関ジャニ∞の冠番組『関ジャニ∞の あとはご自由に』(フジテレビ系)。10月31日深夜放送回では、前週オンエアされた俳優・北村有起哉とのアドリブドラマ「劇団Nobody Knows」を全員で振り返りながらトークを行った。
このドラマは、「自由戦隊フリーマンショー」が行われる遊園地の楽屋裏を舞台に、北村扮する劇団長が、村上信五、丸山隆平、大倉忠義ら劇団員に、さまざまな演技指導を行うというストーリー。横山裕と安田章大は、ドラマを別室でモニタリングした。
演者の関ジャニ∞メンバーは、物語の内容を一切知らされないまま撮影に挑み、冒頭に入るナレーションを聞いて初めて自分が演じる役柄や設定を知ることになるが、今回の撮影を振り返り、横山はまず「今までとは違い、ナレーションでそれぞれのキャラクター説明をしなかった点」に着目。
主演のほか、監督・脚本を務めた北村いわく、「最初にキャラクター設定をすると、それにとらわれちゃうから、物語を進めながらいろいろな条件を与え、最初フラットだった3人がどう変化していくのかを楽しめるようにした」そうだ。この説明を受けて、安田は「どんどん(設定が)足されていくにあたって、みんなが『俺、こんなん(役)なんや』っていうのを背負っていくのが少しずつ顔に出てくるので、面白かった」と感想を語った。
なお、ドラマには第一幕と最終幕の間に、その後の展開を脚本助手と相談する「ブレイクタイム」が設けられ、今回は北村の初主演連続ドラマ『ムショぼけ』(ABCテレビ、2021年10月期)の脚本・監督を手掛けた映画監督で俳優のアベラヒデノブ氏が参加。
同氏は関ジャニ3人の演技を振り返り、特に丸山の予定調和にならず、かつシリアスな演技とのギャップに注目。「コメディアンの天才やなと思って」と大絶賛し、北村を睨みつけたときの表情については「ほんと見てて感動しました」とも語った。
しかし横山は、北村とアベラ氏が打ち合わせをしていた際、丸山が「ずっと遊んでた」と暴露。「美波里ばりの美波里。美波里ヒルズ」などと、女優・前田美波里の名前を使った独自のダンスを踊っている映像も公開され、安田は「本番でかく汗より、あそこでかく汗のほうが多かった」と指摘。アベラ氏と話し合っていた北村も、「ずいぶんふざけてんなーと思ってた」という。
そんな丸山は、アベラ氏から「監督陣とか、みんなこの番組を見てるんで。業界内注目度がすごい高いと思うんです」と聞くと、「え! ってことは、(ほかの仕事につながる)チャンスがあるってことですね?」と前のめりに。すると横山は、「この番組もそうやし、『関ジャム』もそうだけど、俺ら業界内視聴率高い番組ばっかりやろうとするな」と15年5月から続く音楽バラエティ番組『関ジャム完全燃SHOW』(テレビ朝日系)を引き合いに出しながらコメント。村上は「外に広がらんねー。内ばっかりやね」とボヤき、スタジオの笑いを誘ったのだった。
この日の放送に、ネット上では「業界内視聴率高いことは誇らしい」「そう言っていただけるのすごいよ!」「丸ちゃんの言う通り、チャンスがあってこれをきっかけにお仕事につながることもあり得るよね」と喜びや期待のコメントのほか、「どうか関ジャニ∞をよろしくお願いいたします」とアピールする声も多数上がっていた。