?』のプロデューサーらが手掛けている番組で、フジも彼らをタレント化させようとプッシュしている様子。以前は、素人臭さゆえの親近感がウリでもあったコムドットメンバーですが、メディア露出の増加とともに、最近はビジュアルが洗練され、咄嗟の対応力も上がってきたともっぱらの評判です」(芸能記者)
10月25日深夜放送の『コムドットって何?』では、お笑いタレントの大久保佳代子がゲスト出演した。オープニングトークでは、リーダーのやまとが“コムドットを知っているか”と質問すると、大久保が「(聞いたこと)あります」と回答。その後、「検索禁止クッキング」と題した料理企画が行われ、メンバーがおにぎりを握る様子やアボカドをカットする姿を、大久保が別室からモニタリングする企画が放送された。
ネット上では、「コムドット、すっかりタレントさんだね!」「芸能人と並んでも堂々としてて、まったく浮いてない」と称賛する声がある一方で、「こんなYouTubeみたいな内容、テレビでやる意味がわからない」「大久保さんがいるから成立してるけど、もしコムドットだけだったら地獄だな」「終始受け身だし、これならジャニーズ出したほうがよっぽど気の利いたコメントするでしょ」とネガティブな声も見られる。
「前回はオードリー・春日俊彰がゲスト出演し、春日チームとやまとチームに分かれて『クレーンゲーム対決』を実施。喜んだり悔しがったりといったリアクションが主だったため、コムドットメンバーも得意な様子でした。しかし、今回の料理企画はトークで盛り上げる必要があったせいか、ゲストの大久保が『回し』『ツッコミ』『ボケ』と大忙し。同番組はYouTube的なノリを目指しているようで、毎回、ゆるい企画を行っていますが、やはりコムドットだけで番組を成立させるのは、現段階ではまだ厳しいのかなという印象を受けました」(同)
なお、11月1日深夜に放送される最終回のゲストは、俳優の長澤まさみ。同局で放送中の主演ドラマ『エルピス-希望、あるいは災い-』の番宣と思われるが、ネット上では「コムドットすごすぎ!」などの反応が見られる。
「コア視聴率を重視するフジテレビは、若い層から絶大な支持を受けるコムドットの勢いに乗っかりたい思いがあるのでしょう。ただ、世間ではまだ“炎上YouTuber”のイメージも強いため、“様子見”の状態。そんな中、国民的女優である長澤の口から『コムドットを知っている』と言わせるのは、大きな意味がありそう。ちなみに長澤は1月、主演映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』のプロモーションでヒカキンのYouTubeチャンネルに登場。YouTuberとの絡みにも前向きなようです」(同)
『コムドットって何?』の予告によると、最終回で「番組に関わる重大発表」があるとか。ファンからは“レギュラー続行”や“ゴールデン進出”を期待する声が上がっているが、果たして……。